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魔導剣士育成学校  作者: ショウロウ
第1章 学園のあれこれ
3/10

第2話 俺と仁美/番外編1 翔くんとの対戦

ども~ショウロウっす。

今回から前書きとあとがきを使ってキャラクター紹介していこうと思います。

1人目はこちら

高咲翔琉

主人公、才能はあるのに自分にはないと思い込んでいる。身長高めで容姿はまあまあ、髪の毛は黒髪、体型は細すぎず、太っていない。

くらいでどうでしょう?翔琉くんのことが少しでも分かっていただけると幸いてす。

それでは本編をお楽しみください。

昨日の会話のこともあり、俺は少し気まずかった。

いやそんなことよりも、仁美がなんでうちに泊まったのかの方が気になるが。

いやいや、それよりまずどうやって俺の家を見つけられたのだろう。

こんなぐちゃぐちゃした気持ちで仁美と家の門を出た。


登校中俺は勇気をだして聞いてみた。

「なあ、なんで俺の家知ってたんだ?」

「草壁くんに聞いたの。」

「へー、あいつと面識あったんだな。」

「いやいや面識はなかったんだけど、よく翔くんと喋っててたからもしかしてと思って。」

(あのやろ…)

俺は心の中でそう思った。

話を続けた。

「俺の家を知った経緯は分かった、けどなんでそこから泊まりに来たんだ?」

「それは…昨日翔くんと久しぶりに会って何も話せなかったから、会って話をしたくて。」

「確か僕らが最後に別れたのって6年前くらいだよな?よく俺だって分かったね。」

「そ、それは…。」

しんみりとした空気になってきてしまったのでこれ以上の追求は俺からはやめようと思った。


少し歩くと偶然雄一と出会った。

並び歩いてすぐ雄一は小声で俺に

「昨日坂口さんとどうなったの?」

と聞いてきた。

「やっぱりお前か!?」

少し声が大きく出てしまった。

途端に仁美が

「どうしたの?」

と不思議そうな顔でこっちを見つめる。

いやなんでもない、とだけ答えて俺たちはまっすぐ学校に向かった。




実技の授業開始時。

昨日は特別に対戦ばかりだったが普段の授業は違う。

剣の素振りや呪文の暗唱、受けや攻めの基礎トレーニングがあり、後半2時間くらいがようやく試合形式の練習が始まる。


「今日は個人戦をする。フィールドを3個に分けて一気に3試合やってもらう。フィールドから出ても失格ね。」

そう立花先生は言った。


魔法剣士育成学校ではクラスで順位がつけられている。

例えば…60人中俺は12位、東雲さんは5位、仁美は2位、雄一は17位である。


こう見ると雄一が昨日仁美に負けてしまったのも仕方ないように思えてくる。

東雲が私達の方が強いって言ってたこともな…。


フィールドに立つと向こう側には東雲が立っていた。

「勝負よ!昨日のは負けたなんて思ってないんだから!」

そう言われ俺は東雲の武器を見る。

「お前細剣だったのか。」

剣士にも種類がある。

剣士、細剣、双剣、大剣。

この4つが主な職である。

俺はどれでもいけるが、剣士が好きでほとんどの試合は剣士で出ている。


「今日は東雲さんの本気が見れそうだな。」

「ええ、覚悟しなさい!」


「では、始め!」

立花先生の合図で走り出す。

「は!や!た!」

東雲が剣の時とは違う早い攻撃で迫ってく

る。2秒あたり3回って所か。

細剣は剣と比べ攻撃回数が多いから一撃500ダメージで済むのだか。

受けたくない俺は全ての攻撃を弾いてしのぐ。だかそれと同時にこのままでは防戦一方だなとも思った。


「よし、あれを使うか。」

そう言って俺は受けながら呪文を詠唱する。

「我が身に纏えしものは神の頭脳、”フューチャージャッチメント”」

この魔法はまあり長い時間はもたないが未来予測できる。

俺の攻撃回数はせいぜい2秒あたり3回。剣で細剣並の速さで攻撃できるのはいいんだけど、先読みして剣を振り払わないと。


お、なんだこれ。東雲の攻撃が来る前に来る場所が分かる。

よしここだ!

俺は一筋目の剣筋を大きく弾いた。

「ちょ、あんた今何したのよ。」

「何処に来るかさえ分かれば、思いっきり振り払えるからな。さあ、行くぞ。」

カキーン ザシュッ ザシュッ カキーン ザシュッザ シュッ

とうとう東雲の耐久値が8000になった時、

東雲の剣を振り払ったあとに連続で技を使う。

「高咲流家伝”ミラコマチ!”」

「高咲流家伝”ファイナレイド”」

2秒間で3回と5回攻撃する繋げ技で圧勝した。


まあ結果を言うと同じ攻撃速度と気づいた時に攻撃に転じれば1万の耐久値を残して勝っていただろうな。

だか、クラス上位にS級魔法を使ってみたかったのだ。

S級魔法とは神の1部分を借りてその身に短時間だが宿すことができる技だ。

使ったあとの反動も多少はあるし、あまり何回も使えないのだが。


1回めの練習対戦が終わり1人腑抜けていると仁美が横に座った。

「仁美どうしたんだ?」

「まあ、ちょっとね。」

それだけ言って、今やってる試合を2人で見始めた。

「こうしてると昔に戻ったみたいだね。」

そう仁美に言われ、ようやく思い出した。



あれは小学3年の前期…

俺と仁美は体育の時間他の人が楽しそうにしているのを見ていた。見ながら話して笑っていた。なぜ今まで忘れていたのだろう?



時は現在に戻る。

「思い出した。」

「ほんと?どんなこと?」

仁美にそう聞かれて、思い出したことをありのままに伝えた。

「あー、あの時のことか。懐かしいね。」

何故だろう。思い出してから、仁美と話すのが非常に楽しい。


「あ、次仁美の番だよ。」

「あ、ほんとだ、じゃ翔くんまたね。」

そう言って仁美は走っていった。

仁美の試合が始まると何故か分からないが仁美を目で追ってしまう。

色んなことがあって気持ちの整理がついてないなと思った。



第2戦目が始まると思ったその時…。

「高咲、坂口、東雲、立花。前へ。」

と立花先生に呼ばれ4人が集まった。

立花光(たちばなひかり)。立花先生の娘でクラス長、そして学年順位1位である。

「これから4人には2対2に別れてダブルスをしてもらう。」

「 「ん!?」」

4人は口を合わせて驚いた。

「えっとそうだな、高咲と坂口 対 東雲と立花それでいく。」

そう先生に告げられた。


「仁美、大丈夫か?」

「え、な、な、何が?」

「いや、すげー動揺してるからさ。」

「大丈夫だよ。」

「そっか、ならいいんだけどな。それじゃ本題に入るけど、前衛後衛どうしよっか。」

「前衛で翔くんに敵う人なんてほんのひと握りしかいないから、翔くんが前衛で私が後衛でいいと思うよ。」

「え、お、おう。分かった。」

褒められることに慣れてない俺は照れ隠しが下手だと言うことに気づいた。なんか仁美の前だと恥ずかしいな。



「それじゃあ準備はいいか?…よーい始め!」

先生の合図と共に俺は走り出す。

「我が身に纏えしものは神の一節、”フィジカルドライブ”」

いきなりS級魔法を使いたたみかける。

「討ち滅ぼせ”フレイムアロー”」

と同時に仁美も技を放つ。

東雲は何も出来ずにダウンしたのだが、クラス長は何もせずなにかに集中していた。

「 「クラス長いざ勝負!」」

とたたみかけようとしか瞬間だった。

「叩きつけよ”ダークフィールド”」

重力のフィールドだ。

いつも通りに動けない。

でも今ならまだいける。

「自己流奥義”600練磨の集合”」

超高速の剣技でなんとかクラス長を耐久値を1000まで削った。あと一撃と思ったとき、頭がクラっとして意識を失った。




目を覚ましたとき俺は保健室にいた。

時計を見るともう6時を回っていた。

なんか右手が暖かいなと思って見てみると、仁美が両手で握りながら眠っていた。

とそう思ったとき仁美が起きた。

「翔…くん?翔くん!!」

と言って俺に抱きついて来た。

「良かった。良かったよ。心配したんだから。」

俺はこの時ようやく気づいた。

俺は多分仁美が好き。昔から。

「仁美心配かけてごめんな、もう大丈夫だから」

そう大丈夫。ただのS級魔法の使いすぎ。

「もう、S級以上の魔法を1日にあんなに使ったちゃって…。」

そう仁美は心配そうに言った。

「すまんな、遅くなっちまったな。帰ろうぜ仁美。」

「うん。」

その言葉を最後に俺たちは保健室を後にした。




帰り道…。

「ほんとに心配かけてごめんな。」

「もういいよ。」

と笑って帰りてくれる。

その笑顔にドキッとして別の方向を向いてしまう。

「そう言えばさ、仁美今日は家に帰るのか?」

(…ん?何を聞いとるんじゃ俺は!)

「今日も翔くんの家に泊まりたいな、翔くんさえ良ければこれからも。」

(ま、ま、ま、まじか~~~~~!)

とか心の中では思ってるんだけど。

「そ、そっか。じゃあ、部屋のあまりもあるし俺は別にいいけど。」

なんか言ってることが無茶苦茶な気がした。




——————————————————-

番外編


私はずっとあの人のことを目で追いかけてきた。

3年生の途中まで、すごい量の努力をしていた彼はほんとにかっこよかった。

今でもかっこいいのは変わらないんだけどね。

だからこそ当たったら絶対勝ちたいと思って、私も沢山練習した。

でも対戦する機会は全然来ないうえに、彼は何があったのか練習を辞めてしまった。



それからも少し時が過ぎ

4年生になって初めて、私と彼は対戦することになった。

「ね~仁美、対戦相手さあのぐうたらな男子よ。」

そう瑠愛ちゃんが言ってきたので私は

「あほんとだ~、でもあの人噂で3年までは真面目で強かったらしいよ。」

と答えた。

本当は噂なんかじゃない、あの人がすごい努力をしてとても強い強さを手に入れつつあったことを私が1番よく知ってる。


彼というのはもうやめよう。

試合が始まると翔くんが炎の壁を張って1対1に持ち込んで来た。

じゃあ、私も。

「討ち滅ぼせ”フレイムアロー”」

この技は攻撃を受けるまで炎の矢が出続ける技をである。

1つ1つの攻撃は200くらいで小さいけど、近接型の草壁くんには適応だろうと。

でも草壁くんは攻撃を受けながらこっちに走ってきて私に攻撃を当てようとしてきた。

近接があまり得意でない私は避けられずにダメージを受けた。

そこからは属性入り(1100ダメージ)の攻撃が5回あってなんとか離れようと必死で走ってもう一度

「討ち滅ぼせ”フレイムアロー”」

と叫んだ。

草壁くんの耐久値はあと3000もないくらいだったから少し間を取りながら戦えばすぐ終わった。

自分の耐久値を見ると3500しか残っていなかった。

流石草壁くんだなと思い、炎の壁が消えると、翔くんがまさに構えた所だった。

そう思った瞬間翔くんの動きが目に負えなくなった。

あ、翔くんまた強くなったんだね。

そう思った私は何も出来ずに翔くんに斬られた。

はぁ…会いたくなっちゃった。

草壁くんに家でも聞いて押しかけようかな。

やぽ~。

今回から気になるであろう場面から番外編として出して見ました。好きになってくだされば嬉しいです。さてさて、2人目のキャラクター紹介は…

坂口仁美ちゃんです。

少し人見知りで、努力家、小さい頃から主人公を見ていた、身長は少し低めで、髪の毛は茶髪のショートとロングの間くらい。隠れ美少女として学年では主人公の次に有名。

とこのくらいでどうでしょう!

何気にこだわってイメージしたつもりです。

ではではみなさんまた次の話でお会いしましょう。

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