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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 第二章 境界に立つ者たち
58/79

疑問:ここは一体どちらでしょう?

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

まさかお昼ご飯を死神の方と、ご一緒することになるとは・・・

しかも日本食。


 街並みだけなら普通だったし(高さの部分は抜きにして)、お店も意外と普通なのは逆の意味で驚き。

それにバレンさんとガルシアさんは至って普通って感じがする。

一応エルさんも、かなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁり変態だっていう事は分かるけど、良い人そうではある。

最初のフロアや書庫での反応が嫌われ一点だったから、そこは少し良かったのかな?


それにしてもスズは、本当にどこまでも変わらないなぁ。

というか、むしろこういう変な人ばっかりだから、逆にこういうのに慣れちゃったんじゃないでしょうか・・・?


「あ!スーズーあなたは、このレバニラ定食にしなさぁぁい!念の為ね〜。私はブリの煮物定食〜!」

「わかった。それを頼んどいて、手洗いに行ってくる」

「あ!採尿?」

「今日はもうダメ。」

「やぁぁん!しょうがないわねぇぇ。いってらっしゃ~い。ミズちゃんはどれにするぅ〜?」

「エル。静かに選ばせてあげなさい。」

「はぁ~い」


ミズちゃんって、やっぱり私か!

エルさんって誰にでも、ちゃん付けな感じなんだろうなぁ。

それに、スズの手慣れてる感じが本当に凄い。


私はもう匂いを嗅がれた時点で逃げそうだし、そもそも話しの勢いにも負けそうだし、何でそのままの対応でいられるんだろう・・・

一周回って不思議。


「あ。カイルく〜ん。ちょっ〜とだけいいかしらぁ?やん!そんな怖い顔しないで~」


「・・・すみません。・・・・なんでしょうか?」

「一応さっきの感じをちょっ〜とだけ伝えとくわね。

血を貰っておいてなんだけど、彼女ちょっ〜とだけ貧血気味よ。あ!元々だからね!私のせいじゃないわよ〜。だから怒らないで〜やぁぁぁん。

あとはそうねぇ、ちょっっぴり熱っぽさもあるみたいだから、帰ったらゆっくりさせてあげて〜ほしいのぉ。

あの子あんまり自分の事、気にしないからね?ね?お願いねぇ〜。あ。これおすすめよ!前に食べたのよ〜もし気になるならコレにしましょう〜。みんな決まったかしら~?

へい!おやじぃ!」


あれ?

やっぱり思ったよりも、凄くいい人かも?

まぁどう見ても変態なのは間違いないんだけど、スズの事を普通に気にかけてくれているみたいだし、それもわざわざスズがいないタイミングで、和さんに伝える辺りは、ちゃんと分かってる感じがする。


「分かりました。ありがとうございます。」

「良いのよ〜。お姉さんは、い・つ・で・も。応援してるわ〜。

あ、でも無理はだめよぉ~。そういう最初のきっかけもあるでしょうけどぉぉ。

まぁお互いに時間もあるでしょうし~?の~んび~り~いきましょ~。ふふふへ。」


なんか、漂わせてくるんだよね。

いったいエルさんは、どこまで感づいてるのか、何を知っているのか…恐ろしい。


「圭君はどうかな?普通の食事も大丈夫なのかい?」


「・・・・ひばびょう?!・・・・・・・あ・・・・・・・・はい。特に。」

「ふむ。喋るのが少し苦手なのかい?」


「・・・・・・・・・・あ・・・・・・すすすすう・・・・・すみません。」

「いやいや、良いんだよ。さぁ好きなものを頼みなさい。」


バレンさんも、圭さんの言葉にちゃんと耳を傾けてくれているみたい。

圭さんも頑張っていて、いつもよりも少しだけ返事が早い気がする。


皆が注文を終えた頃に、スズも戻ってきた。

エルさんが言っていた通りなら、熱っぽいのかな?

見た目は普通だから、ちょっと分かんないや。

大丈夫かな?


「スズ。そういえば最近、回収電車に頻繁乗っていると聞いたが、何かありそうだったかい?」

「昨日、こちらで探っている問題に関係した話が少し聞けたが、全体的なところで気になったのは、乗客が減った気がするんだが?」

「あぁ、やっぱり分かるかね。これも同様の可能性なのだけど、回収前に回収されてしまっている事が、何故か増えているんだよ。」

「死神に?」

「その可能性もあるし、何か違う方法の可能性もありそうだとは思っている。なんせ数が多いからね。」

「回収されているのは、魔法使いが多い?」


「…うーん。そうでもないが、何か思い当たる事がありそうかい?」

「昨日の午後の電車で回収された魔法使いの女性で、ミリア・シャトーレイという者から、まだ間に合うなら話を聞くと良い。専門的な内容だったし、彼女から直接聞いた方がそちらも判断しやすいだろう。」


何だろう?

多分、昨日スズと和さんが電車で話してた女性の事みたいだけど、魂の回収と関係がある感じなのかな?


「ガルシア。手配してもらえるかな?昨日だからまだ門の担当者に聞けば、話ぐらいは聞けるとだろう?」

「分かりました。すぐに。」


おお。ガルシアさん。カッコいい。

あんまり喋らないけど、ちゃんと聞いていてすぐに仕事をしていらっしゃる姿は、まさにビジネスウーマン。


そんなこんな大事な話から、気軽な話までバレンさんやエルさんが色々してくれたので、楽しいお昼ご飯になった事も含めて、お誘いくださったバレンさんにはありがたい限りです。

そしてごちそうさまでした。


あとはさっきの話にもあったけど、この後には上層部の方とのお話合いになるんですよね。

お昼ご飯が楽しい時間だったから、午前中の前半の嫌な印象が、ちょっと遠くなってしまっていたけど、あんな感じだったらとてもヤバそうな予感。


また喧嘩になっちゃうんじゃないでしょうか?

少し?かなり不安…


「だから?何が言いたい?」


・・・ですよねぇ。

スズさんはいつもお変わりないようで。


会議室の中は、きっぱりと二分されている。

右側にスズさんとバレンさん、エルさん。

左側には若い者から年配まで、無表情の死神達。


誰も怒鳴ってはいない。

なのに、空気が張り詰めている。

視線だけが、静かにこちらを値踏みしている。


私は――その“議題”


「君は自分の事を棚に上げて、何を訳を分からないことを言っているんだね?」

「何を棚に上げている?そして何の訳が分からない?バレンの話は比較的分かりやすかったと思ったが、理解できなかったという事?」


空気が、ピリ、と鳴る。


「まず!そちらの2番目のwalkerの件で、こちらは大迷惑していたというのに!何故こちらが今回もそちらの意見を、汲まないとならないんだ!」


……ああ、やっぱり。

イヴさんの件。


「何が迷惑?私はあなた方の意見を尊重し、当時は魂の引き渡しまで問題なく完了した、と認識しているが?」

「そもそも魂を盗用したことが、問題だと言っているんだ!君たちが領域を侵している事は、明らかだろう!」

「2番目自体の問題まで引っ張り上げて、今さら何を言っている?

その件も含め、2番目自身が責任を取る事で合意した。議事録は?」


真正面の男が立ち上がる。


「なっ・・・話にならん!その上で、バレンの提案は、更にルールを冒すことになるだろう!ふざけるな!」


バレンさんの提案。


それは――


私を今すぐ回収せず、整合を取る方法。

つまり、この議題は私が今ここで死ぬかどうか、の話。


喉が乾く。


「では逆に伺います。これに至った経緯について、そちらに問題は全くない?」


スズさんの声は、変わらない。


「あぁ。そういえば、ブラッド・オルティースは見つかりましたか?」


一瞬で空気が凍った。


「こぉの!!小娘がぁ!!!」


怒号。

……いや、スズさん小娘扱いなんだ。


「まぁまぁ落ち着いてください。どちらも言い分も分かります。ひとまず整理しましょう。」


奥に座っている、議事録のお兄さんが割って入る。

冷静。ありがたい。


「2番目のwalkerについては、walkerの席を下り、魂を引き渡す事で決着しています。ガーディ議長の承認もあります。蒸し返すのはやめましょう。」

「貴様はどっち側だ!」

「どちらでもありません。整理です。それとも当時それで話をまとめて頂いた、ガーディ議長に今さら抗議されますか?」


これは正論、強い。

でも男の人の怒りは消えない。


「・・・それは・・・難しいが、だが・・・」

「はい。なのでこの話はここまでです。今回の議題は、あくまでアリス・フォーラスの魂を持った彼女。」


――私だ。


「本来、生者に起きてはならない問題です。こちらが妥協すべきでは?」

「死者を放置しろと?」

「彼女は現状、生者として稼働している。魂の再付与は我々の手によるものです。」


「・・・はっ!でたらめだ!死んだ者は死んだんだ!!」

「ちょっとビリーさんが、挟んできては話が進みません。」

「まぁまぁ。ビリーからすれば、またwalkerと関わる事を避けたいという事は一理ある。」


なんかいろんな意見の人がいるのは分かるけど・・・

確かにどっちの意見もある。


こないだの魔法世界の件もそうだけど、これはきっと立ち位置の違いだよね。

とそんな第三者視点になってきてしまっているのも、しょうがないと思います。


私には見守る事しかできない・・・


「別に関わる必要はない。私もバレンの提案に賛成し、放置してくれと言っている。」

「貴様の提案を通す事が、ありえんのだ!」

「私の提案だよビリー。」


「3番目のwalker。何故彼女を擁護するのですか?彼女はどんな形であれ、死んだと履歴にも一度記載があります。

バレンの提案は分かりますが、それにしても2番目のwalkerの時と比べると、少々違和感を感じます。」


怒鳴っていた人の隣に座っている、男性が質問してきた。


「違和感?違和感もなにもない。そもそもイヴの時にも散々抗議はした筈。

そっちが何も悪気なく対応し、改善も見られず、さらには問題を重ねている現状にこちらとしても、毎回毎回妥協するなどありえない。」


静か。でも、確実に刺す。


「そうですか。ですが、2番目の件はさておき、彼女については私達の問題と合わせて、アディール・クラーレンの問題もあります。

そちらは生者のあなた方の管轄、ということで宜しいのでしょうか?」

「何故あの男の事を、私が責任を持たなければいけないんだ。

それならば、あいつに流した死神からの漏洩情報を、すべて開示してもらう。そうでもなければ話しにならない。」


うーん。


私たちから見ても、死神側の落ち度は多い。

イヴの魂が分割された情報が漏れて、梓の魂の所在は不明で、私の死亡履歴まで書き換わっている。

それなのに「また妥協しろ」と言われても――喉が乾く。

棚に上げているのは、どっちなんだろう・・・


きっと前回は、イヴさん側にも落ち度があって、スズさんが飲んだ。

だから今回は「もう飲まない」。

そのうえフォーラス家や昔の誰かの責任まで押しつけられるのは、私から見ても意味が分からない。


「ねぇ~。レムは何を確認したいのかしらぁ?」


エルさん、来た。

少し空気が変わる。


「私から見ると、重箱の隅をつついてるようにしか見えないわぁ~。

スズに責任を付与しても良いけど、まずは私達の責任が果たせなかった事に対して、責任を取るのが先じゃない~?

どうして、アリス・フォーラスの魂を持った彼女はここにいるの?死神のせいでしょ?

どうしてイヴの魂が二つに分かれた事が、生者にバレてるのよ~?

なんで山本梓の魂が、どこにあるのか分からないのよぉ~?なんでかしらねぇ~?

それにスズも言う通り、ブラッド・オルティースはどこへ行ったの~?

彼、営業部の副班長よね~?そんな人がいなくなるなんておかしくな~い?」


…強い。助かる。

ほんの少し、呼吸ができた。


「・・・エル。それは内部で各々責任をとらせるが、それと混ぜるのはおかしい。」

「何がおかしいのよ~?だってこの問題って、2番目の魂が分割された情報と場所が漏れて、更には死亡履歴の書き換えまで発生して~そんな履歴に載っている彼女を電車が見つけた事で、ようやく発覚したのよぉ~?ど~みても、こっちばっかりやらかしてるじゃない?」


これは・・・凄い。

変態って最初引いてしまってすみませんでした。


「えぇぇぇ?ま!まさか?あなた達!自分たちは何もミスしてないって思ってるって事~!?

エルちゃんびっくり~!バレン~私職場変えようかしら~?こんなに無責任な上司の元ではやっていけないわぁ~。

しかも保護対象下の筈の生者に、責任をとらせようとするなんて~。ドン引き~。

それならスズの言う通り、全部やらかした情報を提示して一緒に解決してください~って頭下げるべきよねぇ~。

あ。でもそんな事できるならイヴちゃんの時だって、できてるはずだし~。

あの時はスズちゃんが妥協しちゃったから、きっと調子にのっちゃったのねぇ~。

かわいい子ならエルちゃんも大目にみてあげるかもしれないけどぉ~。

こ~んなおじさんやおばさん~、頭が超硬合金みたいな子達は痛いだけよねぇぇぇ~。」


「エル!!!!!お前はどっちの立ち位置だ!!!いちいちうるさい。話が進まないから出て行け!」


ビリーが怒鳴る。


「ビリー!やめましょう。」


エルちゃんほんっとにすご~い。

一緒に来てくれて良かった~。

バレンさんとエルさんには、本当に改めて感謝したいです。


「・・・あー、今すぐにお互いにまとめるのは難しいようです。

彼女の件は、本日この場での回収判断は見送ります。ひとまずそちらで管理し、こちらでも検討します。

スズさん。その時に改めて時間を取らせて頂いても宜しいでしょうか?」

「分かった。先延ばしは結構だが、一方的に進めるのは遠慮願いたい。必ず対応前に連絡を。あとブラッド・オルティースの件についても、早めに対応頂けると助かる。」


スズさんは最後まで揺れなかった。


はぁ…


凄く長かったように思ったけど、まだ1時間ちょっとしか経っていないようです・・・


再びどこかへ移動するのかと思ったけど、そういえばここへ来た目的は以上なのかな?


「こちらへ。フロアまでお見送りします。」


「ありがとう。ガルシア、じゃあ私達はここで失礼するよ。まぁ予想通りとはなったが、これでも多少時間は稼げるだろうし、何名かも自覚はあるようだから。」

「分かった。こちらこそ色々助かった。また頼む。」


「あぁぁぁん!寂しいわぁ~また来て欲しいけど~。あのお邪魔虫たちをどうにかしないとねぇぇぇ~。ミズちゃんもあんまり気にしないでね!早く体に戻れる事を祈ってるわぁぁ!

あ!!大変~部下から怒涛のメールと電話が来てるわ!!

ぜぇぇぇったい怒られるじゃないのぉ!わ!先に行くわ~スズちゃん達また~ねぇぇぇぇぇ!!!」


エルさんも最後までエルさんだった・・・

エレベーター以外の移動用に階段でもあるのかな?

別の場所へ、走って行ってしまった。


無事にガルシアさんに再びフロアまで送ってもらって、小さな声は相変わらず聞こえるけど、来た時に比べるともう気にならなかった。


建物の外に出た。


外の空気を感じるとちょっと落ち着く。

ビルの中って意外と密閉感があって、息苦しく感じるよね。


「なんか色々長かったわね・・・。」

「うん。イザベルもお疲れ様。」

「まぁ色々聞きたいこともあるだろうけど、ひとまず帰ろうか。」

「はーい。」


――安心と共に踏み出した先が真っ黒。


「「「梓!!!!!」」」

「へ?」


影が“地面”の形のまま、ぬらりと膨らんだ。

水面みたいに見えるのに、波紋が遅れてこない。


……嫌なやつだ、これ。


次の瞬間。


足元が、消えた。


「――っ!」


落下。

胃が置いていかれるタイプの、真正面の落下。


一番近くにいたイザベルが、反射で私に抱きついた。

少し遅れて圭さんの手が伸びてくる。


掴めた――と思った。


でも、次の瞬間にはもう、指の感覚が薄い。

握っているのに、掴んでいる“位置”がずれていく。


落ちてる。

しかも、速い。


どどどどどどこにいくのこれぇぇぇぇ!?


視界が真っ黒なのに、体だけが加速していく。

風も音もない。なのに、鼓膜の奥が潰れる。


――ごんっ!


背中に衝撃。

次の瞬間、何か柔らかいものに押し返されて、息が抜けた。


—-ドサッ!!!!!!!


「いたたぁぁ・・・イザベル!?」

「居るわ・・・ごめん梓。下敷きにしちゃったわ。」

「いや。私も何かを下敷きに・・・」


完全な暗闇。

何も見えない。


誰かが息を呑む音が、すぐ近くで重なった。


手探りで触れた下は、柔らかい感触。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気にしないで。・・・・大丈夫?」


……圭さんだったみたいです。

本当にすみません。


「梓さん!いるんだよね!?」

「和さん?あれ?スズは?」

「いるよ。」


声はある。

みんな落ちてきた…?少なくとも、声はある。


「・・・・どこだここ?」


和さんが小さな明かりを灯す。

ぼんやりした光の輪の中に、私たちがいる。


床は硬い。石?

天井は……見えない。


「全員ついてきてしまったか・・・。」


「「「!!」」」


正面。

光の外側に、誰かが立っている。


男の声。


「誰だ?」

「誰でもいいだろう。その娘はこっちだ。」


娘って——


「梓!」


また影が伸びた。

今度は飲み込むんじゃない。

腕みたいな形で、私の腕を掴んだ。


速い。冷たい。

引っ張られる。


「「!!」」

「ちょ!!」

「圭!和!」

「くっそ!!スズ!!」

「・・っ!!」


空間ごと押し潰されるみたいな感覚。


多分、何かに押し込まれてる!?


手と足を誰かが掴んでくれている。

でも、力が分散して——


「くっそ!面倒だ!ガーネット!」


–バタン!!


え!?

何が閉まったの?


光が弾ける。


次の瞬間、景色がめくれた。


森の中!?


「え????」


木の匂い。

湿った空気。

昼? 夕方? よく分からない。


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いない。」

「梓ならここにいるわよ。あら今度はカイルを下敷きにしちゃったわ。」

「・・・ちょっと、どいて下さい。」


え、え?


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和!・・・スズがいない。」

「・・・掴めなかった。」


掴めなかった?


さっき、確かに——


ここはどこ?


スズがいない?


どうなってしまったの?

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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