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アルトストーリア  作者: あきら ななせ
群青の創造主と静謐の聖騎士
40/64

少女の望む明日 3

 一方、廊下に出たクラウンと祭星は立ち止まったままだった。 クラウンは暫く考えて、周りをキョロキョロと見渡す。 誰もいないことを確認すると、もう一度会議室のドアに向き合った。

首元から金の鍵をとりだして、鍵穴に差し込んだ。

祭星はびっくりしてクラウンを見る。 思わず「何してるんですか?」とまで聞いてしまった。

鍵の外れる音が聞こえて、引き抜く。 クラウンは気にした様子もなくドアを開けて、祭星をエスコートした。

「どうぞ」

「え、えぇ……?」

 恐る恐る、ドアをくぐるとそこは会議室ではなかった。

美しい青空、甘い香りのする庭園。 手入れの行き届いた花畑のような庭園には品の良いガゼボも見える。 白いレンガ畳の道の先には、木造の建物。 それも豪邸だ。 日本にあるリオンの家より大きい。

 驚いたのは隣人や魔法動物の類が多く見られることだった。 庭園のベンチ横でくつろいでいるのは巨大な狼。 宙を優雅に舞う羽根の生えたウサギ。

「あ、あの、ここは」

「私の家だ」

 クラウンがドアを閉めると、魔力がドアを作っていたのだろうか、小さな光が空に散っていく。

レンガ畳を歩きながら、クラウンは一言付け足す。

「君の家になる」

「……」

 なんとも言えないような顔になってしまった祭星の手を引いて、クラウンは屋敷へと向かった。 重たい玄関のドアを開き、赤い絨毯が敷かれたエントランスを抜けて螺旋階段を登る。

「一階にはリビング、キッチン、客室。 二階はノックス、リュヌの部屋がある。 三階には私と君の部屋だ。 バスルームはそれぞれの部屋についていて、トイレは各階に設置している。 掃除は一日一回、メイドがするから心配しなくて良い」

 クラウンがドアノブに手をかける。 祭星を見て、少し微笑んだ。

「ここが君の部屋だ」

 ドアを開けるクラウン。

「ひ、広すぎる……!」

 祭星は驚きの声をあげて、部屋の中へ足を踏み入れた。 天蓋付きのベッドに、巨大なクローゼット。 景色の良いベランダに、バスルームまで付いている。 半分ほど開いた扉の向こうには、自分専用の書斎があるようだった。

部屋の中をクルクルと見渡す祭星。 クラウンは落ち着きのない少女を眺めて優しく微笑んだ。

「今日からここが君の部屋だ。 好きに使ってくれて構わないよ」

「あ、ありがとうございます! えっと、その、お父様……」

「お父様だなんてよしてくれ。 私はお前に父と呼ばれる資格などない」

 クラウンがそう困ったような顔をして言うと、祭星はぶんぶんと首を振った。 そしてしどろもどろになりながらも自分の気持ちをやっと伝える。

「そんなことない! です……。 私は、クラウンさんのことをお父さんだって思ってます! その、私が創られるときに、天使と人間のえっと……、遺伝子が使われたって言ってくれましたよね! 人間側の遺伝子は、クラウンさん自身の遺伝子って……! こんなのじゃ親子とは呼べないって、クラウンさんは思うかもしれないけど、でも私は……!

 私は、あなたの娘になりたいって、思ったんです! だから」

 そこまで言うと、クラウンは何も言わずに祭星を抱きしめた。 我が子を抱いて、頭を優しく撫でて、クラウンは涙を流す。

「それが聞けただけで……私は救われた。 ありがとう、ありがとう祭星……。 お前が許すのなら、私はお前を心から愛して、育てよう」

 祭星を離し、優しく言う。


「今までよく頑張ったね、祭星」


 予想もしなかった言葉だった。 でもその言葉は、祭星の心の中にじんわりと温もりを灯す。

「辛かっただろう、苦しかっただろう」

「おとう、さ……」

 わあっと泣き出して、祭星はクラウンへ抱きついた。

泣きじゃくる祭星が落ち着くまで、クラウンは彼女の頭を撫で続けた。

 その様子をドアの隙間から覗き見る二人の兄と姉。 そして茶色い髪の女性。 三人は顔を合わせて、静かに微笑んでいた。 気配に気づいたクラウンがドアの方向を見る。 見つかってしまい、気まずい表情になるノックス。 リュヌは雰囲気など知らぬように、我先にと父と妹に駆け寄っていく。

「まつほ〜!! よかった!やっと会えたわぁ〜! ねえ、痛いところはない? お腹は空いてない? 寝不足だったりしない?? こわかった? 大丈夫よ、ワタシがちゃんとそばにいるからね!」

「やめろリュヌ。 どちらかといえば今のお前に怖がってそうだ」

 ノックスからそう窘められて、リュヌは残念そうに離れていった。 祭星は涙を拭って照れたように笑った。そして、ゆっくりと近づいてきた一人の女性をみて、小さく頭を下げた。 ゆったりとしたワンピースが似合う、笑顔の素敵な女性。 茶髪の髪はすこしウェーブしていてとても上品だった。 祭星がジッと女性を見つめているのを知ったクラウンは、慌てた様子で女性に声をかける。

「ブランシェット! い、いつの間に」

「あら、いたら悪いのでしょうか? あなたの妻ですよ?」

 その言葉を聞いた祭星はもう一度ブランシェットと呼ばれる女性を見た。 クラウンと同じようにとても魅力的な女性だ。 まるで女優のような美しさと、暖かさを感じる。少し悲しそうな瞳だが、この瞳はノックスと同じ瞳だ。 ブランシェットは祭星に向き合ってにっこり微笑む。

「はじめまして。 会えて嬉しいわ。 私はブランシェット。 クラウンの妻です。 これからはあなたのお母さんになります」

 差し伸ばされた手を握る。 ブランシェットは祭星をぎゅうと抱きしめると、本当に嬉しそうな声でクラウンにいう。

「この子がノックスとリュヌが言っていた祭星ちゃんよね? かわいい! わたし、こんな感じでふわふわしててほんのりしてる子が大好きなの!

 さあ、こっちにきて! クローゼットの中に、色々服を買ってきて入れておいたの。 気に入ってくれると嬉しいのだけれど……。 ほら、リュヌ! ノックス! いくわよ! かわいい妹をもっと可愛くする作戦を実行に移すわ!」

 強引に連れて行かれる祭星。 リュヌはスキップをしながらそれについていった。 ノックスとクラウンはやれやれと頭を抑える。

「暴走しすぎだ……」

「父さん、そうは言っても仕方がないですよ。 リュヌと母さんはいつもあんな感じじゃないですか……。 ああもうホラ見てください。 早速着せ替え人形になってしまっている」

 クローゼットと等身大の鏡が置いてある部屋で、隊服を脱がされてひらひらのワンピースを着せられている祭星が見えた。 表情が完全に固まっていて、状況を読み込めていないのだろう。クラウンはため息をつくものの、賑やかになった部屋に満足していた。 廊下に飾られている写真を持ってきて、中に入っている写真を抜き取った。 四人で写っている写真だ。 これはもう変えなければならない。

 クラウンが祭星を見る。 真っ白な髪、蒼い瞳。 まるで作り物の人形のような姿をした少女を。

「これからは、五人だ」

「はい。 早速、中庭で写真を撮りましょうか。 僕、メイドに話をつけてきます。 父さんはその間に……、あの二人の暴走を止めてください」

 大役だな。 といってクラウンが笑った。 そして3人がいる部屋へ歩みを進める。 遠くからでもよくわかったのは、祭星の身長や体格が生前のアナスタシアと一緒だということ。

ドアの前でクラウンが不意に足を止めた。 靴音が聞こえたのか、祭星がそちらを振り返り見る。

白髪の少女がきているその服は、クラウンの妹が大事にしていた服。 落ち着いた茶色のワンピース。 その鮮やかで上品な色は、とても鮮明に記憶に焼き付いていた。

あの頃を思い出す。 アナスタシアの長い赤髪が、風といっしょに揺れて、より彼女の魅力を引き立てていたあの頃、あの時を。

振り返った反動で、祭星の白い髪がふわりと靡いて、その髪の間から見える蒼い瞳が。

似ている、似ているのだ。

「ああ……」

 クラウンが頰に伝う涙を拭うこともなく、懐かしそうに笑った。

「そこにいるのかとおもったよ、アナスタシア……。 私は、やはりお前に随分、甘いみたいだ……」

 もうこの世にはいない妹。 クラウンの手を祭星がそっと握った。 小さな手のひら。 花が開くように祭星は微笑んだ。 クラウンはその笑顔にハッとして、涙を拭った。 そして三人に言う。

「やっと家族が揃ったんだ。 みんなで写真を撮ろう。 ……家に飾る写真が、必要だろう?」

 その提案に、ブランシェットが「名案ね!」といってリュヌを連れてリビングへと戻っていった。

「私たちも行きましょう」

 クラウンの手を引いて、祭星が歩き出す。

「ああ」

 その手を離さないようにクラウンは優しく握りしめて、娘の後を追った。



 アナスタシアの騒動から早いもので一ヶ月経った。 あの騒動で命を落とした隊員たちの葬式は全て終えて、本当にいつも通りの日々が戻っていた。 新しい招待者にとって、目まぐるしい速さの任務だったこともあり、ようやく彼らにとっての「ヴァチカン新人研修」というものが始まったのがつい最近であるが。

 メディカルセンターはいつも通りの騒々しさだ。 リャウレンは治療に追われながらも、アナスタシアの一件がこのくらいの規模で収まってよかったと思っていた。ヴァチカンがすこし崩れたり、負傷者が出ることは仕方がないことなのだ。 それよりも、魔界のゲートが開いてしまったのに、この程度で被害がすんだことを褒めるべきだし、誇ることだとは思うのだが。 そんな悠長なこともいっている暇などないのが現実だった。

やはりヴァチカンの人手不足は早々になおらない。 負傷者こそ少なかったものの、今回の一件でヴァチカンが戦場になってしまったことは大きな痛手だ。 理由は多々あれど、あの聖騎士が身体を乗っ取られて一悶着あった……。 それは立派な内部分裂の発端の理由にもなってしまう。

そのような、隊員や魔法使いの管理もできないような組織に、この世界を守るという大役が務められるのか。

そう先日の世界議会で言い出したのは、日本だ。

 やれ先のイリス襲撃はヴァチカンが異常を感知できなかったからだとか、自分の塔の修繕や強化よりも、日本の被害を抑えてくれなど、自分勝手なことばかりをいう。

あの国は本当にどこまでも腐っているなと、リャウレンは会議の書記をしながら思っていた。他の国よりも魔法という知識が知れ渡っていないのに、こうやってヴァチカンに難癖をつけてくるのはあの国だけだ。 周辺国家が、日本の首相を見てクスクス笑っていたのだが、恐らくそのことにも気づいてはいないだろう。なんとも滑稽だ。

 理解が遅れいている。 だからこそ不安な部分もある。

患者の列が緩んだ。 リャウレンはその隙を見て休憩に上がり、食堂でPCを開く。

──遅れすぎではないか?

 魔法が世界に知れ渡って、ヴァチカンができてもう何百年も経った。 それなのに、まだあの日本では理解が進んでいない……? あの先進国で?

 難しそうな顔をするリャウレンの隣に、一人の男性が座る。

「なにかまた難しいことでも考えているな」

「ユエ。 めずらしい、こんな時間に」

 時刻はすでに午後三時だ。 戦術支援の責任者である彼がこんな時間に食事をとるのは珍しい。

ユエは分厚い資料をバンっと机の上に置く。 二つにまとめられたそれだが、一つの束は五センチ以上あるようだ。 リャウレンはパラパラとそれを流し見て、ああと思い立つ。

「あの命令違反の二人、やっと処罰できたんダ?」

「本当にようやくだ……。 全く、新人二人に実戦訓練ふっかけておいて、ルール違反で怪我させたんだ。 しかも一人は死にかけだしあの群青のクレアシオンだ! 案の定、二人ともヴァチカン追放に魔力剥奪さ。 言うのもなんだが、事後処理がめんどくさいんだよなあ……。 多分今日は徹夜だ」

 どんよりとした空気になってしまった。 リャウレンが居心地悪くしていると、その隣にここでは珍しい同僚に出会う。 鳶色の髪の彼は、リャウレンを見るなり手を振って駆け寄ってきた。 彼の手にも資料がある。

「リャウレン! 久しぶりだなあ!」

「嶺二、なんでいるの」

「なんでとは冷たいやつだな! 報告だよ報告! 先月、ここにはいった藍沢っていうマギアクラフターと聖歌隊の蓮絡みでさ。 俺が日本に警察として派遣されてた時の事件で逮捕されてた三人組の男の判決が出たからその報告!」

 嶺二によると、以前にもそういった事件を引き起こしていたこと、クラスメイトに対する暴力なども相まって、内定取り消しと懲役十年の判決が出たらしい。 どうにも、以前の事件で行方不明になっていた女子大学生はすでに殺されていたらしく、もう少し刑が重くなる可能性もあるらしい。

リャウレンはそれをお茶を飲みながら聞いていて、ユエは書類を片しながら聞いていたのだが、あまりのクズっぷりに思わず口を挟む。

「最低だなその三人組は」

「だろ?? 俺、もうちょっと刑が重くてもいいと思うんだよなあ。 その殺された女子大学生、なんと魔力保持者で魔法使い見習いだったんだよ。 んでその子が自分達だけで殺すことができたからって、魔力保持者を見つけては暴力振るってたらしくてな。 捜査すれば出るわ出るわそういう話が!

 ま、こっそりやってればバレなかったんだろうけど、今回は相手が悪かったとしか言いようがないんだよなあ。 なんてったって群青のクレアシオンだもんな。 よく祭星が手を出さなかったなあって思うくらいだよ」

「世界に一人しかいないってちゃんと理解してんのか? あ、日本だったらそこまで色持ちの魔法使いの稀少さが広まってないのか……」

 また日本か。 という言葉が隣のテーブルからも聞こえてきた。 大抵魔法使いを殺しただの迫害しただの、そのへんの事件やニュースは日本だ。 このヤジはいつも飛んでくる。

「おいおーい! やめろやめろ〜俺の故郷だぜ〜? 悪口言うなら俺のいないところで言ってくれよ!」

 嶺二がそういうと、コーヒーカップを持った小さな少女が隣で足を止める。

「でも、嶺二さんも先程悪口を言っていましたよ?」

「はは! 違いねぇや! お、リイナちゃんか! 久しぶりだなあ、昇格したか?」

「お久しぶりです嶺二さん。 昇格はまだできていません……。 わたしも、早くああいうカッコいい肩章をつけて見たいのですが……」

 しょんぼりとするリイナの隣に、長身の男性が並ぶ。 ツンと尖った長い耳はエルフの証だ。ヴァチカン七冠者のファルシュだ。 あまり食堂に顔を出す魔法使いではないので、周りがすこしざわついている。

「お前の実力では今の二等兵がせいぜいだ。 諦めろリイナ」

「うう、そうですよね、そうですよねぇ……。 泣いちゃいそうです」

 涙目になるリイナの頭を撫でてやることもせず、ファルシュは胸ポケットに視線を落とす。 リイナがそれに気づいて、腕が拘束されて使えないファルシュの代わりに中に入っていた七冠者の証でもあるブローチを取り出した。

「何か好きなものを買ってこい」

「え! いいんですか! ありがとうございます! はわわ〜、ケーキにしようかな、クレープにしようかな!」

 子供のようにるんるんと駆けてゆくリイナ。 ファルシュはそれを見送って、ため息をついた。 嶺二は相変わらずだなと笑って、隣の椅子をひいた。 ファルシュはそこに腰掛ける。

「いつまで彼女の昇格を蹴り続けるんだ? もう何年間も繰り返してんなら、一気に軍曹まで飛び級だろう」

「危険だ」

「アンタの気持ちもわかるけどねぇ」

 嶺二が目を細めてファルシュを見た。 憤怒を司る彼は、リイナと出会うまではなにも喋らず、他人と関わりを持たなかった。 戦場でも連携すら取らず、一人で戦っていた。 別にそれが悪いこととは言わないのだが、組織として動いている以上、やはり連携くらいは取って欲しいのだ。

 だが、リイナと出会った彼はすこしづつ丸くなっていた。 性格も変わった気がする。 なにより周りと意思疎通が取れるようになってきたのだ。 それはリイナにつられてポツポツ話し始めたくらいなのだが、笑うようになってきたのはいい傾向だ。

 だが、支え合うことと、依存するのはわけが違う。

「ファルっさんよ、日本にはこういうことわざがあるんだ」

「ファルっさんとは誰だ、私のことか」

「可愛い子には旅をさせよ、っていうんだけどな」

 ファルシュの眉がすこし動いた。 長年を生きてきたエルフだ、一度でも聞いたことがあるのならば覚えてはいるだろう。

「意味はわかるんだろ? そういうことだよ」

 リイナがなにも買わずに戻ってきた。 そして座っているファルシュの肩を叩いて、立つように促す。

「やっぱり、ここじゃなくて近くのケーキ屋さんがいいです! 一緒に行きましょう!」

「はいはい……。 嶺二」

 立ち上がりながら、ファルシュは嶺二に小さくいう。

「その言葉は、お前にも必要な言葉だろう」

 食堂から去っていく二人。 嶺二は腰を上げて笑う。 資料をまとめて小脇に抱えて、ポツリと言葉をこぼす。

「いうねぇアイツも。 じゃ! 俺はまた日本に戻る!」

 そういって風のように去って行く嶺二。 リャウレンは時計を見ると、もう休憩が半分以上終わっていることに気づいて、とても大きなため息をついた。 そのため息を聞いて、ユエも目の前の山のように重なっている資料を見て先を思いやられ、同じようにため息をついていた。

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