答え:歳月何者も待たず
大まかに進めながら細かいことで追加していったりと
後からあれもこれもとなる事もありそうで
実際そんな事もないかもしれない。
そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので
あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。
体にあった小説をお選び下さい。
「ちょっと騒がしい件が別にもあってね。時間がないから、要件だけ言うよ。」
応接室に入って、すぐに座るのも惜しんでアンジェラが話し始めた。
「まずは、あの現場だが・・・あれはなんなんだい?
・・・現場だけじゃない、あのエリア全体かもしれない。至るところに残滓が残っていたよ。
なんで、誰も気付かなかったのか不可解な程にね。あの場所は確実に魔法世界が関与してる。
ちょっと調べただけで、そんな状態だ。本来は魔法省をすぐ呼ぶべきだが、その前にカイルの方でも現場を確認するかい?」
「あぁそうだな。魔法省の調査結果を待つと、報告書同様にいちいちこっちに来るまでに時間がかかる。和。お願いしていい?」
「分かった。で、その現場というのは?」
「山本梓の自殺現場だ。」
「…なるほど。それは最優先だな。この後にでも行く用意をする。」
ガルシアの内容と合わせ、和の調査も同様の内容なら――山本梓の死亡は、意図的に操作された可能性が高い。
あとは、それ以前の関与についてと死亡後の遺体について。
とはなるが死亡後については、ひとまずいいとしてもそれ以前の関与、つまり東京へ上京してくる18歳以前の部分が優先かな。
「それが、まず急いで伝えたかった事の一つだね。そしてもう一つ。
スズ。あんた、こないだリュースにドアを借りたんだって?」
「…あぁ。そうだな。」
「はぁ・・・。一応リュースの報告とカイルの報告からも、怪異からの違法介入の可能性があったから、現場確認の為に使用した。とはなっていたけど。」
「間違ってはいない。」
「まぁそれ自体が問題って訳じゃないんだけど・・・。少し前に交渉人が、一人逃げたのは聞いたかい?」
「知らん。」
「あぁ。怪異世界に逃亡して、捜索中って聞いてる。」
同じ交渉人として、和の方は知っているようだ。
「あたいもそいつの事は知らない奴だったから、あんまり気にしてなかったんだけどさ、そいつは怪異世界と魔法世界間での交渉を担当していた奴だった。
そんで、少し前に何故か魔法世界と基本世界を繋いだ事が、管理部から指摘されたみたいで、本人曰く怪異が基本世界に逃げた可能性があったから、緊急性がありその申請をしたと言っていたそうだ。」
話がまだ見えない。
「それで?」
「その申請が下りる過程がどうなってるのか私は細かい事は知らないけど、カイルが出した以前の報告書の『山本梓の居住場所にある設置魔法の報告』を外務の方が確認した際に、そこに記載された住所とそいつが基本世界側に申請した住所が一致したんだそうだ。」
「・・・その交渉人は誰だ?」
「交渉人の名前はノア・スミス。その指摘のすぐ後に彼女からは有給申請が入り、そのまま音信不通。特定の居住場所はなく、最後の移動履歴が怪異世界となっているらしいよ。」
最初に梓が魔法世界に連れ去られた時の方法については、確かに疑問があった。
梓が言うには、家のドアの先が既にマンションの出口ではなくなって、別の場所と繋がっていたと言っていたが、その時のドアの先が魔法世界だったかどうかまでは、彼女には判断ができない。
それに基本世界と魔法世界を繋ぐ場所は、現在も見つけられずに存在する管理外の場所はいくつかあるので、その時の移動方法が本当に交渉人ドアと判断する材料は、残念ながら無かった。
「和は知っているか?」
「・・・ノア・スミスか。多分知らないな。まさか交渉人にも、フォーラス関係者がいるのか・・。」
「ま。そういうことだね。とにかくその事も調べる必要はあるだろうけど、ひとまずその事もあって怪異世界側の交渉人の履歴に管理部からの見直しが入っているが、それ以外にも基本世界の担当交渉人である私達の方もチェックが入ってる。」
「…それでこないだのリュースの交渉人ドアでの移動が、問題視されてるの?」
「まだ問題視とか、そこまでではない感じだと思うけど、とにかく暫くは部外者の使用については厳しく目を付けられる事になるだろうから、一応気をつけな。」
「分かった。助かる。」
「…リュースは大丈夫か?」
「あぁ。あいつは賢いからね。それに本当にまだチェック程度で、多分大きく監査のように動いてる感じじゃない。」
交渉人のドアの管理の運営上、これ以上はノア・スミスという交渉人がドアを使う事はできないと思うが、フォーラス家がここまで幅広く移動方法を調達してるとなると――魔法世界・死神世界・怪異世界以外にも移動場所がある可能性すらある。
それは靴底に小石が入り込んだような、不快な予感。
こんなに世界を広く認識している人間はそもそも少ない…
「とにかく、そんなとこだ。」
「分かった。どちらも助かったよ。忙しいとこ申し訳ないが、もう一つの依頼の方も宜しく頼む。」
「そうだね。あたいも今回は調べる事に賛成だから、急ぎめに行くよ。また、連絡する。」
「アンジェラも気をつけて。」
アンジェラは返事代わりに片手を上げ、早々に部屋を出ていった。
「…スズ。行方不明の交渉人の件について悪かった。まさかフォーラス家関係の話だとまでは思ってなかった。」
「いや、当たり前だ。たかが交渉人が一人逃げた事で、こんな事に繋がるとは予想はできない。」
「あぁ。・・・でもこれ以上そいつはドアは使えないはずだ。」
「そうだな。交渉人の中の関係者が、その一人だけならそれで良いんだが…」
「・・・それもそうか。交渉人ドアは管理自体が厳しいけど、一度申請さえ通ってしまえば、基本世界・魔法世界・怪異世界の大体の場所には繋げられる。」
「履歴や申請報告を見せろ。といっても無理だろうし。
だからといって、いちいちその辺にあるドアに気をつけろ。というのも無理がある。
ひとまずは今は相談所内の1階より上の階は魔法制限が掛かっている以上、まぁ一応大丈夫だろうが和の方でも気にしておいて。」
「分かった・・・。」
さて、見えない盤上で、常に一手遅れている感覚が残る。
本格的に怪異世界からでも、魔法世界以外の逃走経路や場所を見つけないと、いよいよまずい気がする。
年末辺りで、彼の手を借りるか。
それとも…
「あ。それでさっきの現場なんだけど。」
「そうだな。住所と見れる部分は限られてるが現場検証の資料を持ってくる。和は一度着替えてくる?」
「あぁ。日向達にも出かけるって言ってくるから、上に上がって来る。」
「分かった。」
話を終えて応接室を出ると、私は地下へ、和は上階へ向かった。
「・・・・」
ところどころで情報は出てくるのに、肝心な部分で逃げられたりと重なってしまっている。
その中の一人でも捕まえられれば、かなり変わる事もあるかもしれないが…
それも切ってもまだ動いているトカゲのしっぽのような気もする。
それにところどころで、やはり怪異の話が出てくるのも気になる。
あの世界はある意味、交渉しやすい部分もあるだろうが、如何せんリスクが高い。
確か、少し前にも一度、怪異世界と大きなトラブルがあったばかり…
あれは、いつ頃だったか。
いや。こう考え込んでも確認しない事には何も進まない。
やっぱり一度行こう。
だが最後の問題はもし無事に戻ってこれなかった時に、どうするかだ。
もしも死んでしまった場合、この魂はすぐにそのまま次の体へ生まれ変わる。
だが、生まれ変わったからといっても、所詮最初は幼児だ。
つまり0歳から~6歳前後はほぼ動けない。
なので死ぬ事に対するデメリットが普通よりも低くても、何もできない期間が今の状況では広すぎる。
そしてそこまでして、確認しにいったところで、直接的な解決になる保証が現状では確認できていない。
…それなら多少時間がかかったとしても、死ぬリスクが低い方法を選んだ方が良いと思うが、それもフォーラス家の出方に委ねてしまっている状況なのが気になる。
進まない。
「待たせた。」
「いや。はい。」
住所を記載したメモと資料を和に手渡す。
「こっちは移動しながら確認しておく。アンジェラの話を聞く限りだと多少広く現場を確認した方が良いと思うから、戻りは夕飯時間前になるかギリギリだとは思う。遅くなるようなら連絡する。」
「分かった。頼んだ。」
玄関から出て行く和を見送って、再び地下に戻ろうと振り向くと、尚弥が階段から降りてきた。
「帰るところ?」
「うん。年末は忙しいからね。明日も早いんだよね。」
「いつも助かってる。ありがとう。」
「いーえ。最近はみんな元気そうだから、やる事が無くて助かるよ。」
「おかげさま。」
「あ。そういえば、和が少しボヤいてたよ?体調が悪いわけじゃないけど、調子悪いんだって?」
…先日の事だな。
わざわざ言ったようだ。全く心配性だ。
「いや、一時的なもの。夢を見ると、当時の記憶や思考が混ざって時々困惑する事がある。」
「・・・なるほど。夢は記憶の整理とは言うけど、スズの場合はちょっと違うのかもね。」
「…記憶の整理ね。本当に本棚の様に保存と読み返しを、自分でコントロールできるなら良いんだろうけど。」
「あはは。それは確かに。僕もそれには同意するよ。まぁともかく普通の医者としての意見で言えば、十分なまとまった睡眠が取れてないことと睡眠時間も時間帯がバラバラだから、自律神経の乱れが原因の可能性もあるかな。なので生活習慣を正常に戻す事は推奨するよ。」
「その通りだろう。多少気遣ってみる。ありがとう。」
「はいはい。じゃあまた来週〜。」
今度はナオを見送る。
ナオがここに来てくれる事は本当に助かる。
偶然海外で出会った日本人というきっかけだったが、ナオのあの若さで知識も経験もある医者というのは、なかなかいない。
しかも、こっちの事情を説明しても意外とすんなり受けとめてくる。
ある意味、常識外れだと言うことなのだろうけど、それも含めて今は人選に恵まれてる。
--別に助ける相手が人間かどうかで僕は決めてないよ。
和なら交渉人として魔法世界をスムーズに行き来できるが、ヒナ達の場合はそうはいかない。
ナオが来る前は、ヒナやヒデの怪我や病気の度に私達が二人の親ではない事などもあって、虐待の可能性等を持たれて毎回毎回そういった質問対応が大変だったし、和の方で表面的な治療はできるけど専門的な知識を持ち合わせていないので、心配も残る事があった。
ナオの方では最近は交渉人も病院にたまに相談しにくるらしく、良く知らない人からも急に見て欲しいって相談が多くくるので大変らしい。
今週はその相談関連で、アフリカの方にも行くとか言ってたな。
そういった面でも、個別にところどころで交渉人とのやりとりを行う事もある。
そういった交渉人全員が怪しいとはいわないが、もしもフォーラス家に関わっている人間にこちらの情報が漏れるなどがあると非常に宜しくない事だ。
ミランダから貰った基本世界側の交渉人の担当者リストを見ながら、名前を追っていく。
だいたいこっちに関与する担当者は約30名。
その中で私の方で個人的に連絡をする担当者は、和を含めて7名。
この7名はもちろん和も知っている交渉人だし、お互いの事情を確認したりしながら、報告書も出しているので不審な行動をしている可能性は恐らく低い。
とすれば気になるのは残りの20数名ぐらいだが、流石にこちらからむやみに連絡を取るのは不審だろう。
「んー・・・」
なかなか手は付けにくそうだな。
一応圭に調べてもらう?
いや、流石に20名近い上に、あっちこっちに移動する交渉人を追うのは手間がかかりすぎる。
それに基本世界側は追いかけられても、別世界へ行ってしまえばさっきの逃げたヤツ同様に、追いかけるのは難しい。
これも保留か。
–ブブブ
端末が震えた。
魔法世界側の少し前に魔法省の役職から離れた、500年代層と呼ばれる魔法使いのブラン・アーケンからの連絡。
一応会ってはくれるのか、秘書なのか弟子なのか分からん奴からの連絡だが、この後でも挨拶できるらしい。
「行くか。」
世界単位での私自身の移動だけなら、自分の通路で行くことができるので、連絡には「すぐに行く」との了承の旨と行き先の住所の送付を依頼して返信し、まずは着替える。
思ったよりすぐに返事が来た。
今回500年代層への接触について、何名かに連絡してみたが即断りか、連絡がない状況だったので助かる。
だが、正直あまりよく知らない魔法使いなので、注意はしておいた方が良い。
【付いてきて】
–ブブブ
送付してもらった行き先の住所を確認し、扉をくぐる。
500年代層の魔法使いは、その名の通り500歳に達した魔法使いを総称している。
戦争などの様々な問題はあったものの、最終的には政治は若者たちの意見を取り入れるべき、という意見を受け入れた結果、500歳に達した者から魔法省の役職を抜けるようになったのが最近。
その為、500年代層の一部にはブラン・アーケンのように最近抜けた者も出てきていて、直接的な関与はできないものの元々の地位や実績によっては、論者や相談役として力が残っている者がいる。
もちろん中には抜ける事自体を嫌がり、抜けない者もいるがブラン・アーケンは素直に抜けた魔法使い。
なのであまり面識はないものの、もしも柔軟性や聞く耳のある魔法使いだとしたら、多少こちらの話を聞いて貰えることを期待している。
–コンコン
「おまちしておりました。」
通路に直接つながった扉へノックをすると、すぐに家の者が中から扉を開けてくれた。
「スズ様ですね。本日はご挨拶にということでしたので、大変恐縮ではございますが、あまり時間はございません。30分程度にて、よろしくお願い申し上げます。」
「こちらこそ急な相談にもかかわらず、ありがとうございます。分かりました。」
家政婦なのか、奥さんなのか分からないが、ややご年配の女性の方がそのまま部屋へ案内をしてくれる。
あ。和に連絡入れとくの忘れてた。
まぁすぐ帰るし良いか。
–コンコン
「ブラン様。お客様をお連れ致しました。」
「あぁ。どうぞ。」
「失礼します。」
「…失礼します。」
見た目はまだ30代程度の男性。
魔法使いの場合は老化が見た目に現れてくるのは、700~800年代付近になるのでそこまでの見た目はあまり変わらない。
なのでぱっと見では、ほぼ魔法使いは年齢が分からない。
「こんにちは、スズさん。何度かお会いしたことがあるね。」
「こんにちは、ブランさん。えぇ集まりや会議の際に何度か。」
「どうぞそちらにおかけください。」
「失礼します。」
–パタン
案内してくれた女性は、一度退出した。
飲み物でも持ってくるだろう。
「本日は急なご調整頂き、ありがとうございます。」
「いや、私も実は君と一度話してみたいと思っていたんだ。」
「…それは良かったです。では先にご質問があるようでしたら、お伺い致しますが。」
「そうかい?じゃあいくつか気になっていたことを、聞いてみようかな。」
「はい。」
向こうも用があるという事なので、先に確認してしまおう。
いきなり会ったばかりの今日で、政府の担当者に梓の事を通して欲しいと言うのは、流石に厳しいだろうから、本当に今日はあいさつ程度のつもりだったし。
「まず君はwalkerと呼ばれる者なのだろう?どうやって生まれ変わり先を決めているんだい?」
「こちらでは指定も操作もできませんし、していません。恐らくはタイミングが合ったところに勝手に生まれ変わるのではないかと。」
「ふむ。もしもタイミングが合わなかったら?」
「人類の人数的に、ほぼそういう事はありませんが、極まれにその場合は別の世界に生まれる事もあります。」
「なるほど、ではあくまでタイミングが合った先なんだね。」
「恐らくは。」
私達の事について興味があるのだろうか?
まぁこのぐらいの事であれば答えるが、その先にある目的に対しては答えられないことが、ほぼ分かっているので、どう悪い感じにせずに受け流すかな。
「君たちは子孫は作れるのかな?walkerの子供がwalkerになったなどの話は、聞いた事がないのだが。」
「いえ、基本的には子供は作れません。」
「そうなのか。それではあくまで君たちだけなんだね。」
「そうですね、子孫から増えたという事は、私は聞いたことがありません。」
…何かこんな話。
前にもした気がする。
–コンコン
「失礼いたします。」
先ほどの女性の方が、飲み物を持って戻って来た。
ブラン・アーケンはそれを眺めて、退室を待っているようだ。
この話はあまり聞かれたくないのだろうか。
「ありがとうございます。」
ブランの後に続いて、私も手渡されたティーカップを受け取り中身を確認する。
ここで睡眠薬などが含まれていても困る。
「・・・・」
うん。その様だ。
この男は興味本位なのか、人体実験がしたいのか。
目的は質問通りならwalkerの事を調べたいのだろう。
–パタン
女性が再び退出したのを確認して、早々に伝える。
「…過去にもwalkerを調べようとされた方は数多くいらっしゃいましたが、肉体は普通の基本世界の人間と変わらず、誰かに引き継ぐなども聞いたこともありませんし、やり方も分かっておりません。」
「そうか。それならその記憶に魔法で介入して他の者に共有したり、転換させる事はできないだろうか?」
「精神魔法での思念透視や直近の記憶分析等は可能だと思われますが、私たち自身が自身の記憶をコントロールしているわけではないので、全てを共有する事は難しいかと。」
ここに和を連れてこなくて良かった。
絶対このあたりで怒る。
しかし、これで彼との挨拶を最後にするのは少々困るし、何か提案を入れてみるか。
「ですが、記憶についてはまだ不明瞭ではあるものの、一部を分析し3世代分ぐらいの情報量として取得された例もありますので、明確にできるできないまでの範囲はハッキリとは分かっておりません。
ブランさんが何か指定の興味がある知識などでしたら、私が持っている範囲で思い出すことで多少共有することについての協力は可能かとも思われます。」
「・・・だが、それは君の意思次第ということだろうね。」
「残念ながら、私の記憶でございますので。」
何を知りたがっているのやら、最初は自分がwalkerなりたいのか?
という質問だったと思ったが、睡眠薬といい”私”に用がある?
いや、まだ何とも言えないか。
「ではこれは相談なのだが、たまにここに来て、それを飲んでもらえないだろうか?」
「…これですか。」
ブラン・アーケンはティーカップを指す。
「寝ていては私の方で指定頂いた記憶を思い出す。ということは難しいのですが?」
「いや、それでいい。その上でこちらで勝手にさせてもらえるなら、何度かで良い。君の記憶を見させてもらいたい。」
「…分かりました。ひとまずこちらは頂戴致します。次回以降については、起床後にご調整いたしましょう。」
「分かった。」
睡眠時の記憶など、内容がバラけてしまっている上に整合性がない。
あまり意味はないと思うが・・・
まぁそれでいいなら付き合うか。
基本世界の睡眠薬と違い、睡眠魔法は直接的な魔法介入で脳の動きを睡眠時の状態に近づける為、意識は水に落とした灯りのように沈んだ。
–
その後、30分程で目が覚め無事帰宅できた。
ブラン・アーケンとしては、これをあと10回ぐらいは様子を見ながら試してみたいという事だったので、ひとまずは次回の調整は来月にでも連絡する事にしておいた。
…ただの変態なら良いが。
だが、和には言えん。
もしもお時間があるようでしたら
一文二文、はたまた評価頂けたら
ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。




