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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 第一章 境界に立つ者たち
48/80

疑問:こういう時間も大事?

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

「あ!無事呼べたね!お疲れ様二人とも!」

「イェスマム!」

「回収完了!」


二人が左右から、スズを引っ張って上がって来た。

ふふ。

——アンジェラさんの時とは逆だね!


「あ、お雑煮もあるんだ。だいぶ作ったね。」

「今回は食べる奴が増えたからな。」


そうなんです!

めっちゃ美味しいんです!

これは正月太りの予感しかしない・・・

でも今しか食べられないと思うとつい。


「豪華だねぇ。」

「スズどれから食べるー?」

「んーご飯は?炊き込みご飯いいね。お願い。」

「キュウ」


セイはいつもの定位置に無事到着!

相変わらず可愛い。

さっきまでスピスピと寝てたのに、スズが来たのを見逃さないあたり、やっぱスズの肩の上が気に入ってるんだろうな。

やっぱりカワイイ。


・・・あれ?


スズの服になんか引っかかってるみたい。


「ねぇスズ。これ・・何だろ?」

「ん?あぁ。ありがとう。さっきまで本を確認してたから、栞がくっついてきたみたい。」

「綺麗だね。何の花だろう?」

「キュウ」


押し花の栞。

時間に挟まれて、静かに息を止めていたみたいだ。

白くて小さい花が5つ。

きれい。

大事にしてたんだろうなぁ。


「これは・・・日本だとクワ、マルベリーとかで呼ばれている花だね・・・。」

「そうなんだ。可愛くて綺麗だね。すごい古そうだけど、ちゃんとまだ栞として使えそうだね。」

「・・・そうだ・・ね。後で本に戻しておくよ。ありがとう。」


スズは栞を見つめ、ちょっと返事に間が出る。

誰かとの思い出のモノだったのかな?


は!

まさか!

昔の大事な人のモノとか!?


かなり古そうだもんね。

それだけ大事に保管してた物って事は・・・やや。

思い込みは良くないよ。梓。


「ふーん?あ。和。私もお雑煮食べるわ。」

「あ!私も良いですか?」

「「食べるー!」」

「キーキー?」


「え?お前たち・・・朝からずっと食べてるのにまだ食べるの?」

「お正月ってそういうものなんでしょ?ちょっとずつなんだしいいじゃない。」

「えーと・・美味しくて、その・・つい・・」

「美味しいのがいけない!」

「そうだそうだー」

「キーキー」「キュー!」


みんなの箸が止まる気配だけが、正月休みを取っていた。

美味しくてついつい食べちゃうから、太らないようにちゃんとランニングもしますよ!

正月明けに!


「でも本当に凄いですよね。ここまで完璧なおせち料理まで作れるなんて、和さんって元々料理得意だったんですか?」

「ふっ・・・」

「和はねー凄い下手だった!」

「それはもう凄く下手くそー」

「えぇぇぇ?そんなに?言い過ぎじゃない?」

「キュキュ?」


スズも珍しく笑ってるし、日向と秀人の言う通りって事?

下手くそってそんなに?

っていうか、そこからここまで上手くなったってこと?

それはそれで凄い事だと思うんだけど、意外・・・。


「・・・・はい、イザベル。梓さん。クワ、クエ。あ。トレも?」

「イタダキタイ・・・」


「ええ!和ぅ!ごめんー美味しいよぉー今はー」

「そうだそうだ!今は美味しいよぉ!今はー」

「そうそう。”今は”美味しいよ。和。気にするな。まずかった時の事なんて。」


「わざとだよね?スズ・・・」


やっぱり意外すぎる。

なんでも完璧な和さんの料理が下手なイメージがみえない。

料理が下手な人って結構調味料とか適当だったり、切り方も雑だったりすることが多いから、几帳面な和さんとは、まず正反対だし。


「・・・元々料理をしたことがなかったんだから。最初は仕方ないだろ。」

「確かに、慣れていないと、最初はしょうがないですよね。じゃあ、作ってるうちに上手くなっていったんですか?」

「そうそう。最初は混ぜて焼くか煮るだけのものばかりでね。火が通ってれば問題ないし、胃に入れば全部同じだろって。」


「えええええ!そこまで?!」

「・・・・私より酷いじゃない。」

「確かに、そんなことも言ったなー。一人の時はそれで事足りてたから。」


ご覧ください皆様。

素材が奥まで見えるほどの透明感。

温かな煙とともに立ち上る香り。

下味の染みた、味わい深い汁。

人参や椎茸は綺麗な飾り切りで、見栄えも満点。


それぞれ素材の味もしっかり生きている――という、この素晴らしいお雑煮を食べている状況では、全く想像がつかないのです。


「あの時はスズの方がマシだったよね!」

「そうそうー・・・うん-ん?どっちもどっちじゃない?」

「んんー?でもスズはカレーとかは、普通だったじゃん?」

「あー確かに一部の料理はちゃんとしてた・・・?」

「「野営向けの料理は?」」


「・・・あー君たち?ついでにこっちにも飛び火させないで。」

「でも途中から和が凄かった!」

「そうそう、名前も分からない料理作り出してたー」

「凝り性だったって感じかしら?今もそんな感じよね。」


確かに。

ちゃんと作ろうとすると、カレーとかをルーから作ろうとする人もいるからなぁ。

料理って凝り出すとキリがない気がする。


「途中で「あ。これって化学か」って気が付いてね。火の通り方や成分の変化が気になりだしたら止まらなくなって、三日ぐらい台所から出なかった事もあったかな。」


「なるほど?・・・なるほど?」

「まぁそういうことだよ。魔法の勉強と同じで一つ一つ確認しないと気が済まなかったんだろう。

暫く放っておいていたら、調味料だけで一つの棚が埋まってたし、しまいには鍋やフライパンも何種類も買い揃えたり、包丁までこだわりだしたり、冷蔵庫も一つじゃ全く足りない程だった。

あれは・・・大変だった。」



「全部試しただけだよ。どれが一番うまくいくか知りたかったから。」

「…おおお。へぇぇ・・それはもう確かに料理人っていうより料理研究家って感じだね。」


スズがこれだけ言うのだから、当時はかなり凄かったという事なんだろうなぁ。

そうなると今はとてもバランス良く収まったんだ。

確かにそれなりに調味料や調理器具は揃ってるけど、台所の棚に綺麗に収まってるし。


「「今が一番!」」

「そうだね。いつも美味しいよ。ありがとう。」

「・・・それは何よりで。」


和さんの下手な料理や途中の凝った料理も気になるけど、つまりはみんなに美味しく食べてもらう為に頑張ったってことだよね。

それってもう・・・。

まぁそれも色々な形があるものね。


–ピンポーン


「「はーい」」

「ナオヤかな?」

「ソウカモ?」

「キュキューキュ?」


確かに、尚弥さんかな?

この時期忙しそうだから年末は連絡がなかったけど、お医者さんって暇な時がそもそも無さそう。

戻ってくるのをのんびり待っていたら、大正解でした。


「ふぇぇぇぇ!何それぇこたつじゃんー。あーいい匂いするーご飯・・・。

あーでもまずは寝るー・・・あ。あけましておめでとう・・・・」

「あけましておめでとうさん。」

「あけましておめでと。」

「あ!あけまして・・・っておやすみなさい。」


尚弥さんは、ご飯の魅力に惹かれながらも挨拶だけ済ませ、そうそうにこたつへ滑り込み、そのまま寝てしまった。

かなりお疲れのご様子。

いつもありがとうございます。

ウーノがブランケットをこたつからはみ出してる部分にかける。

流石のウーノ。


「うーん。作り足しておくかー。これは食べそうだ。」

「あぁ。これは食べるだろうね。ある意味、和の料理力向上に一番貢献した男。」

「そうなんだ?」

「尚弥はまずいって言いながらも、全部食べるー」

「そう。全部食べてくれてたね!でもまずいって言ってた!」


出されたものはちゃんと食べる的な?

確かに納得できそう。

尚弥さんはいつも沢山食べるもんね。

…本当どこに吸収されてるんだろ?


「和ーアイスあるー?」

「いやお前はもう少しちゃんと食べてから。」

「スズーこれとこれとこれー」

「あ。これも美味しかったー」


「・・まてまて。そこまで入らん。」

「コレモおいしい」

「限界限界。ストップ。」


それに比べるとスズはかなり小食。

食べ始めたと思ったら、もうデザートなんだね。

私もデザート良いかな・・・?


「スズー。食べ終わったら、かるたできるー?」

「もぐ、いいよ。制限は?」


「・・・・右手だけ?」


「・・・・振り向き入れる?」


「キュウ?」

「カルダ?」

「かるた。読み手が短い文章を読んで、文章の内容にあった絵のカードをとっていく昔からの子供向けカードゲーム。もぐ。」

「ウーノ達もやろー!数が増えれば・・・今年は勝てるかもしれない!」

「そうそう!梓とイザベルもいれれば、10対1!これなら!」


急に言い出した日向の提案を、ぼけっと聞き流してたけど、かるたって、凄い懐かしぃ。


っていうか10対1ってなに?


対スズなの?


「梓!分かってないよね!いい?!本気で行かないとダメだよ!」

「そう!真剣勝負ー!スズはベテランだから!今年こそー」

「えええ?そんなに?」

「ふむ。梓。君は、分かってないようだね。かるたは記憶力とスピードの勝負。まぁ、あとでやってみようじゃないか。」


スズさんも意外に本気でくるようです。

あれ?

そんなに真剣な遊びだっけ?


「私は見てるだけよ。」

「むむむ・・・9対1になってしまったようだ。」

「ぬぬぬ・・・尚弥氏が起きるのを待つか・・・?」

「いや彼は暫く食べるぞい。」

「せやな。無理やん。」

「キュキュ」「キー?」


そして、ひとまず食後のアイスを済ませたスズを相手に、かるたをしてみたけど…



た、確かに強かった・・・。

記憶力・・・なの?

これ?

札が跳ねる前に、もう勝負は終わっていた。


和さんが読み上げるのを聞き終わってから、探すなんて・・・

全く無理な話です。

和さんも読みながら・・・何なら読む前から、だいたいの場所をヒントくれるのに、私は一枚も取れなかった・・・


「ふむ。君たち?手加減しなくてもいいよ。」


「「ぐぬぬぬ」」

「おやおや?制限いれるかい?」


「「くくく・・くやしいぃきぃぃぃ」」

「は・・ハヤい・・・早スギル・・・」

「キュキュ!?」「キュウキュウー!」


どこかの魔王でしょうか?

煽ってくるスタイル。

でも確かに9対1なのに、3回やって全敗・・・


「まぁ私はアイスのおかわりしたいから、まずは9人で練習したまえ。」

「僕もおかわりー!お雑煮増量でー。」

「じゃあ読み手はイザベルにお願いね。」


「・・・分かったわよ。はーい。並べてー。」


「ま、まって・・・。私も一度休憩・・・。」


はぁ…

台所に飲み物を取りに行く。


「ははは。梓さんお疲れ様。はい。尚弥。」

「かるたなんてきっと久しぶりだよね。しょうがない。ありがとうー」

「まぁ1000年後またおいでって事だね。」


「・・・な。なるほど?え?もしかして、百人一首の方が得意だったりする・・・?」


「それこそ負ける気がしない。……札がまだ手書きだった頃からやってるしね。」


「梓さん。それだけはおすすめしない・・・」


なるほど。

当事者兼経験者・・・


つまりそれは、日向達の言う通り、ベテランだよ。

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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