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感情採集箱  作者: Kio
8/9

エミリーの不思議な引き出し

 今年のプレゼントは赤色の引き出しだった。エミリーは大喜びでもらったばかりのキャンディケーンをしまった。

 次の日開けるとキャンディがなくなっていた。代わりに指輪が入っている。もう一度開けると今度はハンカチが入っていた。

「この引き出しには妖精が住んでるのね!」

 エミリーは手紙をそっと入れた。翌朝、返事が入っていた。

「はじめまして、私はナンシーです。八十のおばあちゃんですが、とてもワクワクしています……」

 ナンシーは妖精ではなかったが、それ以上に素敵だった。

 二人は文通を始めた。歳が離れていても二人は確かに親友だった。


 何度目かのクリスマスが過ぎた頃、ナンシーから返事が来なくなった。心配するエミリーの元をナンシーの孫だという青年が訪ねてきた。ナンシーの最期の手紙を渡しに来たのだ。

 エミリーは悲しみに暮れた。だが、悲しんでいるのは一人ではなかった。

 エミリーと青年は文通を始めた。手紙はやがてラブレターとなった。

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