魔法の特訓開始だそうです。
PCが使えないです・・・。スリープして止めていたんですけど、次にあけたら全部消えていて、はい書き直しで遅れました。すいませんでした。
「よし!じゃあ早速特訓を始めようか。」
そう言った俺がいるのは、屋敷からそう離れていない《暗がりの森》だ。
当然異世界なので魔物もいるが・・まぁあんまり強いのもいないし大丈夫だろう。
っといかんいかん、少し話が逸れた。
そしてここにいるのは俺以外にレイナとカレンーー調査に一段落ついたそうで戻って来ているーーそして、ルークさんだ。
ルークさんもレイナもこれからの特訓で俺を見定めようとしてるのかこっちをじーっと見てくる。
そんな視線を感じながらーー
「という訳で、レイナの使える属性とどのクラスまで使えるか教えてくれるかな。」
当然の事だが、やはり魔法には属性が存在する。
《火》、《水》、《氷》、《雷》、《木》、《土》、《風》、《闇》、《光》、《無》、《空間》、《回復》、《精神》、《精霊》といったーーまあ大体ラノベやアニメに出てくる魔法が存在している。
精霊魔法は、お約束通り使い手がほとんどいないが・・・
基本的に魔術士になれる奴は2属性は適正というか、スキルがある。
そこから、才能があるものはより多くの適正があるため、上位の魔術士になれるのだ。
あと、魔法にも当然ながら級で分けられている。
初級、中級、上級、特級、神級の五つに分類される。
これは、相性にもよるがーー基本的にその魔法のスキルの習熟度で使えるか決まる。
まぁ神級魔法を使える人間は今の世界には存在しないが・・・とそんな事を考えているとーー
「使えるのは《水》、《氷》、《闇》、《回復》よ。特に《氷》が得意ね。他はまだ中級までしか使えないけど、氷魔法は上級も少しなら使えるわ。」
成る程・・・7歳なのを考えればかなりの天才だな。
四属性持ちで、なおかつ上級も使えるならば、下手な魔術士より上だろう。
だから同年代で自分よりも上の人間を見たことが無さそうだ。
更に、そこまでの天才だーーかなり将来性も期待されていることだろう・・・まあだからこそレイナにしてみれば、俺みたいな貴族でもない男がなんで許嫁何だろう?とか思っているんだろうが・・・自分で言ってて少し悲しくなってきたので、考えるのをやめる。
おっと、もうひとつ確認しないといけないことがあったんだ、それはーー
「レイナは無詠唱は出来るの?」
「そんな事出来るわけないじゃありませんの。無詠唱は熟練の魔術士でも難しいのに・・・それくらいご存知でしょう?」
あれ?何か怒ってる?しかも何か落胆したような感じっぽいし・・・
何でだろう?
「大体、そういう貴方はなんの魔法が使えるんです?」
やや怒鳴り気味に言われたのでーー
なんで怒ってんだろう?と思いながら
「《精霊》と《精神》を除く全て。」
と答えたら、レイナと少し離れたところで聞き耳を立てていたルークさんが声を揃えてーー
「「はっ?」」
とかなり間抜けな顔でこっちを見てきた。
ちなみに精神魔法は使用するのに資格がいるためあまり使い手が多くないので、使い手に会ったことがないせいで覚えられていない。
精霊魔法は前途の通り使い手が圧倒的に少ないのでなおのことだ。
一度でも見れれば、《学習》で使えるようになるんだが・・
「うっ、嘘でしょう?」
今さっきの怒りはどこにいったのか、未だに驚いた顔で聞いてくる。
「いやいやほんとだよ。」
そういって俺はーー無詠唱で空間と回復以外の使える属性の初級魔法を同時発動させた。右から順に火球、水球、岩塊、木球、風球、光球、闇球、光だ。
ちなみに光は間違えやすいが無属性だ。
それを見てレイナはーー
「うっ、嘘。そんな同時に八属性発動で、しかも無詠唱ですって!こんなこと一流魔術士でも出来ないわよ。」
とまだ驚いている。
というかさっきから思っていたんだが、レイナとルークさんが凄く驚いているのに、そのそばに、カレンがいつも通り無表情で立っているので、かなりシュールに見えるな・・・
「とりあえず使えるってことは信じてくれた?」
俺が尋ねると、レイナは未だに夢でも見てるんじゃないかと言った感じながらも、確かに頷いた。
「よし!じゃあとりあえず、レイナには無詠唱を特訓の間に出来るようになって貰うから、頑張っていこう。」
そういって俺はレイナに微笑んだ。
ちなみに無詠唱はイメージが強く維持できれば、意外と簡単に出来るようになる。
「ほっ、本当に出来るようになるの?」
レイナが心配そうに聞いてくるので
「勿論!」
俺はそう力強く、安心させるように断言し、レイナの特訓を開始した。
今週末は忙しくなりそうなので、もしかしたら更新が遅れるかもしれません、すいません。多分次回は主人公が無双するはずです。