お泊まりに来るそうです。
すいません、PCの調子が悪くて今日はこれだけになります。
ちょっと放置するとすぐにフリーズして飛んでしまってぜんぜん書けませんでした。
「ではこれから一週間よろしくお願いしますわ。」
「ふふふ、それじゃトール、レイナを頼むわね。」
そういってエレナさんは、レイナとーー
「レイナ様の護衛隊長のルークです。この度は私めもレイナ様の護衛としてご一緒することになりましたので、よろしくお願いします。」
と、名乗る30代半ばくらいのたくましい体つきをした、護衛隊長を連れて来た。
なんでだろ・・・レイナからも、ルークさんからも鋭い視線を感じる。
俺が視線に怯えながら、びくびくしていると、帰ろうと馬車に乗りこもうとしていたエレナさんが、近づいてきてーー
「ふふふ、心配しないで、レイナはあなたがどんな人か見定めようとしてるだけだから。ルークは・・・そうね、エレナのことを娘のように思ってるから・・・まぁこっちにも認められるように頑張ってね♪」
と小声で言って、今度こそ本当に帰っていった。
さてそれじゃあまずはーー
「え~と、とりあえず屋敷に入りましょうか。」
「そうですわね。それじゃあ行きましょうか。」
そういって屋敷に三人で入って行った。
「ーーそれでですね、レイナの部屋は用意してるんですが、ルークさんの部屋は用意してないので・・申し訳ないのですが、使用人用の部屋になるんですが大丈夫ですか?」
「いえ、私はそれで問題はありません。ただレイナ様の部屋にできるだけ近い所が良いのですが・・・」
「分かりました。ではそのように用意するように伝えておきます。」
後でアルに用意させとくか。
と考えているとルークさんが
「あと、私には敬語は不要です。」
と言ってきた、しかしこれでも元日本人としては年上の方にため口というのは変な気分になるので
「いえいえ、こう俺としては年上の方にはなるべく敬語を使わないとむず痒くなるので、おきになさらず。」
と返しておいた。
「そうですか?分かりました。」
ルークさんは不思議がっていたが、よく考えてほしいーー三十代の強面で筋肉ムキムキのおっさん相手に、敬語を使わずにいられるものか。
「じゃあとりあえずルークさんはアルがご案内しますので、レイナは早速修行と言いたいけれどーーとりあえずそろそろ昼だし、食事にしようか。」
「そうですわね。じゃあ案内よろしくお願いたしますわ。」
そういって俺はアルを呼んでルークさんを案内するように伝え、レイナと一緒に食堂に向かって歩いていった。
「なんですのこれは?」
そういってレイナは目の前にある茶色の液体状の食べ物を指さす
「え~とこれはね、カレーという食べ物だよ。」
そうそこにあったのはーー皆大好きなカレーだ。
ちなみにライスはない。
米はずっと探しているが今のところ見つけられずにいる。
カレー自体は2年かけて完成させた。
スパイスをひたすら探しまくり、カレーにあう味を探し求めようやく半年前に出来たのだ。
何しろこの世界は予想はしていたが、まともに美味しい料理がない。
美味しいものはあるがほとんどがそのまま焼くだけの料理と呼べるか微妙なものばかりで、日本という美味しい料理が山ほどある国で育ったものとしてはかなり不服で、元々妹と二人暮らしだった俺は料理が出来たことを幸いに、色んな料理を作ってきた。
今日はレイナが来るときいていたので、昨日から、カレーを作っておいた。
うふふ、さあカレーの旨さに恐怖するがいい(?)
「いっ、いただきます。」
と少し震えながらレイナはカレーを口に運ぶ。
あっ、ちなみにこの世界にもいただきますやごちそうさまの概念がある。
初めて知ったときは驚いたものだ。
さてそんな事より、レイナのほうはーー
「お、美味しい。」
と口をモグモグさせながら言う。
か、かわええーーはっいかんいかん少し見とれてしまったぜ。
それにしても口に合って良かったー。
やっぱカレーは正義だな。
ウンウンと、一人で納得しているとーー
「こ、これを作ったシェフは誰ですの?」
と少し感動ぎみに聞いてきたのでーーていうかカレーどんだけ旨かったんだよ
「えっ、俺ですけど・・・」
と言うと、レイナは少し驚いた顔をしたあと、小声で
「こんなに料理が出来るなんて・・・、妻になったら毎日こんなに美味しいものが食べれるのかしら?」
とぶつぶつ言っていた。
そんなに感動するほど旨いかな?確かに料理スキルはかなり習熟度は上げてるけど・・・
まぁいいや俺も食べよっとーー
そんな風に俺とレイナがカレーを食べているのを、遠くから鋭い目で観察しているものがいた。
次回からは今度こそ主人公のチートの予感