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【プロローグ】例のキスシーン

 元々創元ミステリ短編賞に応募しようと思って執筆を開始したのですが、日常系アニメ(『ごちうさ』『ゆるゆり』)ばかりを日頃見ているせいで、タイトルのとおりの作品になってしまいました。字数も規定をわずかにオーバー。


 内容的に『なろう』で供養するほかないと思い、ここに投稿します。


 全14話(プロローグ、幕間、エピローグを含む)です。


 すでに全て書き上がっていますので、本来の創元ミステリ短編賞の応募期限(3月31日)までに全話アップします。


 個人的には、結構面白いものを作れたんじゃないかな、と思っています。


 何卒よろしくお願いします。

 ある夏の日の海。青く透き通った空。真っ赤に燃える太陽。爽やかな潮風。


 白い砂浜に背中をつけ、乙女が仰向あおむけになる。


 乙女の上にはもう一人の乙女。


 二人の乙女はともにビキニ姿。


 麦わら帽子が、ポトっと砂浜に落ちる。


 二人の乙女の指と指が絡み合う。


 やがて――。


 ――乙女の唇と唇が重なる。


 それは一秒よりも短い刹那せつなの出来事。


 上に乗っかった乙女は、咄嗟とっさに起き上がり、麦わら帽子を拾う。


 麦わら帽子に付いた砂を手で払いながら、乙女は顔を赤らめ、言う。


「……わ、わざとじゃないんだからね!」


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― 新着の感想 ―
はいふり、みたいな。 急にシリアスな、ぶっちゃけ初期CM的に作風詐欺とも言えるような作風になったみたいな衝撃が作中で繰り広げられるんですかねぇ。 楽しみです~。
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