第八話 【試練の性質】
ソウファが起きてから組み手でもするかと考え、“魔力操作”の鍛錬を始めてから早半日程度。
日は既に落ちかけ、夕暮れのオレンジが黒い石材の塔を明るく照らしている。
旅の疲れかはたまた成長期か、ソウファは未だに起きる気配すら見せない。
ただ眠っているだけなら『よく寝るなぁ』で済むのだが、俺の肩を枕にして眠っているので行動制限がかかっているのが厄介だ。
寝ている人を起こさないように動く、というのが苦手なので、結局あれから動けずにいる。
尤も、止まったままでやれることはあるし、考えることもそれなりにあるので、別に困っているというわけでもない。
ただ流石に半日も同じ態勢、同じ場所にいるのは存外大変だ、と言う話だ。
何が言いたいかと言うと、物凄くトイレに行きたい。
「綾乃葵」
「……なぁ、フルネーム呼びづらくないか?」
「面倒ではあるが……嫌か?」
「嫌ってわけじゃないけど、違和感が凄くてムズムズする」
ムズムズするのは呼び方だけでなく、発散できずにいる尿意なのかもしれないが。
「そっか……じゃあ何て呼べばいい?」
「葵でいいよ。嫌なら強制はしないけどさ」
「わかった。これからは葵と呼ばせてもらう」
「ああ。あじゃあ、ついでになんだが、俺はなんて呼べばいい?」
自分の呼び名を変えてもらったのだから、俺も『勇者』呼びをやめた方がいいだろうと判断した。
せっかく歩み寄ってくれている――この場合は歩み寄らせたが正しいか――のに、こちらが変わらないのは失礼というものだろう。
「フレッドで構わないよ、葵」
「わかった。じゃあフレッドで。それで、俺に何か用か?」
逸らしてしまった話題を戻すべく訊ねる。
勇者改めフレッドは、思い出したかのように『そうだった』と頷く。
「結愛とご両親が天の塔を攻略したら出発するって話だったけど、それを遅らせても大丈夫か?」
「まぁ、急ぎの用事があるわけでもないから大丈夫だけど……何かあるのか?」
「パティにも、天の塔に挑戦させてみたいからさ」
「……確かに。失念してた、すまんな」
遠くで眠るパトリシアさんに慈愛の視線を向けるフレッドに、素直に謝罪する。
冗談でもなんでもなく、本当に頭からそのことが抜けていた。
ここに来たのは人類側の戦力の増強が目的なのに、フレッドの指摘がなければみすみすチャンスを一つ失うところだった。
「ああいや、別に責めてるわけじゃないんだ。あ、でも――」
前置きして俺の隣で眠るソウファに視線を向ける。
「ソウファちゃんだったっけ? その子に挑戦させなくていいのかい?」
「……実を言うと、それも忘れてた」
「……大丈夫かい? 疲れてるなら、しっかりと休んだほうがいいよ?」
覗き込むようにして俺の目を見てくるフレッドの表情は、とても不安そうだ。
だと言うのに、イケメンさが拭えないどころか、むしろその不安がいいスパイスとなってイケメン具合を向上させているように思う。
「いや、大丈夫。結愛のことを考え過ぎて他が抜けてるだけだから」
「それは大丈夫と言えるのだろうか……?」
俺の反論に、フレッドは尤もな疑問を零す。
だが、こと俺に限っては平常運転なので大丈夫だと断言できる。
「……葵。結愛の――」
「んむぅ……?」
フレッドが何かを言いかけようとしたタイミングで、塔を背に座る形で眠っていたパトリシアさんが小さく声を上げた。
そちらに視線を向けて見れば、目覚めたばかりの様子でまだ寝ぼけているらしき視線を左右へ向けるパトリシアさんの姿があった。
次第に状況がわかってきたのか、その目を開いていき――
「……おふぁようごじゃいます」
どうやら、寝起きはあまり良くない様子だ。
立ち上がりこちらに歩き始めたは良いものの、フラフラと足取りが覚束ない。
酔っているのかと勘繰るくらいには、今にも倒れそうで危なっかしい。
見兼ねたフレッドが素早くパトリシアさんの側に寄って行き、肩に手を添えもう片方の手で木陰の方へ引っ張っていく。
「ごめん、葵。今の話の続きはまた今度で……」
「わかった」
フレッドが何を言いかけたのか、とても気になるところだ。
結愛から魔人の気配がする理由と同じか、あるいはそれ以上の何かを聞けそうな予感がしていただけに、余計気になる。
ともあれ、急ぐ必要もないだろう。
いずれそれを聞くチャンスはあるだろうしな。
今はそれよりも早くトイレに行きたい。
「……主様ぁ?」
「おっ、起きたか。おはよう、ソウファ」
「おはよう主様ぁ」
目を覚ましたソウファは俺の肩から頭をどけて、座ったまま大きく伸びをした。
ソウファは起床後の伸び一つで意識の大半が目覚める程度には寝起きがいい。
銀狼だった頃の名残りなのかもしれない。
「よしソウファ、俺はちょっとトイレに行ってくる」
「はぁい」
ソウファが立ち上がってくれたので、これで遠慮なくトイレに行ける。
思わず気合いを入れてしまうくらいには我慢していたので、外聞も恥もなく野ションを断行すべくパトリシアさんたちが入った方向とは別に足を運ぶ。
「おい」
「……なんだよ、アカ?」
森に入り、木陰に隠れようとした矢先、背後からニュッと現れたアカに声をかけられた。
我慢の限界を超えて我慢していただけに、この“後一歩でできるのに”状態はかなり心にくるものがある。
できれば早急にアカの要件を終わらせたいところだが、果たしてそれができるのか。
いっそ先にトイレをーー
「老師の魂のことで聞きたいことがある」
「……わかった。けど、話せることなんてほとんどないぞ」
「構わない」
動けなかったこの約半日。
“魔力操作”の鍛錬以外にもやったことはある。
そのうちの一つは、受け継いだ竜人の魂の解読だ。
解読を始めてわかったことは何個かあるが、一つ例を挙げるなら竜人の魂の容量が大きすぎると言うことだ。
今まで俺が受け継いできた魂の容量を仮に128GBだとすると、竜人の魂の容量は1Tーー大体1000GBもある。
10倍程度の容量を一気に解読などできるはずもなく、半日の大半を解読に充てたが半分も解読できなかったのが実情だ。
五千年と言う時を甘く見ていたわけではないが、想像を遥かに超えてきた。
「老師は、貴様のことをどう思っていた?」
「……それ、俺の口から聞いても意味ないんじゃないか? 都合の良いように幾らでも改変できるぞ」
「いい。聞かせろ」
上からな物言いだなぁと呟きつつ、そこはまだ解読していない部分だったので目を瞑り探る。
こうして魂の中を解読している時は、現実のことを考えずに済む。
魂に潜り、竜人が記憶している最近の辺りを彷徨って、アカの言う“あの竜人から見た俺への印象”を見つけ出す。
記憶している場所が最近と明白だったために解読はすぐに済んだが、その内容はイマイチよくわからなかった。
が、それを言ってもまた上から話せだのなんだの言われるだけなので、大人しくそのままを伝える。
「……『初代勇者の人生に巻き込まれた、一人のか弱い人間。しかし、己のやるべきことを定め、前へと進み続ける意志を持った強い人間』」
「……」
竜人の言葉を俺伝に聞いたアカは、目を瞑って黙りこくる。
今の言葉に何かを感じたのか、あるいは俺と同じで意味や意図を汲み取ろうと思考しているのか。
しばらくそのままでいたアカはゆっくりと瞼を開け、その金色の竜眼に俺の姿を映す。
「わかった。ありがとう」
「あ、うん」
真っ直ぐ素直に感謝の言葉を伝えられるとは思わず、返事が簡素なものになってしまった。
それを気にすることもなく、アカは木の幹に背を預け、再び腕を組んで目を瞑ってしまった。
言葉にはしていないが、『もう話は終わりだ。行っていいぞ』と幻聴できる風体に見える。
やっぱり上からだな、と聞いてもいない想像の言葉からアカへの印象を愚痴りつつ、アカが何をわかったのかが気になる。
同じタイミングで、魂の旅行から帰宅した意識が尿意の主張を始めた。
「まいいや。トイレトイレ」
目先の尿意にはどんな意思も思考も勝つことはできず、素直に尿意に従って、手短に野ションを済ませた。
* * * * * * * * * *
「――お」
日が完全に落ち、夕食の準備を整えていたタイミングで、塔に青白い膜の入り口が現れる。
俺が出た時とは違う帰還の方法に、まぁ入りがそうだったなら帰りが同じでもおかしくないかと結論づける。
膜を通って姿を見せたのは結愛と、その両親の真衣さんと大地さんだ。
「お帰りー」
「ただいま……?」
反射的に言葉にした『お帰り』に、結愛は少しだけ違和感の拭えない表情をしながらも答えてくれた。
ここは家でもなければ旅行先の宿屋でもない。
けれど、出かけた人が帰ってきて、それを迎える人がいるのなら『お帰り』はおかしなことではないだろう。
「天の塔、どうだった?」
「うん……」
「……何かあったの?」
言い淀む素振りを見せる結愛を見て、一瞬で不安に駆られる。
パッと見える部分に外傷はないし、“魔力感知”でも異常は見つけられない。
外傷でないなら心の傷などが考えられるが、それを土足で探ってもいいものだろうか。
そんな俺の心情を察してくれたのか、結愛は申し訳なさそうな笑顔になる。
「あ、いやえっとね? 葵くんが不安になるようなことは何もなかったのよ? と言うよりは、何もなかったのが問題と言うか……」
「うーんと……? よくわかんないから、取り敢えずご飯でも食べながら聞かせてくれる?」
「うん、そうね。そっちの方がいいかもしれないわ」
「うっし。んじゃソウファ、配膳手伝ってー」
「はーい!」
机と椅子の準備は終えていたので、さっさと配膳を済ませてしまう。
ソウファだけでも十分足りると思ったが、フレッドやパトリシアさん、結愛と大地さんたちまでもが手伝ってくれたので、想像していたよりも早く終わった。
そのまま席につき、いただきますをして夕食の時間が始まった。
「それで? 何もなかったのが問題ってのは?」
早速、俺からそう切り出した。
テーブルに並ぶ焼き鮭を綺麗に取って食べていた結愛は、きちんと咀嚼し飲み込んでから話し始める。
「葵くんがここに来るまでに、天の塔の話をしてくれたじゃない? 試練が何個もあって、大体どんな内容か」
「したね。もしかして、内容違ってた?」
そう言ったものの、その可能性は低いだろうと考えている。
もしそうであったなら、先に七つの試練を終わらせて出てきたフレッドから聞いているはずだからだ。
男女で試練に差があるとか、そう言う可能性も考えての発言だったが――
「そうじゃなくてね……私、天の塔で試練を受けていないのよ」
「……ホワッツ?」
想像の斜め上どころか、想像してすらいなかった言葉に、内に秘めたるエセ外国人が返事をした。
何の冗談だと言いたくなるが、結愛の表情から嘘でも冗談でもないのはわかる。
驚きで静止していた脳を回転させ、真面目にその可能性を考慮する。
「ちなみにね。お父さんもお母さんも、七つの試練は受けてきたって言ってるのよ」
「そうなんですか?」
二人の方を向いて、結愛の発言の真偽を問う。
すると、二人ともが一様に頷いて、真実だと肯定した。
これで、先程考えた男女に試練の差がある説が否定された。
「結愛が天の塔にやってきて、そこで何があったのかを聞かせてもらって」
「それから俺たちが試練全部に挑み終えて、あの入口を通って出てきたんだ」
「入口じゃなくて出口だけどね」
「意味が伝わりゃいいじゃんか……」
真衣さんの的確なツッコミに、大地さんは口を尖らせてボヤく。
何とも仲睦まじい夫婦だが、それを眺めていたところで疑問が解消されるわけではない。
「えー……? フレッドは七つ挑んだんだよね?」
「うん、挑んだよ」
「何個認められた?」
「五つだね。勇気と希望と知恵と愛と正義の五つ」
「大地さんと真衣さんは?」
大地さんが節制と愛と正義と信仰の四つで、真衣さんが愛と知恵と希望と勇気の四つ。
フレッド含め、全員に認められなかった試練のことを覚えているか尋ねたが、全員が覚えていた。
可能性の一つとして、“認められなかった試練の記憶がなくなる”みたいな縛りでもあるんじゃないかと思ったのだが、もしそうなら俺自身が希望の試練の記憶を忘れていなければおかしい。
前提から間違っている質問で無駄をしたことを反省し、意義のある思考を回す。
何か見落としがあるんじゃないか。
結愛、大地さんと真衣さん、フレッドの四名から聞いた話で、何か共通することがあるんじゃないか。
天使に認められた“知恵”で思考を巡らせろ。
天使から貰った天恵で俺の人生の記憶全てを引き出して、考えうる可能性を全て羅列しろ。
足りない脳を試行回数で補って、俺にできる最大の思考を導き出せ――
「――葵。手、止まってるよ」
「ん。あ、ごめん。ありがとう、結愛」
ここ最近はめっきり回数の減っていた過集中と思しき何かが再発したようで、それを結愛に咎められた。
その懐かしい感覚に、止めてしまっていた箸を持つ手を動かしながら、思わず零す。
「召喚された日の朝食も、こんな感じに――」
そこまで言って、ふと今の結愛の発言を思い出す。
今、俺の食事の手が止まっていたのを見つけた結愛は何と言ったか。
そう、間違いなく、結愛は俺のことを“葵”と呼んだ。
その事実に、今までの思考を放り投げて顔を上げた。
「あれ……? 今、私……」
「……戻ったわけじゃない、か」
一縷の望みが打ち砕かれたと、僅かばかりの残念さが胸を過る。
だが次の瞬間には、それを打ち消して余りある嬉しさが胸の内を駆け巡った。
神域とでも言うべきあの空間で、神様であるフィラが言っていたことは、少なくともすべてが間違いはなかったんだと、そうわかったから。
緩みそうになる頬を気合と意思と表情筋でどうにか保つ。
だがこの嬉しさは全力で表に出したい。
出したいが、出したら出したで十中八九オタクな俺が「こんにちは」する。
俺のことを忘れている結愛の印象を悪くしかねないので、オタク部分を表に出すのはやめておきたいが、でもやっぱりこの嬉しさは表に出したい。
脳内での葛藤の末、手に持ったままのご飯茶碗に八割ほど残っているご飯を掻き込もうとして、ふと脳裏に何かが引っ掛かった。
喉に刺さった魚の骨のようなその違和感とでも言うべきそれはあっさりと、それはもうビックリするくらい簡単に、さっきの俺の思考に答えを提供した。
「――あそうだよ、フィラだ!」
唐突に叫んだ俺を、机を囲む全員が視線で射貫く。
だがそんなものに構っている暇はないと、同じく俺に視線を向ける大地さんと真衣さんの方へ体ごと向けて、詰め寄り気味に訊ねる。
「大地さんと真衣さん、八個目の試練は?」
「ええと、葵くんが言っていた、七つの試練を超えた後で受けられる“ボーナスステージみたいな試練”のことだね?」
俺のがっつき具合に若干驚きながらも、大地さんは極めて冷静に旅の途中での説明を反芻し言葉にしてくれる。
大地さんも真衣さんもそれなりにゲームを嗜んでいる人だから、わかりやすいだろうと考えたが故の語彙だ。
フレッドたちこの世界の住人にはあまりピンと来ていなかったので改めて説明する必要があったが、その話は一旦置いておく。
「受けた記憶ありますか?」
「……言われてみれば、俺は受けた記憶ないな」
「私も大地と同じでないかな。葵くん。それが何か重要なことなの?」
「はい。あくまで可能性の話にはなりますが……。フレッドも、八個目の試練を受けた記憶はないって言ってたな?」
「重要そうな話だから訂正しておくと、結愛とパティが天の塔に中々入ってこないから様子を見に外に出ようとして、そのために必要な七つの試練だけ受けたんだ」
フレッドの訂正に感謝して、だがやはりと頷く。
俺が脳内で考え出した結論の一つを開示するべく、頭の中身の整理も兼ねて順序立てて説明する。
「まず大前提として、恐らく第八の試練の記憶は消される」
「……? だけど葵くんには、その記憶はあるんだよね?」
なら矛盾してない? と続けようとする真衣さんを手で制し、説明を続行する。
「俺の場合は恐らく、記憶を消去してはいけないんですよ。でなければ、第八の試練を超えた意味がなくなってしまうので」
「……ボーナスステージと言っていたのと関係があるのかな?」
「その通りです、大地さん。その“ボーナス”は、俺の記憶がなければ意味がなくなる。だから、俺の記憶は消去できなかった」
第八の試練を突破した報酬は、“神としての力を使わない範囲での自由なお願い”だ。
そして俺が神フィラに願ったのは、『今はまだ決められないからまた後でお願いする』だ。
この“後で”がどのタイミングでもいいように――言い換えれば、俺にその判断を委ねるために、フィラは試練の記憶を残してくれているのだろう。
つまりは――
「――第八の試練の記憶を保持している葵が異例で、オレたちのように記憶を失っているのが普通、ということか?」
「フレッドの言った通りだと考えてる」
そもそも“神の力を使わない範囲でのお願い”が、どれだけの影響を及ぼすのかを俺は知らない。
もし仮にフレッド以下四名が全員第八の試練を攻略してきたとして、その願いとは何なのか、今後にどれほどの影響を与えるのか。
第八の試練後の記憶を持っていないということは、裏を返せば“願い”の記憶がなくても問題ない“願い”ということになる。
「葵くんの説明は理解したよ。ただそうなると、結愛の記憶が全部ないのは、どういう理屈何だろうね?」
「それだけが、俺にもよくわからないんですよ。結愛以外の実例なら他全部は証明できるので……結愛が何か特別なのかな?」
「葵くんは何かと結愛を特別視したがるよね……」
大地に引き気味にそう言われ、ビシッと体を硬直させてしまう。
いや別に、何か悪いことをしているわけではないのだから、こう固まってしまう必要はない。
やましいことなんて何もしていないのだから、堂々としていればいいのだ。
「そそそ、そんなことォはないですけどねェ!?」
「言動が物凄く怪しいよ、葵くん」
身の潔白さを証明するつもりが、逆効果になってしまった。
心なしか、結愛との心の距離が遠ざかったような気がする。
せっかく結愛が俺との記憶の一部を思い出してくれかけていたのに、それが全て台無しになった。
「……まぁ、まだソウファとパトリシアさんがいることですし、結愛の例外部分については二人の結果を待ってからでもいいんじゃないですかね」
「オレも葵の意見に賛成だ」
フレッドが俺に賛同したことで、とりあえずは総意が取れた。
二人が天の塔を攻略するのを待ってから、予定通りに事を運ぶこととしよう。
みんなと考えを共有して、一先ず第一陣の天の塔攻略を祝杯した。
ちなみにアカは、夕食には現れなかった。