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ルール説明だそうです

見渡す限りに木々が生い茂っている、森の中で俺は



「暇だなぁ


と思いながら近くの木を切ってつくった切り株に腰かける。

近くに人の気配はなく、ただただ木しかないのだった。







数時間前ーー

俺は昨日の帰りに小物屋で買った、黒い羽根のついた帽子を着けて、試験会場にあつまっていた。

別に趣味でこの帽子を着けているのではなく、目印としての意味で着けている。

何の目印かというと昨日メルに貰った紙に



『転生者同士の無用な争いを避けるため転生者は羽根をどこかに着けてくること』



と書いてあったため、こうして黒い羽根の帽子をかぶってきたわけだ。

決して俺の趣味ではない。

ちらほら羽根をつけている人も見える。

しかしながらなんで会場に集合なのだろう?

直接、現地集合でもいいような気がする。

会場に入るときに配られた魔法石の埋め込まれた腕輪がなんか関係してるのだろうか?

そんなことを考えていると、審査員らしき女性が前にでてくる。

女性は受験生達の前にたつと



「今から三日間の試験内容について説明します。静かにして、聞いてください。」



そこからの話はやたら長かったので大体まとめると、やはりあの腕輪も関係があった。

具体的にはあの腕輪には、行きと帰りがセットになった中級空間魔法『一時転移』別名とんぼ返りと言われる、三日たつか、任意で魔力を流したりすると始めに転移した場所に戻ってしまうという、微妙な魔法の入った石が入っていた。

転移とちがい戻ってきてしまうので中級なのだ。

さてそれを踏まえた上でのルール説明だ。

・魔法石を壊されるか、魔力を受けてしまい、この場所に戻ってきた場合は失格

・相手の魔法石は破壊していい

・森にはさまざまな魔物も生息しているが、危なくなった場合魔法石を発動して逃げること

・これから行われる試験において最後まで残っていた生徒が合格となること



と大体こんな感じだ。

どうやら昨日一昨日の試験はあくまで確認ぐらいだったのだろう、つまりここからが本番というわけか。

ていうか壊してもあれって発動されるんだな。

ちなみに人数が多い場合は昨日一昨日の試験で決まるらしいので一概には確認と言えないのだが・・・・

そんな事情もあり、確実に合格するためには相手を蹴落とすのが一番良いようだ。

というかルールで認められているので学園側も折り込み済なのだろう。



「さてそれでは今から転送を開始します。皆さまが合格なされることを心から願っています。」



その言葉が言い終わるのとほぼ同時に魔法石が発動して瞬時に飛ばされる、俺は別の会場に向かったレイナとカレンのことを考えながら、次の瞬間には森のなかに飛ばされた。






今しがた受験生達の前で説明していた女性は嬉しそうに



「今年は豊作ね。とにかく凄そうな子がたくさんいるわね。

でも何人生き残れるかしら?」



と言った。

すると脇に控えていた小太りの男がよってきて礼をした後



「学園長お疲れ様です。」



と女性にねぎらいの言葉をかけた。

女性ーーもとい学園長はかたを回しながら



「ありがと、さて色々準備しないといけないわね。」



そう言って学園長は会場からでていくのであった。

遅れましたすいません

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