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魔導剣士育成学校  作者: ショウロウ
第1章 学園のあれこれ
7/10

第6話 仁美とデート!?

どもども~。ショウロウっす!

今回のキャラクター紹介は月島渡くんです。

この人はキレやすい性格で、負けず嫌い。彼女持ちで、その彼女に精神的に支えらせれている。

てな感じですかね?

ではでは本編をご覧下さい!

「これってやっぱりデートだよな。」

家を仁美と一緒に出る前ポツリと呟いた。

仁美の顔を見ると、いつも通り可愛い笑顔で返してくれた。

どうやら聞こえてなかったようだ。

午前9時30分僕らのお出かけ(デート?)が始まった。


「仁美は行きたいところあるか?」

一応は一緒に行きたいところは考えては来たが、俺ばかりが連れ回すのも違うと思ったので初めに聞いてみた。

「うーん、アクセサリーショップとか~、カラオケとか~、今暑いしプールとか!翔くんと行きたいとこなんて沢山あるよ!」

うーん、プールとカラオケ言ってたら多分1日終わるよな…、まあ俺も仁美とその2つに行きたくないって言ったら嘘になるが…。


まずは俺が考えていた、洋服屋に行くことにした。

仁美は俺の案に笑顔でうなづいて

「それじゃ、翔くん服選んでよ~。」

なんて言うもんだから目なんか合わせられないや。


「やっと着いたな。」

「やっぱり学園とは違う人の多さだよね~。ねぇ翔くん、私はぐれるのいやだからさ、手…つなご…?」

「お、おう…。」

付き合ってもないのに恥ずかしいし、照れくさいし。


洋服売り場だ。

仁美から言ってきたってことは少なくとも仁美も嫌じゃないって事だよな。

はっ、もしかして仁美も俺のこと…、なーんてそんなことあるわけないか。

そんなことを考えながら、俺は仁美をコーディネートするために服を選んでいた。

白のワンピースにピンク色のふわふわしたスカート、それに麦わら帽子~!があったら最高なんだけどねw。


「仁美~、こんな感じのを選んだんだけどどうかな?」

「うーん、どうだろう。試着してみるね!」

仁美は試着室に入った。

1分と少したった頃に、仁美がカーテンを開けた。

「翔くん、来てみたんだけど…どう?」

あぁ…やばい。めっちゃ可愛い…。

あ、返事しないと。

「お、おう、似合ってるぞ。」

くそっ、顔が見れない…。

「じゃあ、なんでそっぽ向いてるの?」

仁美の顔を見ると少し怒った顔をしている。

だからこそ本音を言わなければ…。

「仁美が可愛いからつい…。」

「!?」

仁美の返事はなかった。


俺は可愛いと言う言葉を発した恥ずかしさ押切り、仁美の顔を見た。

仁美も俺の顔を見ずに顔を真っ赤にしていた。

「き、着替えるね…。」

そう言ってカーテンを閉めた。

そして元の服に戻り売り場に向かおうとしていた。


「ちょ、ちょっと待ったー!」

「え!?なに、どうしたの?」

「それ買うのか?」

「う、うん。そうだけど…だめ?」

「いや、俺の趣味丸出しだからさ、仁美が嫌で無理に買おうとしてるんじゃと思って…。」

「ううん、そんなことないよ?私もこういうの好きだし、それに翔くんが選んでくれた可愛い服なんだよ?だから買いたいの!」

仁美は笑ってそう言った。

俺は嬉しさのあまり涙が出るかと思った。



時は過ぎ午前10時半、俺たちは買い物を済ませカラオケに来ていた。

(仁美の歌)

仁美の歌…なんて天使みたいな歌声!!

俺が歌うの恥ずかしいな。

でも、仁美といるだけで時間なんて忘れちゃうな。

仁美が歌い終わった。

「はい、次翔くんだよ?」

「あ悪いな、ありがとう。」

(俺の歌)

「わ~!翔くんいい歌声してるね!」

自然と顔がほころぶ。

歌い終わり仁美が拍手をしてくれた。

「翔くん、結構上手いやん。」

「え、上手いのかな?あまり1人じゃ来ないからよく分からないんだけど。」


あれは2年前の時雄一が

「お前学校のことばっかじゃん。今日は遊ぼうぜ~。」

と言ってきた。

「えいいよ、練習したいし。」

「いいから行くぞ!」

とカラオケに無理やり連れていかれたんだよね。



時は今に戻る。

(雄ー~!あの時連れてきてくれてありがとう~!)

と心の中で叫んだ。

それから互いに何曲か歌い、お昼ご飯の時間になったのでカラオケを出た。


もちろんお昼ご飯は想定済みだ。

俺たちは手を繋ぎながら、オシャレとまではいかないが、いい雰囲気のレストランへ移動した。

仁美の幸せそうに食べている様子を見ると心がほっと安らぐ。

「どうしたの?ニコニコして。」

あれ、表情に出ちゃってた…。

「いやさ、仁美はご飯を幸せそうに食べるよな~って見てたの。」

「もう翔くんってば…。」

そう言って仁美は俺から視線を逸らす。


このとき俺は思った。

(…ん?これって(はた)から見れば彼氏彼女がデートしてるって状況じゃあ。も、もちろん嬉しいんだけど、仁美はどう思ってるんだろう。)

そんなことを考えてたら、俺の食事を終えてしまった。

仁美が食べ終わるのを待つ。

仁美が食べてるところも本当可愛い。




午後1時30分。

レストランを出て、アクセサリーショップへ向かった。


アクセサリーショップで、俺は1つひときわ輝いてるアクセサリーを見つけた。

銀色のチェーンとその先に長丸の物体がついている…そうペンダントだ。

銀色と金色だけでできているからか、仁美に似合うのがこれだ!と、身体が教えてくれているのか分からないが。


俺はそのペンダントを手に待ち、仁美に見えないようにして仁美に近づいた。

「仁美、何か買いたいのものあったか?」

「うーんとね~、このイヤリングなんてつけたら可愛い…かな?」

仁美はそう言って見本のリングを耳につける。

「翔くん、どう…かな。」

「うん、すげー似合ってる!」

「ほんと!なら、買ってくるね!」

仁美は嬉しそうにレジに持っていった。

俺は仁美に先に外行っててくれと伝え、レジに足を運んだ。


午後2時10分。

アクセサリーショップを出ると外は日が照りとても暑かった。

「暑いな。」

「ね~、今日今年入ってから1番暑いらしいよ。」

そう言って頭の汗をハンカチで拭う仁美。

その仁美の首元やうなじを流れる汗をついつい見てしまう…。

「翔くん?どうしたの?」

仁美が不思議そうに俺を見つめていた。

俺はさっと視線を逸らして、なんでもないと答えた。

「じゃ、次行こうぜ。」

「うん!どこ行くの?」

「そうだな~、じゃあ最後にいいとこ連れて行ってもいいか?」

「え?う、うん。いいけど…どこなの?」

「それは着いてからのお楽しみ!」

駅近いから駅に行こっかと仁美を誘い出発した。


駅に着いたのが午後2時半。

そこから電車切符売り場へ行き、行き先の切符を俺だけで買った。

「駅で遊ぶんじゃないの?」

と仁美が聞いてきた。

「いい所っていったでしょ?駅なんかよりもっといい所行こよ!」

「あ、駅じゃないんだね。」


仁美は俺が駅に行くと言ったから駅の周りで、遊ぶと思ったのかな…。

駅の中のお店をフラフラ2人で歩いて商品を見ていると時間が経つのがすごく早い。


俺が連れていこうとしている所を走ってる電車は本数が少なくて、4時出発だから、あと30分くらいしないと来ないらしい。


30分か…。それくらいなら…。

そう思い仁美にどこかで座って休憩しないか?と持ち掛けた。

仁美も歩き回って疲れたのか、それとも俺に気を使ったのか頷き、駅のホームのベンチに腰を下ろした。

2人で手を繋ぎ今日あったことを話す。


「仁美今日さ、一緒に付き合ってくれてありがとな。」

「ううん、こっちこそありがとう!楽しかったよ。」

「じゃあ、楽しかったついでにいいもの最後に見ような。」

「うん!楽しみだよ!」

そんな会話をしていると時間はあっという間電車が来て目的地へ出発した。



4時半くらいについたそこは…

「わー、西岸の海だー!」

「太陽の光の海面反射綺麗だよな。」

「うん!すごい綺麗!」

「それであの、仁美。これ。」

俺はあの包装したペンダントを出した。

「開けてもいい?」

俺は頷き興味津々な目をしている仁美を見ている。

「わー、綺麗なペンダント!早速つけるね!」

そう言って仁美は笑顔でありがとうと言ってくれた。

俺はおうと答え、そのまま海をあとにした。




家に着いたのは6時過ぎ。

ここからは家デート?かな?

「今日は一緒に晩御飯つくろ?」

「うん、今日は流石にこっちからお願いする。」

「なんか新婚みたいだね。」

そう言ってお互い顔を赤くして視線を逸らす。

晩御飯を作り、一緒に食べた。

今日の思い出話で盛り上がった。

手を繋ぐのがくせになってしまったのか、テレビを見る時は手を繋ぎながら一緒に見ている。

互い風呂にも入って寝巻きに着替えて一緒の寝る部屋に移動した。

あの時言われた同じ部屋で寝るというのは、未だまだ続いている。

午前0時明日からはまた試合だ、気を引き締めないと思いつつ疲れてたのか数分と経たず寝落ちしてしまった。

やぽ~。

では寺之内梨花ちゃんについて紹介します!

月島くんの彼女で、いつも不器用な彼を支えてる優しい人。

内気な性格で絡む人は少ないが、勇気をだして告白したらしい。

って感じでどうでしょうか。

それでは皆さんまたまた次話でお会いしましょう。

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