私の世界が崩壊した日
遅くなりました。
第一話
私の世界が崩壊した日
何気無い日常がなくなった。楽しかった日も友達と喧嘩した日も全て過去の物となった、つい数時間前まであった物が。
何故か?それは、勇者という偽善の塊の個人的都合のためにだ。
私がその勇者と出会ったのは村の中心であった。
私はその光景に声が出なかった。もしかしたら泣き叫んだいたからかもしれない。
「ママ、パパ、みんなどこにいるの?なんで、なんで、村が燃えてるの?ねぇ?だれか居ないの?」
「あらあら、そんなに泣かないでくださいよ。僕たちが悪いみたいでしょ?」
と、聞いたことの無い男の声が背後から聞こえた。
「誰、誰なの!?何か知ってるの?教えてよ!」
「僕はリック、勇者をやってるよ。得意なのは剣術。あと、君のような小さい子が好きだよ。」
「君の村の人だけど誰も生きてないよ。だって僕たちが殺したからね。なんでかって?それはね、、、」
「リック早く帰ろ〜。私疲れた。あと、ユージロが待ってるよ〜。アリアちゃんも一緒にね!」
「ごめんよ、ティナ。少し興味があったからね。改竄者がどんな子なのか。」
「ちょっと待ってよ!なんで私の名前を知ってるの?あと、改竄者って何!?どうして殺したの?」
私は混乱していた、いきなり勇者とかいうのが現れて、さらに私の名前を知っていて、みんなを殺したと言った。しかしその理由は聞いても答えてはくれなかった。
と、リックが
「さて、帰るとしますか国王がお待ちだしね。それととてもお腹が空いた。アリア行こうか。」
「いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!いやだ!イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダァァァァァァァァァァーーーーーーー」
私の中の何がプツリと切れた。次の瞬間私の周りを黒い何かが包み込み、意識が薄れてきた。
「ヤバイぞティナ!くそっ、覚醒するのが早すぎるだろ!」
「オマエラコロスゼッタイニコロス!
シネ…ーー嗤え、歌え、悪逆の住人。本来愛すべきものを無へと還す。善は闇にひれ伏す。ーーー[絶望の世界希望の地獄善は悪に屈服し|闇に疾走せよ]」
「ティナ!」
「分かってるよ!そうはさせないよ!神聖魔術!
[闇は光に勝る事なく無へと還り安念と平穏を神へと捧げる!]」
刹那、光と闇が交錯し大地が鳴動した。
数刻後、光が闇に勝りアリアの覚醒状態が解けた。
「ぐはっ!
今のはなんだったの?急に黒い何かが出てきてその後意識が薄れてきたんだよ。何か知ってる?」
「ふぅ、ホント危なかったな。そうだねアリア、君は覚醒していたんだよ。両親から受け継いだその力がね。その力がある事が分かったから村の人を殺した。細かい理由はいずれ分かるだろう」
「とりあえず王都に着くまで君を封印させてもらうね!結界魔術
[あらゆるものを凌駕する光の檻]」
その瞬間私の意識は完全になくなった。
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