疑問:どうなってしまうのでしょう?
大まかに進めながら細かいことで追加していったりと
後からあれもこれもとなる事もありそうで
実際そんな事もないかもしれない。
そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので
あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。
体にあった小説をお選び下さい。
–バタン。
「駄目だ。もうこれは繋がってない。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戻る方法がない?」
和さんがスマホを見て、首を振った。
何か試してるみたいだけど、うまくいってない。
「……繋がらない。ドアも、反応しない。まず周囲確認」
「梓さんはそのままイザベルと一緒に、俺か圭の後ろにいるようにして下さい。」
「分かりました・・・」
和さんと圭さんの話によると、私たちは死神の影に落とされ、あの暗い空間へ引きずり込まれたらしい。
あの部屋にいた男は、おそらく死神。
そして私は再びその影に引かれ、別のドアへ押し込まれ、ここへ来た——ということのようだ。
朽ちた小屋の中。
何が起きているのか、正直まったく分からない。
皆の状況を気にする余裕もなかった。
それでも、みんなが私を掴んでくれたおかげで、ここには四人で来られた。
——その代わりに、スズを置いてきてしまった。
あの目まぐるしい瞬間、圭さんが私を掴み、和さんが圭さんを掴み、そしてスズに手を伸ばした。
だが、指先は届かなかった。
そう教えてくれた時の和さんの表情は、かなり苦しそうだった。
「・・・」
「梓。サーズは自分で自分の身を守ることについては、あんたより分かってるわよ。まずは自分の心配をしなさい。」
「う・・・ごめん。分かった。」
うう。
死神さんの建物を出た時、私は完全に気が緩んでいた。
あの話し合いがやっと終わって、ようやく帰れると思っていたから。
足元も確認せず、無抵抗で落ちた自覚がある。
「ここは森の中の一角のようです。小動物や鹿などはいますが、ここに移動させられた割には何も出てきませんね。」
小屋は苔むした丸太造りで、周囲は針葉樹が密集していた。
シマリスらしき影と、遠くに鹿が二匹。
森は、息を潜めてこちらを観察しているみたい。
まるで世界から切り離された、絵本の裏庭。
「圭。ちょっと上から確認してもらえるか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分かった。」
–バサッ
って、え?
次の瞬間、圭さんの背に黒い羽根が現れ、空へと舞い上がった。
本当に吸血鬼なんだ・・・・
昼間の、こんな明るい時間でも平気なの?
上空で圭さんは大きく視界を巡らせている。
いつもの姿のまま、背中にだけ蝙蝠のような大きな黒い翼。
「気軽に飛べるって良いわね。」
・・・まぁそうなんだけど、今はそれどころじゃないよ。イザベル。
圭さんが降りてくる。
「・・・・・・・・・・・・・ちょっと・・・・・・ここから離れた場所に隠れよう。何か来る」
「分かった。走るぞ。こっちで良いか?」
「・・・・・・・・・・・・ついてきて。」
「イザベル。梓さんの肉体強化。梓さん走りますよ。」
「は!はい!分かりました!」
走り出した瞬間、足が温かくなった。
そして、信じられないほど軽い。
ナニコレ?
私の体重どこいっちゃったの?
地面が、私の足裏を押してくる。
羽のように、体が前へと運ばれていく。
地面に触れているのに、雲の上を蹴っているみたいだった。
って驚いてる場合じゃない!
和さんはもっと早く私の様子を見ながら、先に誘導してくれてるし、圭さんは更に早く先に進んでいる!
やがて木々が減り、開けた場所に出る。
山道だ。
森の奥に、急に山道が現れた。
森の切れ目から、獣道みたいな急斜面が伸びていた。
普段なら息が上がるはずなのに、今は登れる。
とにかく二人についていくことに集中する。
一段上がった場所で、圭さんが止まった。
草木の陰に身を潜めるらしい。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここに隠れる。あっちの様子を確認。」
「見えづらくしますので、あんまり動かないようにしてくださいね。」
なるほど。
ここからなら、私達がさっきまでいた場所が見えるのね。
和さんも、何か魔法をかけてくれたようだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和。」
「ん。」
さっきの小屋は既にかなり距離がある。
森の中ということもあって木が邪魔なので、私にはあんまり見えない。
けれど、圭さんや和さんには見えているのだろう。
二人とも元いた場所をじっと見て集中している。
私をそこに移動させられたんだから、誰かが迎えに来る?それとも回収しに来る?
「・・・・あれって何?上半身は人間で下半身は馬みたいね。何体かみえるわ。」
「あぁ。それは確か神話にも出てくる・・・ケンタウロス?って生き物?」
見えているイザベルの詳細から、神話の生物を思い出す。
え?それがいるの?
「そうですね。ここはそういう世界なのでしょうか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もしかしたら帰れる。」
「圭?」
圭さんは、ここがどこだか分かるのもしれない?
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あとで確認する・・・先にあれどうする?」
「そうだな。もし圭の方で帰れそうなら、あれにわざわざ喧嘩を売りに行く必要はなさそう?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・まだ分からない・・・・・・和。魔法で目印。つけられる?」
「・・・分かった。圭、三人でここで待てるか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分かった。何かあれば隠れる」
–バサッ
和さんが茂みを飛びぬけて、正面の斜面を駆け降りる。
まるで忍者の様な身のこなしで降り、さっき誘導してくれた時の比じゃない速さで、木々の中を移動していくのが見える。
それほど速く動いているのに、あたりの草木はほとんど揺れていない。
目立たない様に風に溶ける影みたい。
こっちからは丸見えだけど、ケンタウロスのようなモノ達の方からは、気づかれない距離で和さんは止まる。
何かをしている様子。
言っていた通り、目印をつけているって事なのかな?
それが終わったのか、再びこちらに駆けてくる。
向こうからは追いかけてくる様子は、見られないので、全く気が付いていないようだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・降りよう」
「はい。分かりました。」
急ぎながらも隠れながら来た斜面を走り、山の麓で和さんと合流する。
「あいつらが、他の世界に行かない限りは、後からでも追跡できる。
このあたりはまだ近いし、探しに来るかもしれないから、ここからは離れたいが安全そうな場所はありそうか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まずはこの世界と場所を確認したい。・・・・・・・・・・・・・・あっちに小さい町がある。」
「分かった。じゃあ追いかけに気を付けながら、そっちに移動しましょう。梓さん大丈夫そうですか?」
「はい。大丈夫です。」
まずは、町へ向かうことになった。
圭さんや和さんがいるんだから、頑張ってついて行こう。
今はとにかく早く帰らないと、スズがどうなっているか確認する事も、探しに行くこともできない。
今度は急ぎながらも歩き進み、森の中を圭さんが誘導する方へと移動する。
「神聖寄りなんだとしたら、天国側ってことだよな?なんでわざわざこんな場所に移動させるんだ?
スズの想定では、怪異か悪魔系との世界の関連が多い可能性がありそうだと思ったが。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アリス・フォーラスの肉体?」
「あぁ。そういえば、死神側で梓さんの肉体がエルフの肉体かどうかも言ってたか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さっき・・・聞こえにくかったけど、スズ達の話・・・・アリス・フォーラスの肉体は残っている可能性があるかも・・・・・って・・・・・・・・その場合は精霊の力が必要・・・・・・・・?」
「あぁ、なるほど。もしも肉体が保管されている場合は、その可能性もあるのか。
だがここは精霊系という感じではなさそうだけど・・・。ここもイヴとかの世界ってことで、フォーラス側の拠点の世界なのかもしれないな。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・後1時間ぐらい。」
「もう少し遠いのか。森の中だし仕方ないか。今は急に襲われる可能性もあるから、下手に体力は消耗したくないし、多少急ぐけど歩きながらそのまま向かおう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・了。」
和さんと圭さんの会話を聞いていて、確かに何でここに来たのかが、いまいちピンとこない。
私がもし一人でここに来た場合は、恐らくケンタウロスさんに回収されてしまっているんだろうけど、そういう意味でもそんな手間を挟んで殺すって事にはならなさそう。
勝手に死なれても困る?
それこそ元の肉体に戻したいのかもしれないから、和さんや圭さんが言う通り、肉体のある世界に来た?
うーん。
もしここにアリス・フォーラスの体があれば、それはそれで良いのかもしれないけど・・・
やっぱただ単に適当な世界に投げ込んで、捕獲したかっただけなのかも。
今回は和さんと圭さんが誘導してくれるし、イザベルもいるから以前一人で、魔法世界に連れて行かれた時程には怖くない。
そんなことよりも、今はスズの方が心配。
イザベルの言う通り、スズは私よりはるかに慣れてるだろうし、対応方法も分かってると思う。
だけど、ブライアンの時も怪我をしないといけない方法しかないぐらい、普通の人間・・・
ふと、圭さんが私達の方に手をかざし、止まる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・グリフォン」
「木に隠れよう。梓さん。こっちに。」
「はい。」
再び、茂みに隠れる。
–バサァァァァバサァァァァ
「キーーーーーーーーーーー」
–バサァァァァバサァァ
「キーーーーー・・・・」
しばらく隠れて待っていると、大きな羽音と共に頭上を通り過ぎて、空気が巨大な布のように揺れた。
音や鳴き声が、遠くなるのを待つ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いった。」
「やっぱり神獣系ではあるようだな。それにしても普通に襲ってきそうな生き物が多いが、町には何がいそうなんだ?
人間が住んでいるとは思いづらいんだが。」
確かに和さんが言う通り、普通の人間があんな大きな獣と共生していると考えるのは難しい気が・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こっちに向かってくる。」
「!・・・これ、ダメだ。目印から逆探知されてる。」
逆探知!?
意味を飲み込む前に、森がざわついた。
木の葉じゃない。“視線”が揺れた気がした。
和さんが、こちらに向かって手をかざす。
空気が一枚、薄い布みたいにかかる。
「イザベル。少し離れて隠れろ。」
「分かったわ。梓あっちに。」
「うん。」
私はイザベルと一緒に、別の茂みに身を沈めた。
息を殺す。
–ゴォォォォォォォ!!
森の奥から、重い蹄の連打。
斧を担いだケンタウロスが、土を跳ね上げて現れる。
圭さんが一歩、前へ。
斧を振り上げ、圭さんの頭に向かって振り落ちる。
圭さんは腕で弾き、斧にヒビが入る。
「!!」
一瞬の静止。
次の瞬間、左右から二撃目、三撃目。
その背後――
風が裂けた。
和さんの刃。
木々が、布みたいに裂ける。
幹が斜めに滑り落ちた。
正面の3匹がそれを斧で弾き防戦。
遅れて現れたケンタウロスが、地面を叩いた。
–ドン!
その足元から土がせり上がる。
反射するように、壁。
魔法の風の色が重なった。
一枚だった刃が、何層にも増えた気がした。
風の魔法はさらに厚みを増す
空気が軋む。
壁が、縦に割れた。
「どこいった!?」
ケンタウロスからの言葉で、圭さんの姿が見えない事に気が付く。
視界から消えている。
でも風は止まらない。
和さんの攻撃が、間断なく押し込む。
「ぐっ!」
ケンタウロスの土の魔法が、防御から攻撃に切り替わろうと
その形を変えた。
――瞬間
土が崩れた。
「なっ!!」
魔法を使ったケンタウロスが崩れたのをフォローするように、斧を持ったケンタウロス達が和さんに跳ぶ。
和さんは、身軽に重い斧を避けていく。
1匹目を避け
2匹目の斧を受け流す。
下がっていく中、3匹目がその足元を狙おうとした。
–ドゴォォォォォォォォォォ!!!
腹の奥を殴られたみたいな衝撃。
息が詰まる。
瞬間。
1匹目のケンタウロスが、地面に“消えた”。
–ドォォォォン!!!
爆ぜた土煙。
次の瞬間、二匹目が弾丸みたいに横へ吹き飛ぶ。
三匹目を巻き込んで、地面を転がる。
圭さんが、空から降ってきた?
目では追いきれず、土煙と共に一瞬だけ影が映る。
「!!早すぎる!ダメだ!下がるぞ!!」
ケンタウロスに5匹目がいた。
地面に沈んでいた一匹を引き上げる。
逃げる気だ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダメ。」
「!」
和さんの風魔法が再び舞う。
裂く。
削る。
血が散る。
それでも5匹目の足元が光りだす。
光が、残り4匹のケンタウロスを囲もうとしている。
圭さんが跳ぶ。
地面から引き上げられたケンタウロスを蹴り上げ、その範囲から弾き出す。
「な!」
光は明るさを急速に増し、真っ白になったと思った。
瞬間――4匹のケンタウロスは姿を消した。
残った1匹は、動かない。
止めていた時間が、やっと胸の中で動き出した。
遅れて、全身に震えが押し寄せた。
「・・・圭周りは?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今の音で、騒がしくなってる。」
「分かった。離れよう。梓さん。イザベル。」
和さんが呼ぶ声に合わせて、茂みから出て急いで合流する。
「移動します。まとまって」
「は!はい」
和さんの足元から光が広がる。
さっきのケンタウロスが、逃げる時に使っていた魔法に近い感じがするけど、それよりも淡い光で全員と気絶したケンタウロスを囲む。
足元から広がった光が、輪になり、空気を閉じる。
視界が白く焼けた。
次に目を開けた時、匂いが変わっていた。
草原みたい。
正面の少し先には森や山が見える。
少し小高い丘を背後に全員が同じ態勢のまま揃っている。
「・・・場所が分からないので、大きく移動はしていないです。圭、周りは?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今は何もいない・・・。でも探知される?」
「さっきの様子だと可能性はある。このケンタウロスを解析だけして、すぐに移動しよう。町の方向は?」
圭さんが町の方角を指さす。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・近い。俺だけで地図とってくる。」
「分かった。」
–サッ
「「!?」」
圭さんが消えた・・・
そこにいたはずの輪郭だけが、空気から抜き取られたみたいだった。
草木が一瞬揺れたとは思ったけど、そんな動きを追い越して、圭さんは町の方へ行ってしまったらしい。
「さっきもだけど、まったく見えないんだけど・・・。」
「圭は俺の知る限りだけど最速だよ。まず目で追えない。」
ケンタウロスの方に手を向けながら、和さんが返答してくれる。
「そんな速度・・・肉体が持てるなんて意味不明ね。」
「うん。・・・凄いね。」
さっきの戦闘時の二人の動きも凄かった。
既にお互いの行動が分かっているようで、何も言葉が交わされる事もなく、圧倒しているように見えた。
和さんが立ち上がる。
「移動しましょう。」
「え?圭さんは・・・?」
「大丈夫です。イザベル、肉体強化。走って丘の先まで行きましょう。」
その声にイザベルが動く。
再び足が温かくなる。
軽くなる体で、和さんの誘導に沿って後を追いかける。
頭の整理が追い付かないけど、ゆっくりしている場合ではない事は分かる。
とにかく言われた通り進むしかない。
「あっちの森に入りましょう。」
圭さんの向かった方向とは逆。
再び森が見えるけど、最初の場所からどう移動しているのかも分からない。
これが最初の森かどうかも私には、分からない。
森に入ると、和さんが再び見えづらくする魔法をかけていると思う。
「・・・はぁ。」
流石に肉体的にも、精神的にも少し疲れた。
近くの木を背中に座り込む。
「無理させてすみません。梓さん。ちょっと休憩していてください。」
「・・・・いえ、すみません。」
そんな和さんは、隠れてすぐに今度はここまでで、まだ見た事ない魔法を使っている。
手の先は赤色に光り、糸のように細く上に向かって一直線に放っている。
「何してんの?」
「圭が見つけられるようにですね。」
「そんな細くても見つけられるのね・・・。どこまで人外なのよ。」
「人外には違いないですけど、結構凹みやすいのであんまり直接は、言わないであげてくださいね。」
「・・・良い意味よ。」
二人とも元気だなぁ。
足が鉛みたい。さっきまで羽だったのに。
しばらく立ち上がれそうにない。
「梓はもう少し筋肉つけないとダメね。私の魔法で筋力をいくらサポートしても、元々の筋肉がないと長くはもたないわよ。明日は筋肉痛ね。」
「うううう。頑張ります・・・」
–ガサッ
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・戻った。」
「おかえり、地図はあったか?」
「・・・・・・・・・・・かなり古いから、・・・・・・・・・地名は怪しいけど・・・・・・・・・・・だいたいで見る・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと待ってほしい。」
「分かった。」
確かに圭さんの手元にあるそれは、古いボロボロの地図のようだ。
それを圭さんが地面に丁寧に広げ、中身を確認し始めた。
見たことのない形の大陸。
左右に割れ、下で繋がっている。
知らない世界の、知らない呼吸。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今、多分ここ。」
右側の大陸の下の方。
森の様な場所を圭さんが指す。
「それで?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここは多分来た事がある。この辺・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魔法世界に繋がってた。・・・・・・・・・残ってれば」
「昔来た時に、そこから魔法世界に移動したのか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・違う。スズが見つけた。」
「何してんだ。まぁ魔法世界に戻れるなら、そこから帰れそうだが。
それを見つけたのは、いつの話だ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・基本世界だと。・・・・・・150年ぐらい前・・・・・・?幕末。」
「それはかなり厳しい。他の方法も考えておきたいな。」
圭さんの指が動く。
別の場所を指す。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なら・・・・・・・こっち先に見に行きたい。」
「何がある?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フィフが前、住んでた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何かあるかも?」
「walkerか。そうだな。今はいないとは思うが、まずは行ってみようか。その経路でどちらも確認しよう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・分かった。・・・・こっちから。この場所は遠い」
「移動はどのぐらいかかりそうだ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・徒歩・・・・・・・・かなり遠い。・・・・・・1週間以上?」
「ちょっと歩きながら、考えようか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウッス。」
どっちの目的地でも、ちょっと今の状況が分からないし、大変そうだけど。
今の問題は、移動方法と時間ということだよね。
「あんた。そんな強いんだから、グリフォンでもなんでも一匹殴って、捕まえられればいいんじゃないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やる?・・・・・早く帰れるかも?」
「・・・うーん。魔法の基礎能力は、この世界の生き物の方が確実に高いから、下手に手を出したくないところだが、イザベルの案は確かに有効なんだよなぁ。
圭も珍しく引かずにやる気出してるし・・・。」
「カイルが安全第一なのは分かるけど。今は少しでも早くこの世界から離れたいんでしょ?それにサーズも早く探さないとでしょ?」
「・・・そうだなぁ。やるか。・・・圭。適当に一匹捕まえてこい。必要なら、精神介入は試してみよう。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あっちにペガサスがいるの見た。・・・・・・・・行ってくる。」
–サッ
「ペガサス!?え?大丈夫?とても神獣っぽいんですけど。神罰とか下ったりしないですかね?」
「・・・まぁ。全体的にどれも神獣ですから、きっとどれでも同じだと思いますよ。」
「ペガサスって確かに移動しやすそうね。」
イザベル。
本当に度胸あるなぁ・・・
そして確かに圭さんも早く帰る為に、普段よりも積極的な感じがする。
もしもお時間があるようでしたら
一文二文、はたまた評価頂けたら
ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。




