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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 第一章 境界に立つ者たち
51/80

答え:覆水盆に返らず

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

「・・・やばい。風呂。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふふふふろろ。」


今回はフィーに呼ばれること自体が、そもそも想定外だった。


しかも、フィーのいた世界から強制的に、相談所へ戻される事になるとは…

元いた場所に戻して欲しかった。


まぁ、もう戻って来たのは仕方ない。


それにしても湖で泳いだ姿のままでは、1月の日本は寒すぎる。


――凍える


息が白い。

唯一の救いは、相談所の目の前だったことだ。

恐らくはフィーが戻し場所を、梓の場所に寄せたのだろう。

そういう意味では、梓達を連れて怪異の方に行かなかったのは、良かったとも言える。


畑の方にいたのだろう、ヒナとヒデ達が走って向かってきた。


「わわわ!!早く中に!圭さんもかなり濡れてるじゃないですか!!とにかくみんな中に入りましょう!!」

「「えええ?何々!?」」


「・・ッふくっしょん!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うううううう。寒。凍。」


「「どうしたの?!」」

「マズハ中へ入ロウ!」

「ビックリ」

「オドロイタ」

「キュキュ!?」「キキー!!」「キュウキュウ!!」


うん。

まぁびっくりするのは分かる。

こちらもそのつもりはなかった訳なので。


…でも、とにかく今は何よりまず室内に入らせて欲しい。

梓達も恐らくは元々室内に居たのだろう、寒そうにしている。

…君達の話は、後にお願いしたい。


濡れた髪が凍りつく。


「日向!秀人!!梓さんとイザベルが!!

・・・は?ってえ?梓さん!?っていうかスズ!圭!

・・・・はぁ?!スズなんでそんな格好なんだ!!!」


和が玄関から飛び出してきた。

恐らくは急に梓とイザベルが、目の前からいなくなったのだろう。


うん。・・・それは、分かった。

だがな、まずは…

指の感覚はもうない。


「和さん!!とにかく和さんおふろぉぉぉ!!」

「和!とにかくどきなさい。皆風邪をひくわ。」

「スズなんで下着?」

「圭となんで濡れてるの?」

「キュウ!」「キーキー」「キュキュキュー?」


ダメだ。

梓も言ってくれているのだが、なかなか進まない。

とりあえず私もちゃんと伝えよう。


「・・・・・・み、みんな落ち着け。話は後だ・・・」


「あ、あぁ。はい!ほら。みんな全員一旦中に早く入って!!

・・・・・はぁ・・・どうなってるんだ。全く・・・」

「はい。とても同意します。」

「全くよ。もう。」


「後でじっくり話は聞くからな。スズ。」

「・・・・風呂。」


まずはとにかく風呂だった。


–カポーン


「はぁ・・・温まるー。スズ大丈夫?」

「キュウ?」

「大丈夫。怪我もないし、単純に濡れていたから寒かった。」


はぁ・・・まったく。

温まって改めて、さっきと同じ事を考えてしまう。

今日はあれだけ移動したというのに、まさかフィーの移動によって戻される事になるとは…

怪異については、まったく何も確認できていない。


「スズー。お風呂に噴水つけるのどうー?」

「いや、流石にいらない。」

「えぇー。面白いのにー。」

「面白いかなぁ・・?」


噴水。

いや、明らかにいらないだろう。

面白い?

見た目の問題なのだろうか。

日向の発想は時々は的をついてくるが、適当な事も多いので今回はそっちだろう。


「ひとまず、落ち着いたしそれぞれ気になる事もあるだろう。昼ご飯におりよう。」

「そっか・・・まだお昼なんだ・・・。」


はぁ。


目的としては何も果たしていないものの、偶然得られた情報は何故か多かった。

それで今日は良しとしようか…

わざわざ防御用の護符を縫い付けた服も、怪異の世界に置いてきてしまったのがもったいない。


だが、まずは梓達が急にいなくなり、かなり焦らせてしまった和への説明と・・・。

梓達にも、先日の精霊たちの話を含めて、一通りは説明しておいた方がいいだろう。

どちらにしても、まずはフィーの説明になるだろうな。


 確かに以前、梓の話でもブライアンに連れ去られた途中で、「変な場所に連れていかれた。」とは言っていた。

だが、その時の詳細を本人があまり覚えていないという事もあり、それはそのままだった。

まさかフィーがあの時点で、接触をしてきていたとは…

まぁ彼女にとっては、梓はただの基本世界の人間ではなく、イヴの魂という事が重要だったのだろう。


「おかえり。怪我は?」

「ない。何もしないまま戻って来た。」


3階へ降りると、テーブルには何故か手が込んだ料理が並ぶ。

午前中ずっと料理でもしていたのだろうか。


まぁそれは良いとして・・・


これはうるさくなるな・・・


「ヘリウム!ニッケル!ほう素化合物ぅぅぅぅ。クロロエチレンnnnnnいえぇああああ!!ブロモクロロジフルオロメタンのぇぇぇぇぇぇぶろぁぁぁぁ!!すすすす水兵ぇぇぇリーベぇ!myship!prrrrrrrrrr!HHeLiBe~щ(゜Д゜щ)カモーン」

「いぇあ!七曲がるシップスクラークぁぁぁぁ!」

「キュキュキューキュ!」


…どこで切り替わってしまったんだろう。


湖でのストレス発散は、誤りだったのだろうか。

日向と秀人達がノってくるのは予想ができるが、クワ達もだいぶノリが良い。


まぁいいや。


あ。

駄目だ。

梓が驚いてる。


「梓。あまり気にするな。こういう時もある。会話の内容は前回と同じで、あまり変わらない。しかし、日向と秀人がいる場合は、会話と関係なくこういう事になるから、基本的に聞き流して問題ない。」


「おおお??はい?!これは・・・何だかすごいね。・・・別人みたい。」

「なんなの?二重人格とかなの?」

「いや。これが圭。慣れてもらえると助かる。」


「はいはい。みんな、食事中は少し静かめね。」


マナーについて、和の注意が入る。


「アリババ!ありがたき!感謝トライ!かかかかかかぁちゃぁぁん!俺はよぉぉ。今もなぁぁ!しぐしぐ・・こn・・この・・・この味だぁぁぁ!」

「圭。分かったから、後でにしよう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・いぇあ。」

「「いただきまーす!!」」

「キュウ!」「キーキー!」「キュキュ」


 和は本人自身がかなりちゃんとした躾を受けてきたであろう事ことと、ここに住んだ最初の頃は日向と秀人は、二人のそれ以前の環境上、仕方のない事だが食事のマナーというモノは全くなかった。

なので、それを一から教えていく過程で、和は挨拶や食事中のマナーは結構気にするようになってしまった。

まぁおかげさまで、二人もその辺は今では、ちゃんとしているし良かったのだが、それを受けてウーノ達もかなり参考にしている、今では私もあまり適当な事はできなくなってしまったな。


「それで?」


食後すぐに、イザベルがこちらに聞いてきた。

すぐにでも聞きたかったのだろう。


「まずは怪異については殆ど何もなかったので、イザベル達が今気になっている、フィーの事を中心に話そうか。」

「フィー?4番目の?」

「そう。さっき梓や私達が強制的に移動させられたのは、フィーのせいだったから。」


「・・・なるほど。それは魔法の痕跡もなにもないわけだ。」


 以前に梓が連れて行かれた時、梓の記憶が曖昧だったのは、フィーのせいだろう。

ただ記憶は曖昧にはさせたが意識の深層には、あの世界の入口の鍵となるキーワードを伝えておいていた。

それは、フィー自身がどこかで、「誰かの手を借りないとまずい」と、思っていたのだろう。


「梓。以前、フィーに招待されたという場所は、今回行った場所と同じということで間違いない?」


「・・・あ。うん。ブライアンと会う前に少しだけ移動した場所は、今日行ったあの庭で間違いないと思う。」

「分かった。あそこは2番目のwalkerであるイヴという女性が作った、小さな世界の一つ。

フィーはイヴと仲が良かったから、フィーは今もあそこにいるようだ。」


「それで?なんで山本梓の魂があそこにあるのよ?」


焦れてるな。

イザベルが要点を聞きに来た。

でも、順に説明しないと多分分からないと思うので、織り交ぜながら話していってみようか。


「今言ったようにフィーはイヴの事が好きだったんだ。だから、イヴの魂である二人の事をフォーラス家からの情報か、何かで知ったのだろう。」

「それでなんで二人がイヴの魂って事になるのよ?」

「これは私も可能性としては、あんまり考えてなかった事だけど。

そもそもフォーラス家は山本梓とアリス・フォーラスのどちらかに用があるのではなく、その二つのどちらも必要としているようだった。

だから二つの魂には、何か関連があるかもしれない。…ぐらいにしか考えていなかった。」


「・・・そこで今回、フィーが出てきたのか。」


そう。

和が言う通り、それは分かりやすい接点だった。


フィーが出てきた以上、イヴの事が関与している可能性が高いとしか逆に予想しづらい。

そうなれば必然的に、何がイヴと繋がっていたかなんて――想像がつく。


「フィーがフォーラスの関係者かは分からない。

だが少なくとも、山本梓の魂をフォーラス家から持ち出した様子だったから、最初は協力していたのかもしれないが、今は逃げているのか隠れているのか。・・・恐らくはそんなところだろう。」


「・・・で、どうするのよ?もう一度あそこには行けるの?」


――そこが問題だ。


「いや。今はもうあの場所へ入る為のキーワードが分からないし、そもそもの場所も分からない。

探さないといけないだろう。」

「また会いに来てとは言っていたけど、あんただいぶ嫌われてるみたいじゃない。」


「…ちょっとイヴの事でね。」

「2番目ねぇ・・・。

まぁなんで魂が分かれたとか、色々聞いておきたいことはあるけど、もしもフォーラス家にフィーが先に見つかったら、そっちの方が今は困る話でしょうね。ところで、ここまではお母様にも伝えていいのかしら?」


イザベルはしっかりしてる。

確かに捉えている要点はその通りだと思うし、ミランダにはイヴの書物も確認してもらってるから、概ねの予想もつく話だろう。


特に問題はないかな。


「問題ない。でもまず話すのは、ミランダだけにしておいた方が良い。」

「分かったわ。」


「スズ。フィーはアリス・フォーラスの肉体については?」

「そこは今回確認してない。でも何か知っているかもしれないし、それも含めて今の最優先はフィーを捜す事になるかな。」

「分かった。だが、世界を捜すとなるとスズにしかできない。それは、また妖精や精霊にお願いできるのか?」


「…できるが、彼らは同時に隠すこともできる。彼らをあまり信用しすぎても良くない。」

「そうか・・・。」


精霊や妖精は、ある意味平等な存在。

相手が害をなすものであれば、ある程度の協力をお願いする事もできるが、フィーについてはあちらとしても私と対応は変わらないだろう。

フィーが言わないで欲しいと言えば、こちらに伝えてくる可能性は低い。


「フィーの事は最優先だとしても、フォーラスは別で動くだろう。

和達にはそっちを優先して貰えればいい、彼らがどこまで情報伝達を整えてるかは分からないが、今回のフィーとの接触がもし伝わっていた場合、再び梓を狙ってくる日もそう遠くはないだろう。」

「そうだな。分かった。」


恐らくは、元々フィーとフォーラスの目的は一致していたんだろう。


――イヴの魂を元に戻す。


だから、フィーは協力した。

だが、その方法はまだ完成していないのかもしれない。

もしくはフォーラス家が、あの男と組んでいる事をフィーは知らなかったのかもしれない。

その辺のいざこざについては、いろいろな可能性があるだろう。


だが、フィーが恐らく外れていると思われる今。

早めにこちらで確保しないと、元に戻れない可能性も出てくる。


少なくともフィーは、迷ってはいるものの、ちゃんと分かってはいる。

それは、あの時のイヴとは違う。

それなら再びあそこに行って、ちゃんと話をした上で、彼女の今の選択を確認するべきだろう。


このまま、フォーラス家やあの男の元に戻っては、その選択肢すらもなくなる事になる。


――それこそ『覆水盆に返らず』だろう。


「「ねぇ質問!」」

「どうぞ。」


こういう話の時は、聞いてるだけに徹するヒナとヒデから珍しく質問。

概ねのフィーの話は、終わったつもりだったけど、何か気になる部分があったのだろうか?


「結局どうしてスズは下着だったの?」

「圭と二人ともびしょ濡れでー」


「あAAAAAああああ亜阿唖吾ぁぁぁぁぁ!!!ごごごおお止めてくっれスーザン!!ご!誤解なんだ!まず!まずは!枕を!本を!棚を投げないでくれ!ベイベー!本当に誤解なんだ!彼女・・・彼女とは何もない!!君の事を僕は!僕はいつだって!そうっ僕が愛しているのは君だけなんだLOVER!愛。Fireφ!カカカカカカイ・・・・カカカルルルルる~LULUるんるん!あ。違う!そそそそうじゃない!そういう」


「そっ!その反応って・・・圭!ままままままさか!あなた!」


「そんな!信じてたのにどうして!?そりゃあ男と女二人になれば・・」


「「あんな事やこんな事・・・」」


「Noooooooo!!!!berryvery!Not!あかん!あかんぞぉぉ!」


「…いや、湖で泳いだだけだ。」


圭は動揺してるし、日向と秀人は悪乗りしだして明らかに変な方向にいきそうだ。


「ズズズズズズズズズズズズズズZooooo!!!!ない!sometimes!something!カラフルマスタード!ハニー!エビデンス!情報!アーデンアーデン!こちら情報不足にて、再度情報を求む!ピーピー!アーデン?どうしたの?何があったの?OMG!神よ我々を助けたまえ・・・ここは?天国か?あれは・・俺はどうしたっていうんだ?まるで温かな光に包まれているような・・・」


「・・・・・後で一応話を聞こうか。圭。」


修正不可だったらしい。

まぁそれは良い。

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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