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焼けた落ち葉
歩くたびに枯れ葉の音がする。
美しかった緑色も今では、醜い色になってしまった落ち葉は、どこか寂しさを感じさせる。
人々は、紅葉に目がいって足元に堕ちた落ち葉など気にしなかった。
でも、落ち葉は、もう一度輝きたかった。
人間に踏まれながら、綺麗な紅葉を見上げながら自分がまだ美しい緑色だった頃を思い出して葉を振るわせた。
そんな時、辺りが赤く光った。
その赤い光は、優しくて美しく辺りを照らした。
紅葉も、空を飛ぶ鳥も、地面に落ちた落ち葉も全てを平等に輝かせた。
あぁ、なんて温かい光なんだ。
朽ちた醜い身体は、その光を浴びて緑色とは
違う優しい輝きを放っていた。
落ち葉は、願う。
このままずっと照らし続けてくれと。
だか、非情にも光は、僅かな時間で消えてしまうのだった。
一瞬の輝きだった。
落ち葉は、もう誰にも見られることは
無いだろう。
たとえ、もう一度、輝こうとも
読んで下さってありがとうございます。
秋に寂しさを感じるのは、僕だけでしょうか。
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