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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
22/33

疑問:私に何ができますか?

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

 色々な事が重なって起きてしまっている事は分かる。


相談所が襲われ(それはすぐ解決したらしいが)

地下に居る圭さんが急に家を飛び出し(太平洋横断とな…?)

そして、ここまで静かについてきてくれていたアイザック君が、急に怒鳴ったりと…


もう私には静かに邪魔しないように徹するしかない。

日向達が心配。


 スズに怒られ、っていうかスズって凄い静かに正論でちゃんと注意するんだなぁ。

正直怒っている人の大半はだんだん感情的になり、それに合わせて徐々にその目的が注意からはずれる事も多いけど、スズは怒っているというより至極冷静に正論で注意をする。

だからただ怒鳴り散らす人より、ああいう人の方が怒らせるとかなり恐いと思う。

アイザック君はまだ納得いかない顔はしているものの、静かに私に着いてきてくれているし、まずは3階に行こう。


「キュウ!キュウ!」「キーキキー!!!」「キュキュキュー!!」

「「梓ぁぁぁぁ!!おがえりぃぃぃ」」

「カエッテキタカ・・・ヨカッタ。」

「カエッタ。オカエリ。ヨカッタ。」


泣き声が先に部屋に溢れた。


おおう。

これは凄い。

3階は、感情だけが先に走っているみたい。


あぁでも日向と秀人がひとまずは怪我もなく元気そうで良かった…

まぁ、凄い泣いてるけど・・・


「二人とも大丈夫?和さんもすぐ来るから。まずは落ち着いて、あ。飲み物入れようか。」

「ううううう。ありがどうぅぅぅ。圭がね!ううっ頑張って引っ張ったのにぃぃぃ!もー!!」

「すみませんんんn・・・ひなぁ。でも、あれは無理だったよぉぉ。ひなぁぁ」

「キュウゥゥゥ・・・」「キーキキ・・・」「キュキュ・・・キュ」


二人で圭さんを止めようと頑張ったけど、止められず飛び出して行ってしまったんだろうか。

黒い子達も泣く代わりに、二人をじっと見上げてる。


「二人とも頑張ったんだね。お留守番ありがとう。本当に怪我は大丈夫?」

「けがはしてないぃぃ。魔法使いはザコだったぁぁぁ・・」

「はいぃ。魔法使いの方々は弱い方で、ちょっと固い方は圭が・・・殴ってくれてぇぇ・・」

「「・・・・ズビッ・・・そういえばその子だれぇぇ??」」


アイザック君ちょっと引いてるし、黒い子にも驚いてて反応に困ってるよね。

そりゃ会って早々大泣きで出迎えられて、知らない生き物も居たらびっくりするよね。


「この子はアイザック君っていうの。あ。そういえば私も自己紹介してなかったよね。ええと・・・今は普通に名乗っていいのかな?やま・・・」

「ミズメ」

「あぁそうそう。そういえば、ミランダさんのところで言ってたよね。そう、ミズメっていうのよろしくね。この子達は・・・」

「魔法使いの子なの?お客様ぁ?ずび・・・」

「それなら僕はユリアスで、こっちはアイリス。ずずっ・・・」


え。

魔法使いの名前が二人にはあるんだ。

そういえば和さんもカイルさんって呼ばれてたや。

そっちが本来の名前になるのかな?


一先ずミルクを三人分~五人分ぐらい、鍋に入れて温め始める。

和さんはすぐ来るっぽいと思うけど、私と同じコーヒーでいいかな?


「ダイジョウブカ・・・?」

「わ!!大丈夫よ。バタバタしてごめんね。あなたたちも何か飲む?」

「ミルクをタノム。テツダウ。」

「ありがとう。じゃあまとめて牛乳は温めてるから、みんなのコップをお願い出来る?」

「ワカッタ。」


やっぱり急にはびっくりするけど、手伝ってくれるし凄くいい生き物達だなぁ。

一番大きい黒い生き物は、大きい棚の上の方にあるコップも楽々に出し、順に並べてくれた。


「みんなもびっくりしたと思うけど、6人?6匹でいいのかな?みんな大丈夫?」

「ダイジョウブ、コッチノミンナはずっと家のナカにイタダケ。

ヒナタとヒデトをしんぱいシテた。今モしんぱいダ。」

「そっか良かった。そうだよね。二人が泣いてるのは心配だよね。

一先ず落ち着けるようにミルク用意しちゃお。」

「ソウダナ、ワカッタ。」


黒い生き物達は心配そうにはしているものの、そっちも大丈夫そうで良かった。

圭さんは分からないけど、先ずはここにいる全員の無事が確認できたのは一安心。


「ふぐっ・・ううう。・・・アイザックは・・・怪我してるね。」

「洋服も着替えなきゃ・・・ずずず・・・僕と同じぐらい・・?」

「・・・・別に後ででいい・・・てか、いつまで泣いてんだよ。」


「あぁみんな居るのかな?あ。梓さんありがとう。君も手伝ってくれてるんだね。助かるよ。」


和さんが上がって来た。


「「かずぅぅぅぅ!!おかえりぃぃ!!」」

「キュウ!キュウ!」「キーキキー!!」「キュキュキュー!!」


二人は少しずつ落ち着いていた様子だったけど、和を見て再び泣き出してしまった。

でもこれは安心から泣いているようだから、まずは落ち着くのをゆっくり待とう。

ミルクにはちみつを入れて、黒い子と一緒にテーブルに置いていく。


「二人とも一応は大丈夫そうだけど、ちょっと念のために確認するよ。」


和さんが二人に向かって手をかざす。

イザベルを私から離れないようにする為に、家を出る時に魔法をかけた時とお同じ。

和さんの手元が淡く光った。


「うん。一先ずは大丈夫そうだね。

尚弥にも声かけておくから、一応後からでも見てもらおうか。」

「わかったぁぁぁ!!和ぅ!あのっ圭がね!魔法使いを殴った後にすぐに飛んでぇぇ!!」

「日向が風で防いだり・・・僕が結界をだしたりしてみたのにぃぃ・・全く止まらなかったぁぁぁ・・・」

「まぁあいつの場合はそういうのが通用する類じゃないからさ。

とにかく、二人は悪くないよ。反発で怪我しなくて良かったよ。

まずは梓さんがホットミルク入れてくれたんだ、大丈夫だから。落ち着きな。」

「「梓ぁぁありがとう・・・・」」

「キュウ」「キー」「キュ」


二人は改めて詳細を和さんに説明してくれたけど、圭さんは魔法が通用しないの・・・?

圭さんのイメージが太平洋横断といい、人間からどんどん離れていきそうなんだけど、


「アイザックはまず風呂に入って、着替えてから治療しようか。

そしたらまずは俺がアイザックの話を聞くから。」

「っ・・・すぐに入ってくる・・・」

「一緒に入る?」

「ひなはダメ。僕が一緒に入る。」

「そうだね。二人もミルク飲んだら、アイザックと一緒にまずはお風呂行っといで。」


「ウーノ達も」

「ウーノ?」

「ワタシタチのナマエモラッタ」

「ナマエー」


おぉ!どうやら黒い子達の名前が決まっていたようだ。

ウーノ?


「あぁ名前決まったんだね。なるほど。

一緒にお風呂に入っても良いけど流石に多いと思うよ?一人か二人ずつとかにしたら?」

「大丈夫!散歩と同じで3匹ずつで日向と秀人に分かれて入るよ!」

「そうだね。そうしよ。名前は、大きい子からウーノ。ドゥエ。トレ。クワ。クエ。セイ!」

「キュ!」「キー!」「キュー」

「ん?そのまんまじゃないか。まぁ本人達が良いのなら、分かりやすくていいか。分かった。

あと、アイザックは怪我してるんだから、二人であんまり騒ぐんじゃないぞ。」

「「分かったー!」」


一気に6人分覚えるの大変だ。

えーと大きい順だねウーノと

・・ん?そのまんま・・名前が?

ドゥエとかって確かに聞いたことある気がする。

なんだっけ?


 それはともかく、アイザック君は今すぐにでもお風呂に行きたそうにしてるよ二人とも。

そうだよね、さっきの様子からもすごく焦ってるのかもしれない。

お父さんの犯人とかって言ってたし、こんなことしてる場合じゃないって感じなのかもしれない。


「あ!梓も行く?」

「あぁそうだね。人数も多くて大変だろうし・・」

「梓さんはダメ。ちょっとお仕事。」

「「ちぇっ」」

「あ。そうだった。一件今日のミーティングをずらして欲しいってきてたよー・・・」

「そうだった。ごめん。まだ返事してなかった・・・」

「そりゃよかった。いいよ。それはこっちで返事するから、二人とも飲み終わったら、みんなを案内して行っておいで。」

「「はーい」」


二人はまだ少し元気がないけど、多少調子を戻したようで良かった。


って私の仕事?

あ!なるほど…

そりゃそうだよね。

今日のミーティング予定の方に連絡しないといけないんだろうなぁ。

初めてのお仕事だけど、みんな大変そうな状況なんだし、こんな時こそ私も頑張ろう。


全員がお風呂場へ上がっていくと、音だけが、すっと引いていった。


とコップを片付けて、仕事用のスペースがある2階へ、和さんと一緒に降りた。

2階はまだあんまり来る頻度は多くないのだけど、1階の応接室と同じ配置で階段の裏側に、以前いろいろ教えてもらった会議室がある。

階段から右側には複数のデスクが連なっている。

その内の和さんやすでに説明を受けている私のデスクは既に分かっているけど、それでも残り4名分ぐらいはある。

しかも、明らかに現在も使っている状態の様子…

一体だれのデスクなのだろうか。

後は資料用の棚や金庫があったり、と凄く事務用オフィスってイメージがそのままの感じ。

階段から左側には、受付用として日向や秀人が使うスペースがある。

必要なものは一通り揃っている。

でも、仕事とは絶対に関係なさそうなものも見えた。


 和さんは自分のデスクの方へ向かっていき、和さんのパソコンとは別にノートパソコンを取り出して私に手渡してくれた。


え?

まさかの自分用パソコンまで配布!?

確かにこの相談所では私のスマホが使えないなら、どうやってメールや電話をするんだろうとか思ってたけど・・・。

このパソコンならメールが送れるのかな?何故?


「初期化して、必要なアプリ系とアカウントは登録しておいてます。メールや電話はお客様リストに入っている方だけ、送れるようになっているので新規はその度に別に登録が必要です。

あ!あと忘れる前にグループチャットに招待しますね。ちょっと座ってパソコン確認してみてください。」

「おおお。パソコンもお借りさせて頂けるんですね、ありがとうございます。分かりました!」


さて、操作は慣れたものだ!

まずは気になるメールを見てみる。

現在は未読は20通ぐらい、今日来てるのは既読も含めると約60通ぐらいのようだ。

そして、お気に入りに登録してあるシートからはお客様のリストも無事確認できた。

やっぱり多い…


「あぁ。ここに居たか。少し出てくる。アルゼンチン。

多分今日はミーティング無理だから、明日以降に回して。」

「分かった。この世界なんだろ?何かあれば連絡くれ。」

「分かった。そっちも。」


「ええええぇアルゼ・・!?えぇと気を付けてねぇ・・・」

「はーい。」


スズが上がってきて、要件だけ言ってまた降りて行ってしまった。


ああああアルゼンチン!?

そんなすぐ行ける場所でしたっけ?!


常識に捕らわれないように気を付けているけど、それでもどこまでも常識はずれなことばかりだー。

どんな所なんだろう・・・


「それじゃあ。調整は明日以降って事なので、調整が必要な今日のミーティングはこの5件ですね。

それ以外の資料作成とか調査とかは無視していいので、この5件の名前を確認してからリストからメールアドレスを確認してメールをまずは送っていきましょう。

ただ、今回は当日の調整なので、1時間して返事が来なければ電話もするので、電話番号も先に控えておいてもいいと思います。」

「分かりました。」

「日程調整の相談はこちらから送るメールの中でも、よくあるメールなのでメール文は過去の分からコピーしてくれてもOKです。その際はアドレスや名前等の修正漏れが無いように注意してください。」

「分かりました!あ。この英語?とかも調べた翻訳とかで修正していいんですか?」

「大丈夫です。大まかな内容は日本語の内容と同じようにしてるので、因みにこっちはイタリア語ですね。

このメールリストは全てこの世界の方々の分だけなので、他の世界分はありませんがもしも調整が必要なお客様が他の世界の方のスケジュールがある場合は、僕がやるので梓さんはこの世界の分だけちょっと言語が違うものも頑張ってみてください。」

「分かりました!」


 これってイタリア語だったのか・・・

あ!そうだ。イタリア語だ。

さっきの黒い子達の名前。

ウーノが1で、ドゥーエが2。だからトレ。クワットロ。チンクエ。セイ。

って数字になってるのね。


なるほど。

確かに分かりやすい。

それにしてもそうだった・・・

海外の会社さんや偉い人もリストに居たんだから、英語とかイタリア語とかもそりゃあるよね。

うん。頑張ろう。


一先ず言語も調べながら、すでにリスケジュールの相談頂いていたメールと合わせて、5通送信。

提案の候補日はほぼ1~2案しかないけど、検討して頂こう・・・。


「送れました!」

「ありがとうございます。こっちも尚弥に連絡して、夕方にちょっとだけ来れるみたいです。

ちょっと早いですが、多分お風呂上り次第アイザックが睨みそうなので、夕飯の準備をすすめておきましょうかね。梓さんも先にお風呂いきます?」

「そうですねー。彼はひとまず和さんの方で優先的に対応された方が良さそうですよね。

この後の電話はお風呂入ってから、時間をみてまずはしてみますね。

あ、もしも大変そうでしたら夕飯は途中からでも引き継ぎでお手伝いしますので・・・」


時間はあるのでお風呂入って、電話してみて・・・

と思ったところでメールと同じ問題に気が付く。


「あ!!!私・・・英語もイタリア語も話せないですよ・・・?」

「あ!そうですね。すみません。じゃあこの二つはもし返事が来なければ、俺の方で電話しますよ。言語も追々勉強しましょうか。」


そうかぁ・・・

メールなら何とかなるけど、電話となると流石にちゃんと勉強しなきゃ。

私英語も全く出来ないから結構大変なんじゃ。

小さい悩みではあるけど、今後お手伝いしていく上では大事なことだ。


「私もいくつかなら教えられるわ。」

「そうなの!?みんな結構出来る感じなのね・・・。良かったらイザベル。よろしく・・」

「助かるよ。教えられる範囲で良いから、その辺はまたどうするか話そうか。」

「ええ。どうせ暇だし。あのアイザックって子はちょっと面倒そうだけど、魔法世界の子だから、お母様も気にしていらっしゃったし私も手伝えることは手伝うわよ。」


 イザベルも手伝ってくれるって言ってるし、本当に頑張ろう。

今日一日の事を見ていると、私の事を調べたり助けてくれたり考えてくれてるのは、和さんやスズは既に忙しい中で、更に頑張ってくれてた事だって改めて感じるよ。


スズは「知らん」とか「受けるかどうかもまずは話を聞いてから」とか言ってたけど、アイザック君の事も本当なら出来るだけ助けたいんだと思う。

私にはアイザック君を直接助ける事は出来ないけど、スズや和さん達のサポートができるように出来るだけやれる事からやろう。

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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