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ララメッタは飾らない  作者: こまかな
3/8

3 賠償金

「ララメッタ様!こちらのお召し物は?」

「こちらなんか綺麗で優雅なララメッタ様にふさわしいですわ。どうでしょう。着てみない?」

メルシーはカナンに言った。

「なによ!ララメッタ様はこの綺麗な鈴かね色のドレスが似合うのよ。」

カナンはそのドレスを破いた。

「あらー。」


クロバーは、ララメッタに言った。

「初めてだから、動揺したんだよね。もう、行ってもいいよ。」

「はい。すいません。」

カナンはごめんなさいのポーズをして、ウインクして、お茶目に首を傾げた。

「あら、手が滑ったでは済まされませんことよ、賠償金。」

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