4月4日 情報
今回は前回より長くできるようにしました
夜水「ねぇ夏芽君」
夏芽「なんだ夜水」
夜水「いきなりだけど思いっきりいってもいいよね!」
夜水が地面に手を着くと巨大な猫と狗が地面から現れる。
夏芽「それぐらいの勢いがないとな」
夜水の猫と狗は、牙と爪が夏芽に向かって襲いかかる。
夏芽「たく、容赦ないな」
そう言いながら夏芽は手を猫と狗に向かって伸ばす。猫は、空中で弾き跳ばされ。狗は、地面に叩きつけられる。
帝「二人共、相変わらずスゲー能力だな。特に夏芽のはエグイな・・・・・いつ見ても」
鑑「テメェは人のこと言えねぇだろうが」
帝「そんなことないだろうに」
冬花「そんなことあると思いますけど。それより一つ聞きたいんですけど」
帝「冬花までひでぇな、でなんだ?」
冬花「夜水さんの能力ってどういう能力なんですか?」
紫幽「あれ?冬花は、夜水の能力知らないだっけ?」
冬花「ある程度は知ってるんですけど詳しくは・・・」
鑑「なるほどねぇ」
帝「よし!なら俺が説明してやるよ」
冬花「お願いします。帝さん」
帝「冬花、まず能力の発動にはは大きく分けて二種類あるのは知ってるな?」
冬花「はい。一つは、私やお兄ちゃんみたいに周りに影響を与えた後に能力が発動する空間影響タイプともう一つは・・・」
紫幽「アタイや帝みたいに自分に影響を与えて発動する自身影響タイプだよ」
帝「お前がいうなよな。冬花、夜水はどっちだと思う?」
冬花「夜水さんは、周りに影響させる空間影響タイプですか?」
帝「正解。夜水は、空間影響タイプの能力者だ。まあ夜水のは空間影響タイプの中でも結構特殊だがな、能力名は、十二神獣っていう名前でな。能力としては、夜水が土や鉱物に触れることで夜水が想像した十二種類の獣を生み出せて、獣の大きさは生み出した時に使用した土と鉱物の量で変化するんだ」
冬花「獣の種類は十二種類ですか?」
帝「あぁ、確か生み出せるのは雄鹿・水鯱・・巨像・牛人・山狗・・馬人・猫又・窮鼠・二兎・海豹・大猿・白虎だったはずだぜ」
冬花「なるほど〜」
紫幽「じゃあ逆にアタイは冬花に質問です。夏芽の能力の説明しなさい」
冬花「えっあっはい。お兄ちゃんは、空間影響タイプで異能力名は、強制退場です。能力は、引力と斥力を操る能力で、引力と斥力を発動させるには、確か対象とするものの距離と表面積がわかってないといけなくて。距離と表面積がわかっていれば対象の内部でも引力・斥力を発生させることが出来るはずです。あと、お兄ちゃんの才能として高速演算が出来ます。」
鑑「さすが兄妹完璧な説明だな」
紫幽「質問したアタイが言うのもあれだけど完璧過ぎてちょっと引くわ」
冬花「紫幽さん!酷い!」
帝「紫幽サイテー」
紫幽「どうせアタイはサイテーですよぉ〜だ」
鑑「お前ら遊んでないでちゃんと観ろよ特に帝!お前の尻拭いをあいつらはしてるんだからな。それとあいつら凄いことになってんぞ」
鑑いわれ舞台を観てみると。
帝「マジで!」
夏芽が山狗・猫又・雄鹿の三匹の攻撃を斥力で受け止めていた。
夜水「夏芽君そろそろ諦めたら?」
夏芽「悪いな!冬花が観てる前では敗けられないんだよ」
夏芽は、斥力で三匹の獣を吹き飛ばす。
夜水「くっ!」
斥力で生まれた風で顔しかめる夜水。
夜水「やったね!」
夜水は、地面に手を着きさらに獣を生み出す。
夏芽「おいおい、出しすぎだろ!」
今、生み出した獣二種類、大猿と巨象である。それにより舞台には山狗・猫又・雄鹿・大猿・巨象の五匹がいる。
夜水「いっくよー!夏芽君!」
夜水の合図で五匹の獣は走りだす。
夏芽「仕方ない・・・一気にけりをつけるか」
夏芽は、五匹の獣の位置を確認し意識を集中させる。
夏芽「いくぜ!」
夏芽は、勢いよく手を挙げる。
夏芽「終焉を招く舞踏会」
夏芽が叫ぶと同時に獣達の目の前に五つの黒い球体が現れる。球体は、直径20cm程度の大きさだが現れてから数秒で変化が現れる。球体が周りの物体が球体に引っ張られていく、球体の近くにいた獣達も球体に引っ張られ球体に触れると同時に吸飲み込まれていく。
獣達は、飲み込まれまいと抵抗するが最後は飲み込まれていった。
夜水「私の十二神獣が!」
帝「ああジャッカルが~~」
夜水「今また私の狗が変な呼び方された気がした」
夏芽「余所見している暇はないぞ、これで終わりだ」
夏芽が腕を振るうと黒い球体は爆発した。
夜水「きゃ!」
夜水は、球体から生まれた爆風により水の溜まった掘りまで跳ばされた。
夜水「危なっ!」
夜水は、水に落ちる直前に水鯱を生み出し、水鯱の上にのり着水を回避する。
夜水が着水を回避するとアナウンスが流れる。
アナウンス「昇級試験、特別模擬戦闘を終了します。八重桜さん、秋冬君に皆さん拍手を」
夜水と夏芽は、盛大な拍手を受けながら舞台を後した。
夜水「う~ん今回は私の負けかな」
夏芽「ああ今回は俺の勝ちだ」
夜水「次は負けないよ!」
夏芽「次の勝つのは俺だよ」
~風紀委員室~
特別模擬戦闘が終わったので帝たちは風紀委員室で昼食をとっていた。
帝「夏芽~焦ってたのはわかるがあれはやりすぎだろう」
夏芽「うっやっぱりやりすぎたか?加減したつもりだったんだがな」
鑑「それでも新入生たちが唖然としてたらやり過ぎだと思うんだがな」
夏芽「反省はするさ」
鑑「そう言えばお前らが模擬戦してる時にな帝が夜水の冬花が夏芽の能力の説明をしてたんだ」
夏芽「帝、俺たちはお前のせいで戦ってたのにそんな呑気なことしてたのか」
夏芽はあきれながら言う
帝「まあそうゆうなよ」
夏芽「まあ俺にもそれくらいのことはできるがな」
帝「ほ~じゃあやってもらうとしようか」
夏芽「いいぜ別に。まず冬花だが冬花は、空間影響タイプで異能力名は刃折り(ブレードハート)自分の血を武器に変える能力だ。冬花の体内から出た血を武器に変えることができて、武器の種類は、剣・鎚・槍・斧だっな。生成された武器は鉄よりも堅いが熱に弱く、維持時間が短いという弱点があったたずだが。どうかな」
冬花「うん正解だよ。お兄ちゃん」
帝「やるな~夏芽じゃあ鑑の能力は?」
夏芽「すまん忘れた」
鑑「マジで!」
夏芽「冗談だ」
鑑「なんで帝といいお前といい冗談に聞こえない悪質な冗談を言うんだよ!いいよ!自分で説明するよ」
鑑「俺の能力は、空間影響タイプで異能力名は短距離移動つまり短距離型の瞬間移動だ。瞬間移動出来る距離は最大8mぐらいなんだけど俺の瞬間はリスクがないんだぜ。脳も体力も使わないし、移動のための条件もないしな。ただ能力を使う度に僅かな脳のクールダウンが必要だけどな」
鑑以外「「「「「へ~」」」」」
鑑「興味なさげな感じが逆に傷つくなオイ!」
鑑以外「「「「「すまん(ごめんね)からかうのが楽しくて」」」」」
鑑「ちくしょ~~~~~」
校内アナウンス「2-A月乃宮帝君、2-A翠星紫幽さん、昇級試験特別模擬戦闘の準備が終了しました。模擬戦を開始しますので至急闘技場に来てください」
帝「おっ出番か!行くぞ紫幽」
紫幽「え~面倒くさいな~」
そう言って二人は風紀委員室を出て行った
次回は帝と紫幽に戦ってもらいます。