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欲望

作者: 夢野Q作

一昔前だと少しでも楽に暮らしていくことが多くの人の望みだった。

しかし、今の日本のようにある程度の安定した生活が保障されている状態では更に人間の欲望的な一面が強く出るのだ。

欲望を満たすためには行動をしなければならない。欲望とは物欲、食欲、性欲……etc

行動とは今の世の中で言えば、お金を得ることがその最たる手段になるだろう。

お金を持っていない人たちは、欲望を小さくし持っているだけのお金で叶えるか、その欲望を満たすために死ぬ気になって行動するか、の二択だ。

しかしお金を持っている人たちはどうするか。自分の持っている権力や、欲望を満たす手段を他の誰かに横取りされるのを黙ってみているのか。

途方もないお金を持っている人たちはまともな知能を有している限り、自分たちに都合のいい仕組みを絶えず作り出していくのだ。

それを打ち破るのは昔であれば、戦争や飢饉、流行病などであったが、いまはその様なことは当分起きえない。

その代り、今は安定した環境下で急速に技術が発展していっている。それらの技術は受け継がれ肥大化していくものであるから、欲望をより簡単に叶えることもできるようになるかもしれない。

誰もが不老不死の体を持ち、優れた容姿になり、美味しい物が食べられ、美しいものが世界に溢れる。

そうなればお金の価値など紙くずに等しいのだ。

しかしそうなるためには、多くの課題がある。

エネルギー問題や、資源の問題、食糧の問題など数え上げればきりがないだろう。

だから現実的な話をする。

今の日本で多くの人が享受している技術を使って欲望を満たし、更にはお金の価値を減らしていくか。

そしてそれがまさに、日本のサブカルチャーや独特の文化を作り出す土壌となっているのだはないだろうか。アニメや漫画、ゲームなどの娯楽のことである。

今の日本を見ていると、夢と現実をいかに合成しあうかということを重点的に行っている気がする。

そしてそれは他の先進国にも蔓延していることなのだ。

このまま人類は安寧の中で夢を見続けるのだろう。

今貧困に喘いでいる国は、これから目指すべき国の姿をそこに見出すのだろう。

話しをもどそう。

サブカルチャーでいかに金持ちを飲み込むか。

サブカルチャー革命を起こさなくてはいけないのだ。

国が全精力を傾けてサブカルチャーで世界を変えていかなければならない。

そのためには、サブカルチャーの統一が最優先だ。ある種の宗教に仕立てなければならない。

作者はユダヤ教における預言者のような役割を果たすことことになる。

衣食住や既成の文化とサブカルチャーの融合は容易にできるはずだ。

しかしまずは欲望を満たす話を作っていかなければならない。

あらゆるものをアニメ化、漫画化していけばいいのだ。

大衆に沁みるものこそ本来の芸術の姿ではなかったか。

芸術と娯楽を、そして現実と夢を融合させることこそが今後の課題である。

結局はお金持ちにも最高の未来のためにお金を出させることが必要なのだ。


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