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地球滅亡→異世界転生~最強の男と十五の異分子~  作者: 鮪のユッケ
1章「準備期間」ACT1「異世界の生活」
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許嫁が出来たそうです。

二発目です。すいません三発目は明日になります。

「ーーってことが、今日立て続けてあったんですよ。」



と俺はため息をつきながら言う



「ふーん、そんなことがあったのね。叔父達はカルロスやスカーレットがいない時が好機と勘違いしているんだろうけど、・・・弟が出来たことに関してはおめでとうと言った方が良いかしら?」



そういって俺の報告ーーほとんど愚痴ーーに付き合ってくれている、ぼんきゅっぼんの空色の髪をしたお姉さんは今日来るはずだったコーランさんの奥さんであるエレナさんだ。

なんでもコーランさんは急遽予定が入ったそうで、こうしてわざわざエレナさんが来てくれているーーもちろん商売のことだけじゃあなく、また新たな面倒事を持ってきたようだが・・・



「でエレナさん、長々話したあとにこう言うのもなんですがその隣に座っている可愛らしいお嬢さんはかの有名なレイナさんですか?こう始めのタイミングを逃してしまってあれなんですが・・・」

「ええそうよ。ブラッド家の掟でこの前まで大おば様のところで修行しててそれが終わって帰って来たからトールにも紹介しようと思って。ほら、レイナも挨拶しなさい。」


そう言われると、母親によく似た空色の長い髪をたなびかせ立ち上がり



「レイナ・ブラッド、7歳です。よろしくお願いしますわ。」



凛としながら挨拶してくれたので



「こちらこそ、トールと言います、同じ年なので仲良くしてくれるとありがたいです。」



と返し、まぁ精神年齢は24歳なんですけど、と思いながらエレナさんにーー



「それでまさか本当に挨拶だけじゃないですよね?」



と真面目な顔で尋ねる、するとーー



「実はトール君にレイナを特訓してほしいな~と思ってるんだけど、どうかしら?」



と一見聞いているように聞こえるが目が

(断らないわよね、トール)

と言っている。

何よりも彼女やコーランさんにはあのアホ達が毎度迷惑をかけている。ーーその度におれは胃が痛くなっているのだが

だが一応ダメ元で反論してみる



「エレナさんの話を聞く限り、レイナさんは修行から帰って来たばかりで、少なくとも同年代の子どもに教えを乞うような実力はしてないと思いますが?」

「あらあら、どの口がそんな事をいうのかしら?謙遜も行き過ぎたらただの嫌味よ?あなたが一般平均て言うのなら世界が崩壊するわよ。そして何よりの理由は



ーーーレイナがあなたの許嫁だからよ。」



ーー俺のなかで時が止まった音がした。

まてまて、もう一度今の台詞を思い出してみよう

ーーレイナハアナタノイイナズケダカラヨ

うん、聞き間違えじゃない。

どっどうしよう、年齢=彼女いない歴の俺はどうすればいいんだ。

しかもほら、レイナさんは少し顔をしかめてますよ。

そしてそれをエレナさんはニコニコしながら見ている。



「あの初耳なんですけど・・」

「あら、あの二人は手紙に書くといっていたけどーー」

「ちょ、ちょっとまってください!」



俺は今さっき読んでポケットに突っ込んでいた手紙を取り出す、するとそこにはーー


『P.S.トールに許嫁が出来たよ。相手はなんとビックリコーランの娘だよー。やったねその年で嫁さんゲットだぜ。


息子を愛する父と母より。』



と裏面に分かりにくく書いてあった。

親父、母さん・・もう少し分かりやすい位置に書こうよ。



「という訳で、頼めるかしら?」



と笑顔で聞いてきたのでーー



「分かりました。俺は構いません。が、しかしレイナさんはーー」

「呼び捨てでいいわ。それと特訓の件に関しては是非私からもお願いするわ。」



そういって、レイナさんーーいやレイナはこちらを見定めるような目付きで見てきた。

ーー言外に、許嫁にふさわしいかどうか試させて貰うと言われた気がした。



「はぁ、了解しました。」

「ふふふ、了解してくれて嬉しいわ。特訓は明日から一週間、その間こちらにレイナを預けるからよろしくね。」

「えっ!こちらにお泊まりになるんですか?」

「いちいち移動するのが勿体ないし、何よりーー許嫁なんだから仲を深めてもらおうと思って。とにかくそういうわけだから、準備よろしくね。」



そういって今日のところは帰っていった。

俺はとりあえずーー



「おーいアルー、客間の準備をしておいてくれ。」



明日の準備から始めた。






一方その頃、トールに追い返されたマーリンとエムリーは



「どうなさいますか兄上?愚妹達がいない間に私軍を使って脅しにいきますか?」

「まぁ待て、奴には事故で死んで貰う。」

「事故、とおっしゃいますと?」

「奴はよく、暗闇の森で出入りしてるらしい、ーーあそこには魔物もでる。もし奴が入って出て来なくても、それは不幸な事故が起きたと考えるのが普通だろう?」

「成る程。さすが兄上です。では例の盗賊共に依頼しておきましょう。」



そういってエムリーは部屋を出ていった。

残ったマーリンはーー



「ふふふ、これで金の卵は私のものになる。ふふふ、あーはっはっは。」



そんな悪趣味な笑い声がマーリン達の屋敷に響きわったという。


いかがでしたでしょうか?感想に一貫性がないと書かれてありましたが、ボチボチ全部やっていけたらなーと思っています。

あと友人から進行が遅いと言われましたが、暫くはこのペースでやっていけたらなと思ってます。

明日も二話以上は投稿するのでよろしくお願いします。

感想お待ちしてます。

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