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10話 絵本

 

「ねえ、ママ。寝る前にこの絵本読んで!」


「ええ、いいわよ」



「むかしむかし、あるところに四角い箱がありました。



 箱は、いつしか意思を持つようになり、小鬼たちを襲うようになりました。



 小鬼たちを食べていると、いつの間にか箱は言葉を話せるようになっていました。



 小鬼に飽きてしまったのか、今度は野盗を襲うようになりました。



 野盗を食べる度に箱はどんどん大きくなり、遂には炎を吐くようになりました。



 野盗が食べ尽くされてしまうと、箱は不気味に輝き、魔王になってしまいました。



 魔王は大勢の魔物を引き連れて、町を襲いに行きました。



 大勢の魔物は城壁を覆ってしまい、魔王は門を目指して一直線に向かっていきました。



 しかし町の人たちは、皆で力を合わせて、魔物を一匹残らず倒し魔王を追い払うことに成功しました。



 町の人たちに追い払われた魔王は怪我を癒そうと山へと逃げていきました。



 山へ逃げ込んだ魔王は聖龍様に見つかり、爪に掴まれて空高く上がっていきました。



 やがて、山よりも高くまで来ると、ぱっと放されてた魔王はみるみる地面へ落ちていき……。



 『ドオーン』と音をたてて魔王は潰れてしまいました。



 こうして、悪い魔王は、聖龍様によって地の底へと落とされて退治されましたとさ。




 おしまい」




「すー、すー」



「あら、いつの間にか寝てしまっていたのね。おやすみなさい」



 異世界の夜は更けていった――。





 ◇





 一方、その頃地球では――。



「カンカンカンカン」


「ブウウウウウン」


「ちょっと貸して」


「イヤアダ!」


「ケチッ!」


『ガン!』


 イエテェ……コワレル……セッカクノチキュウナノニ……ダ……ダレカ……タスケテェー!



次回で最終回になります。投稿は一日空いて6/24にあげる予定です。

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