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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 境界に立つ者たち
32/52

疑問:参加者おk?

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

毎日仕事の一環ではあるもののスケジュールを覗く事が、実は引き出しにしまった飴玉を探すような密かな楽しみになっている。


 まずスケジュールを見ていると、スズがスケジュールにメモ書きを追加したり、予定しているスケジュールに追加のコメントが入っていたり、スズは意外にこまめなようだ。

一緒に働いていた頃も、仕事はちゃんとしていたしね。

そして、和さんもそれらを見て更に追加したりすることもあったりなかったり。

後は和さんの方から「休憩時間」と記載の枠を追加して、埋まっていないスケジュールの枠を無理やり埋めたりしてるみたいで、それをスズに消されたりしながら時々、二人の間でスケジュール枠の静かな陣取り合戦が繰り広げられている。


さて、今日はどうだろうかなぁ。


 午前中のいつものランニングを終えて、屋上のお風呂に入り一息。

そして仕事に入る。

始めに、今日のスケジュールを一通りチェックしていく。

と、見ていたら、急にスケジュールが追加された。


–お昼ご飯


 12時過ぎになると、お昼ご飯に何を食べたかが、たまにスズからこうして追加される。

和さん曰く、こうしないと会社のお昼休憩はメールチェックに集中しすぎて、お昼休憩だというのにコーヒー1杯だけで済ませてしまう事もあるらしいので、書ける時は書けと言ったらしい。

ちなみに、もしそれが書いて無い時は、スズのその日の夕食の量が増えるとかなんとか…


今日はサンドウィッチを食べたらしい。


そして「美味しくない」とメモに追加された。


そして、今日の予定では19時に相談所のミーティングが入っているので、会社の仕事はきっと気合いで定時終了させるのだろう。

もしこんな事を一緒に働いていた時の、当時の私が知っていれば、残業をきっと請け負っていたんだろうなぁ。

まぁもしも分かってたら、そもそも退職させてる方を先に考えるだろうなぁ。


 その後のスケジュールも20時にミーティングが入っており、「長くなりそう」とメモがあるので、その次のミーティングは30分ずらして開始予定時間は21時30分となっている。

そっちのメモでは「夕飯食べる」との事。


そりゃ時間的にも、お腹はかなり空いてるよね。


次の22時30分から0時までの時間は、和さんが入れた「お風呂」や「仮眠」のスケジュールと、スズが入れた「添付資料追加」と「集計作業」が重なっている。


この場合、結局はどっちが優先されるんだろう・・・


和さんが言うには、本当に日程の再調整等でスケジュールを入れる場所がどこにも無い時は、こういう所を埋めて良いとの事。

でもその時の和さんが、苦渋の顔をしていたことを思い出す。

今日はお風呂とかで、スズが上の階に上がってくるのは恐らく夜中になりそう。


あとは時間毎のスケジュールとは別に、その日のスケジュールを記載するカレンダーの一番上の部分にも、何かが入っている事もある。


–魔法省のトルストイの報告書は?

メモ:水曜までに返事がなければ、乗り込むと言ってある。


–梓に契約書渡してないや。宜しくおねしゃす。

メモ:了


もはやその内容はカレンダーとしての記入ではなく、チャットみたいな感じ。

スズと和さん的には、情報共有や交換用のホワイトボード代わりなのかもしれない。


そしてチャットの方でも先日和さんに招待してもらってから、毎日の通知数が凄い事になっている。

チャットは、だいたい日向と秀人の朝のメールチェック報告から始まる。


日向「個別3件!」

秀人「一つ、蹴る。二つ、無視。三つぅぅ!お断りぃ!」

日向「和『よくやった』!」

和「全て断るのはいいんだけど、一応もう少しお客様の詳細情報とか、相談内容を簡単にでも書いておいてほしい」

スズ「いやいや?私に確認するっていう工程はどこへ行った。」

日向「あい(あ。スズ・・・えっとぉ)」

秀人「うい(まぁまぁ気にせず気にせずー)」


日向「1!痛い系女子Aさん。恋愛相談。あー可愛い可愛い。告白でもなんでもすればいいんじゃないの。ほら。なんか色々可愛いし?いけるいける!」

秀人「2!石頭魔法使いB氏。なんかお宅のやり方どうなんですかねぇ、もう少し立場ってモノを・・・無視虫むしぃぃぃ!!!削除ぉぉぉ。ブローック!」

日向「3!行き過ぎた同居人Cやん。ちょっと問題のある先輩がいてぇ、会社内でぇみんな~困っているんですぅ。だからぁあの先輩を××してくれません?ノオオオオ!うちは相談所だってーの!なんて依頼してくれとんじゃぁ!ぼけぇぇ!」

和「良くやった。」

スズ「おーい。」


とそんなこんなメッセージで、朝から通知が小鳥のように鳴き続ける。

更にびっくりした事に、圭さんもかなり頻繁にメッセージがあるのだ。

圭さんは普段地下にいるから、殆どみんなと話さないのかな?

…って思ってたけど、実はそうではなかったようで。


圭「接近」

圭「猫ニャ」

秀人「外の公園までお見送りー」


圭「19時21分電話:39歳都内△△区在住独身一人暮らし男性。」

圭「俺、俺、俺なんだけどさ・・・。おじさん。付き合ってくれるって言うから30分ぐらい話してたら、一番盛り上がった所で急に切られちまったよぉぉ・・・。俺はどこに振り込めば良いんだよぉぉ!じぃちゃぁぁぁん!!着拒済。」


圭「接近」

圭「客。1名。魔法使い。武器あり。設置なし。」

日向「あいあいさ~」


圭「コーラ2リットルplease。ベイベー・・・・あ。宜しければアイスも・・・ダーリン。」

日向「うぇい。ハニー今日の買い出しの時ねー!」

秀人「最近出たヤツ、pickupいぇあ!スイート!」


圭「接近」

圭「イザベルニャ」

和「それは流石にいらない。」


圭「01時07分電話:44歳△△県在住離婚独り身男性」

圭「はぁはぁ(*´Д`)今日どんなパンツ履いてるの?オジサン。おれぁよぉ!今日は十字架柄だぜぇぇぇうぇぇい!俺はパンツにまけねぇぇ!クロスブレェェクyeeeee!着拒済。」

尚弥「素朴な疑問。どこでそんなの売ってんの。」

圭「おうおう。聞いてくれるかよあんちゃん!こりゃとある裏路地に蔓延る商店によぉ~そりゃもう骨と皮だけのようなジジイがおってなぁなぁ・・。雨の中歩いてるワイに声をかけてくるでやんす~」

尚弥「うん。ごめん。1世紀後にヨロ ノシ」


圭「接近」

圭「客。基本世界の893さん。武器なし。なんか普通の人っぽ」

圭「追加:○○市○○在住。家族持ち男性。犯罪履歴なし。」


と不定期なタイミングで、営業時間外の電話の報告や相談所へ接近してきた人の事を連絡してくれているメッセージが殆ど…

では、あるんだけども…


接近したお客様の情報を即座に調べ、玄関にお客様がたどり着く前に連絡してくるのが凄い。

そして、電話対応の報告はなんか違う意味で凄い。

あとは、たまに最初は報告の予定だった?のはずが、そのまま盛り上がることもある。


圭「あるぅひぃ森のなか。僕らはぁであぁぁたぁぁぉ!ここが割られ目そして、起点!原点!熊さんはぁぁ!そんな森のinsideぉぉ!イエァ!君だけで良いのかい?!イェスいえす!ソレが本当なら今すぐに?!ノォォォ?!あかーんぜぇぇ立止keepout!!ルルルル~」

スズ「回線エラーかな。お嬢さん5分待たれたし。」

日向「花咲くもーりーのーみちー」

秀人「熊さんにであぁーたぁー」

圭「人面熊さんのう多ぉぉ」

日向「言うことにゃ(くまさんお顔が・・・」

秀人「おじょおさん(え?く、クマさん?」

スズ「熊☆彡「解散!」」

圭「シュε=(っ'A)っ」

日向「|彡サッ」


秀人「_・)チラ」

スズ「|ω・)ミテマスヨ」

秀人「ヾ(゜Д゜)ノ゛ タタタ..」


結構、いやかなり、やり取りが濃いよ。

初めての圭さんの印象も凄かったけど、でもやっぱりちゃんと仕事もしてるんだなぁ・・・

圭さんのメッセージの量は既に多いのに、そこに日向と秀人がノリだすとメッセージはほっとけば100通ぐらいすぐ溜まってしまう。

そして何故かたまに、スズもノッてきてるし・・・

最初に連発の通知音を聞いた時は、スマホが壊れたかと驚いた。


 まぁそんなメッセージにも今では楽しく目を通しつつ、平日は何だかんだでメールや電話に追われる。

新規のお客様の方はほとんど断りながら、どうにか最近やっと仕事の大まかな流れは掴めてきたと思う。


そしてさっきもう一つ気が付いたのだけど、このチャット。

尚弥さんの参加も驚きなんだけど…

日名子様やミランダさんや先日お会いしたアンジェラさんもたまに見てるらしい・・・マジ?

そりゃ色々と話が早いわけだよね、昔のメッセージを念の為に見返していたら、極まれにその方々のメッセージがあることに気が付いて、チャットの参加者メンバーをつい確認してしまった。


いやいや。

オープン過ぎない?

まぁ本当に大事な情報とか、お客様の実名とかは無いから、みんな分かってやってるんだろうけど。


あとは、ホワイトボードも実際に相談所の2階にはあって、スズは殆ど書いてないけど日向達と和さんが基本的に書いている。

そして最近記入者が増えました。


20××年12月22日(月)曇り

日向:9時すぎ。メールチェック完了!

秀人:だいたい11時頃。お客様対応完了ー。

和:12時MTG。1時間ぐらい予定。

梓:13時30分メールチェック完了。リスケ対応これからです。

ウーノ:14じ。かていさいえん。水やり完了。ちょっと開いてるところにビニールハウスどうだろうか?

和:15時お客様対応済。スズに報告済。

いいよー。一度設置したことあるから、道具は日向達に聞いて貰えればー

日向:いいね!手伝うよー!

ドゥエ:16じ。ふとん干してあったしまった。4かいと5かいの広ばにおいた。どっかしまう?

秀人:忘れてた!ありがとうー!大丈夫!それぞれ持っていくよー。


 とこんな感じで、行った作業などやメモ等が時々追加されていく。

たまに黒い子達も書いてたから、横目で気になっていたけど

その内容は流石ウーノ様達です。

気が利く素晴らしい黒い生き物達。


そんなこんなでみんな色々なところでやりとりしてて、和さんに関してはスズのスケジュールも合わせると、かなりこれだけでもチェックするのは、大変なんじゃないでしょうか。

でもこれって仕事としての面もあると思うけど、きっとコミュニケーションの一つなんだろうなぁ。

みんなが楽しそうに書いてたり、やり取りしてるのを見るとこっちも楽しくなる。


 そういえば、和さんにクリスマスプレゼントの相談をしたら、オンラインで申し訳ないですけど、ってスマホの回線を繋げてくれるって言って頂けました。

外部との接触は極力控える事が条件、ではあるもののそこは全然気にならない。

そもそも和さんもかなり申し訳なさそうに、外出できない私に気を使ってくれていたし、逆にこっちが申し訳なくなってしまった。


 そういう事もあり、先日無事に私なりのみんなへのプレゼントを注文してみたので、それが今日届いたとの連絡もあった。

基本世界の荷物の場合は、玄関まできてくれないようなので、正面の庭の入口の方に荷物置き場用意されていて、そちらに配達の方が入れてくれるみたい。

後で早速取りに行ってみようー。


胸の奥で小さな鐘が鳴っているみたい。


わくわく。

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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