第4話 学年トーナメント開始/番外編3 体調が悪そうな翔くんを癒す
やっほ~ショウロウです。
今回は立花光さんについて紹介していきたいと思います。
学業も実技も学年1位の完璧優等生。主人公のクラスのクラス長。社交的で先生からの評価も高い。
背は標準くらい。体型も太りすぎず痩せすぎず。
欠点が内容に見えるが、優秀であるがために強い人と当たると何も出来ないらしい。
とこんな感じでどうでしょう。
楓さんのこと好きになってくれた方いますかね?w
それでは本編をお楽しみください。
1回戦の相手は格下と言っていいくらいのペア。
双子の双剣ペアで、学年順位は55位と57位。
名前は佐藤美咲と佐藤未来。
ただ双子と聞くと連携が良さそうで少し不安だ。
試合前の相談時。
俺は仁美にある提案をした。
「俺が双剣で2人の剣を受けとめるから、仁美は後ろからじゃんじゃん攻撃してくれないか?」
「別にいいよ。でも、S級魔法は使っちゃダメだよ?」
「分かってる。あれは準決勝くらいからか、重要な試合だけ使うよ。」
明らかに双子の攻撃を全部受けるのは正直難しいだろう、それでも多分この相手にはこの方法が1番勝ちやすいと思う。
なんにせ、仁美が近距離戦闘が苦手だからな…。
試合開始時刻になった。
「それではよーい…始め!」
仁美以外は真ん中に向かってダッシュする。
真ん中に着いたあたりで、未来が俺の背中に回り込む。
なるほどな、戦い慣れしてるな。
「凍てつけ”ブリザード”」
仁美が氷の魔法を放つ。
俺は必死に2人の攻撃を受け止めて足止めはしているがじょじょに追いつかなくなってきている。
カチカチカチカチ…。
そこで2人の動きが止まった。
ここで体を回転させてコマのように回り、何発かダメージを与えた。
一旦下がる。
表示を見てみると
耐久値が、仁美20000、俺は16000、双子は両方とも16900。
多分相手には仁美の攻撃で1100ダメージと、俺の回転で4発当たって2000ダメージ入ったんだろう。
俺には双子から合計で8回攻撃されたらしい。
痛みを感じないから、攻撃されても分かりゃしない。
「仁美どうしよう。」
「うーん、ちょっとお願いがあって…。」
仁美のお願いは魔法をいくつも展開させたいからそのための時間稼ぎをしてほしいということだった。
双子もどうやら相談が終わったらしい。
よし行こう。
また中央へ向かう。
双子は変わらずに2人で俺に攻めてきた。
どうやら、俺を先に片付けに来たらしい。
カキーン カキーン ザシュッ
カキーン カキーン カキーン
カキーン ザシュッ カキーン
やはり受け止め切れない。
「凍えさせよ”アイスフィールド”」
カチカチカチカチ
氷の足場が出来た。
「叩きつけよ”ダークフィールド”」
ひ、仁美がダークフィールド!?
と正直びっくりはしたが、たしかに地面に引き付けられる感触はある。
カキーン ザシュッ カキーン
それでも双子の攻撃は手を辞めない。
たしか仁美は3つ攻撃するから待っててと言ってた。
あとひとつはなんだろう。
「宙を舞え”ファイヤーフラワー”」
炎の塊が天井に打ち上げらた。
と同時に数100個いや、数1000もの炎の弾丸として降ってくる。
俺は仁美の方へ避難した。
仁美は障壁魔法を展開してくれていた。
障壁魔法とは、魔法の攻撃を自分の攻撃から味方や自分には当たらないようにするものでだ。
表示を見ると相手の耐久値はどんどん減っていく。
結局第1回戦は、耐久値を仁美が20000、俺は4000残して終わった。
総評して考えると多分あの2人は、押し付けられるフィールドに滑るフィールドのせいで上手く逃げられなかったのだろう。
今回の試合時間は約8分。
大体6分は攻撃を何度も何度も受け流してを繰り返してたから、少し疲れた。
それにしても個人個人はあまり強くなくても、2人になると物凄い力の発揮するってすごいな。
2回戦までは結構時間がある。
だからこそ仁美と反省会…というのは建前で普通に話そうと思った。
俺と仁美は次の対戦相手になるかもしれない試合を見に行った。
普段は学年で1つしか使えないステージも、ブレイドソウルズ予選は全学年に4つ与えられる。
なので、試合に行く時や試合を見る時どこでやるのかを把握しとかなければならない。
あれって東雲と雄一、あいつら組んでたのか。
まあ、細剣と双剣は相性がいいし、結構考えられてるのかも。
試合は2分経過した辺りに着いたのだが、早くももうほぼ終盤、東雲と雄一が優勢のまま押し切った。
「こりゃ次の相手は手強いな、仁美。」
「う、うん。しっかり気を張らなきゃ。」
2回戦は30分後に始まる。
そろそろウォームアップして、作戦会議をしないとな。
ウォームアップも済ませ仁美と作戦を立てる。
「分断作戦もあるけど、あの東雲さんの事だから読んでそうなんだよな。」
「じゃあ、最初から分断するわけではなくして、途中で張るのはどう?」
「なるほどな、それいいかも。分断はあくまで1時の手段ってことで。それまでどうしよう、東雲さんの攻撃は速いし…。」
「じゃあ、翔くんが東雲さんの相手をして、私が草壁くんの相手をするのはどうかな?」
こう仁美が持ち出すのも分かる気がする。
毎日俺と練習を積んでいれば多少の相手にはなら守りながら魔法を打てるだろうし。
試合まで5分か…、そろそろ準備しないとな。
2回戦開始時刻。
先生の始め!という合図で俺はまた中央に走るのだか、相手の東雲と雄一の動きに違和感を感じた。
まるで狼が獲物を食らうような目をしていた。
2人と対面して俺は構えたのだが、2人は通り過ぎて行った。
嫌な予感は的中したらしい。
最初から2人とも仁美狙いだった。
俺はダッシュで2人を追い抜き、仁美の手を引いてとにかくオープンスペースに走り、2人との十分な距離を取った。
もうさっきまでの作戦は無視して、1回戦と同じことをするしかないと思った。
「仁美、俺は守りながら攻めるから攻撃を頼む。」
と仁美に伝えたその時、東雲たちは二手に別れて両端を、走っていた。
裏を何回もかかれて流石に動揺した。
「くっ、くそう。仁美、右から雄一が来てるから右に行ってくれ!」
「わ、わかったよ。」
「そそり立て”フレイムウォール”」
とりあえず分断は成功したが、ここからもさらに問題がある。
互いに何回か戦闘をしているから、そろそろ相手にはなれられてるかもしれない。
俺と東雲は相変わらず互いの剣を振り払いあう。
だが、あの戦いのあとくらいから攻撃速度がだんだん速くなってきてはいた。
今見てみると3秒で5発打ってきている。
ここまで来ると俺も振り払うだけだと限界があるから、切り合おうと決心した。
ザシュッ ザシュッ ザシュッ
互いに削り合うのは流石に堪えるので魔法も打ちながら剣を振ることにした。
「焼き払え”フレイムガトリング”」
1発200適度のダメージしか与えられないが、10発分はあるのでその分優勢だろう。
の思ったのだが俺の剣を東雲が払い始めた。
「魔法の攻撃を加えて大ダメージにしようと考えたようだけど、そんなのやらせないわ。もっと全力で来なさいよ。」
東雲がまるで憎き人を見るような目で睨みながら言った。
考えが少し甘かった。
この大会のために練習していた俺だけの技、姉も姉より強い人もまだ思いついてないだろう技を出そうと決めた。
自己流新奥義”カウンター”
剣で受け止めた攻撃を自分の攻撃も乗せて相手に放つわざ。
この技は相手の剣を上手く流して、相手に隙ができた所を狙わないと行けないから非常に使い所が難しい。
「はあぁぁぁ!!」
東雲の気迫はすごいな。
キンッ キンッ キンッ ザシュッ キンッ
流石に全部を受けきるのは無理だし隙ができる時でないとカウンターは使えない。
こうなるとまた防戦一方。
「せいやぁぁ!!」
東雲が大きく振り返った。
キンッ スルー
「自己流新奥義”カウンター”」
これで与えられる2000というダメージは大きいが、いつでも使えないからな。
「それがあなたの新技かしら。面白くなってきたわね。」
東雲は真剣な勝負中なのに、楽しそうに笑っている。
表示をみる。
今の耐久値は、俺12000、東雲2000、雄一6000、仁美5000だった。
試合終了まであと1分を切った。
流石にやばいと感じたのか東雲は焦って攻めてきた。
キンッ キンッ キンッ ザシュッ キンッ ザシュッ
俺は攻撃は受けるもカウンターの機会を探す。
そして残り10秒となった時、東雲また大きく剣を後ろに引いた。
「ラストアタッッック!!」
キンッ スルー
「カウンタァァァァー!!」
残り5秒時僕と東雲の戦いは終わった。
仁美たちは時間切れのようだ。
結局ラスト残った耐久値は
俺は8000、仁美2000、雄一2000やはりみんな同じだけ努力してるから強い。
今日の試合はこれで終わりみたいだ。
いやたった2試合しかやってないのにどっと疲れた。
速く仁美と一緒に帰って色んなこと話したいな…。
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番外編
翔くんが先生の話が終わっあともまだ寝ていたので、声をかけてみた。
「翔くん寝てたよね?大丈夫?」
ってね。
そうしたら翔くん4時間しか寝てないって言うんだよ?
好きな人が体調崩すなんてやだよ。
そう思ったらいても立ってもいられなくて、先生にね
「先生、高咲翔琉くんが体調悪そうなので保健室に連れて行ってもいいですか。」
ってつい言っちゃった。
保健室に着いたら真っ先にベットにいったな~。
私が精一杯癒してあげようと思って。
まあ、翔くんはこんな私なんか見てもいないと思うけどね。
それから膝枕するように言って頭を太ももに乗せてもらってから色んな話をした。
まずは先生が言ってた大会のルールや詳細。
そしてダブルスの申し込み。
この時はOKしてくれてほんとに良かった。
もし断られてたら、心から傷ついていたかもしれない。
それから私は休んでほしいと翔くんに言った。
翔くんは目を閉じたので私は頭を撫でた。
よーし、よーしと声を出しながら。
それから15分後、翔くんは流石に寝入っただろうと思った。
おでこにかかっている髪をどかして、
おでこに唇を触れさせた。
髪の毛を戻して、2分くらい頭を撫でていた。
翔くんの頭の下に普通の枕を差し込んで、私は保健室のドアを開けた。
「翔くん、また後でね。」
そう言って、私は保健室を出た。
どうも~引き続きショウロウです(他に誰がいるんだって感じですよねw)。
今回は主人公の妹の春奈ちゃんを紹介します。
運動は苦手だけど学業は優秀。対戦の時は剣を振るうより、早口言葉級の呪文でサポートすることがおおい。身長は145センチ(もう伸びませんw)、体型は少し痩せ気味。人見知りで学校知り合いが主人公と1人の親友のみ。
どうでしょうか。主人公の妹の可愛さ伝わるでしょうか…。
伝わってなくとも、春奈ちゃんのことをより知って下さいね。
それではまた次回作でお会いしましょう!