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17歩目「帝国の進撃」

 錬金馬車たちが渓谷の向こうで立ち往生しているの確認してマルスと緑は小さく安堵の息を吐く。パッと見かなり大きな渓谷らしく回りこもうとするとかなり時間がかかるだろう、王国からの追手は一旦撒くことは出来たようだ。

「なんとかなったな」

「だね……緑死んじゃうかと思った」

「大げさな、ちょっとジャンプしただけだろ?お二人さん」

 

 二人の感想にラドリオが軽い感じで返事を返す。その言い草にマルスはイラッと来た、敵兵に直接狙われ挙句の果てに謎の大ジャンプそれを大したことないと言われるのは自分と緑の頑張りが対したことないと言われているように感じたのだ。

「そうじゃない、後ろの俺たちがどれだけ苦労したと……なんだその馬」

 文句を言うべく御者台の方へ顔を出したマルスの言葉が止まる。困惑したようなマルスの声に興味を持ったのか緑も同じように顔を出した。

「なんだってジェニファーだよ、最初に挨拶しただろ?」

「いや……なんだそれ」

「うわーすっごい! ロボットだ!」

 二人が最初に見た時は小柄な普通の栗毛の馬だったはずなのだが、今馬車を引いているのは全身を鋼色の金属に覆われ、金色の瞳をした全体的にシャープな外見の機械で出来た馬だ。まさしく緑の言う通り馬ロボットと呼べるだろう。

「帝国で作られてる機械の馬さ、王国だと無駄に目立つから普通の馬に擬態……じゃ分からねえか、ごまかすために変装していたんだよ」

 確かに馬と馬車が主流の都市にこんなオーバーテクノロジーがいたら確かに目立つだろう。帝国の首都の方は一体どうなっているのかマルスは興味がわいてきた。

「ねえあれなに?」

 帝国について質問しようとしていたマルスの言葉を遮り緑が不思議そうに右斜め前を指さす。小さな緑色の人影が何かから逃げる様に移動しているのだ。人間にしては形が小さいがしっかりと二足歩行をしており比較的大きな個体が小さな固体を誘導しているようだ。

「ありゃ小鬼ゴブリンだな、この辺りはあいつ等のテリトリー……ちょっと待てあいつら何から逃げているんだ!?」

 ラドリオの疑問とほぼ同時にその手段に光の雨が横から浴びせられる、数人の小さな個体が倒れ殿を務める大きな個体たちが慌てて防御の姿勢をとる、彼らの体が淡い光に包まれ光の雨は彼らの体で弾き飛ばされている。

 光の雨を浴びせているのは巨大な鉄の塊だ、左右についた鉄の筒がくるくる回りながら高速で光を吐き出している、マルスにはそのように見えた。

「帝国の軍用機械車両!?」

「せんしゃだ!」

 緑の叫びは半分正しい、その車両は砲塔がなく、現代でいうところの戦車というよりも装甲車に近かった。

完全に寝過ごしました。

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