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常夜灯が眠る時

作者: 本宮愁

なんでもない夜が明け

なんでもない朝が来て

なんでもない今日を

笑う準備は出来ている


煌びやかな常夜灯が眠る時


ネオンの光に縁取られた

僕の身体の輪郭もまた

朝焼けに溶けて消えていくようだ


フェード・アウト

掴み所のない僕に戻って

メイク・アウト

使い所のない理解気取って

コース・アウト

曖昧 眩暈 二の足で舞う


夜明けの月を見つめていた

目覚めたばかりの太陽に背を向けて

侵食されるばかりの群青を

伸びやかな橙に染まりながら


形の無い影を踏む


雲を掴むような幻日を負って

妖艶な夜の余韻を抱いたまま

手を伸ばすこともできずにただ

見つめていた


フェイク・アクト

掴み所のない

ありきたりな嘘を重ねて

フェーズ・アウト

迷彩 異彩 灼けつく光


僕の存在の輪郭は まだ

朝焼けの中に溶け残っている

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