#5
始まりの町:アインス
裏路地に入ったところにある喫茶店【ラビリンス】で休憩ついでに装備を確認していた。
ウェポン:木の弓 (与ダメージに補正)
サブウェポン:ショートソード (与ダメージに補正)
ヘッド:旅人の帽子 (Vit+1)
トップス:旅人のシャツ (Vit+1)
ボトムス:旅人のズボン (Vit+1)
レッグ:旅人の靴 (Vit+1)
アクセサリ:
そして装備込のステータスが
【ステータス】
Name:ナツキ
Sex:男
Lv:1
HP:100/100
MP:30/30
Str:3 Vit:0(+4)
Int:3 Dex:4
Agi:2 Luk:8
魔法属性:火:熟練度0
光(封印状態)
ステータスポイント:0
となっている。
喫茶店を出て適正レベルの西のエリアへと向かう。
始まりの町アインスは4方に門があり、
東西南北と別れたエリアが存在する。
適正レベルは西エリアが1~4、東エリアが4~7、南エリアが7~10、北エリアが10~14となっている。
西の門を出るとそこには草原が広がっており、さわやかな風が頬をなでる。
そして周りでは多くのプレイヤー達がMobを取り合っていた。
すぐさま門をくぐり町の中まで戻る
「なんだあの量、あんなんじゃレベル上げなんてできないぞ」
しばし悩んだ後、
「よし、東エリアに行くか。
どうせ西じゃ狩れないんだ」
足早に東の門へと駆けていく
東の門をくぐろうとすると、
「おい、お前!」
一人の門兵が声をかけてくる。
「お前レベルが足りてないように見えるが本当に行くのか?
やめておくなら今のだぞ」
「大丈夫だ。
忠告ありがとな。」
「危険だと思ったらすぐ戻ってくるんだぞ」
「ああ。」
門兵に手を振りながら町の外に出る。
ただのいい奴だったな。
等と考えつつ門の外に出ると西エリアの草原とは違い暗い森が広がっていた。
近くに看板を見つけ近づいて読んでみると
『この先ダークフォレスト灯りを持たない者は入るべからず』
と、書いてあった。
「とりあえず入ってみるか」
背中に背負った弓を確認しながら、森の中に入っていく。
森を道順にしばらく歩いていくと近くの木々からカサカサと葉の揺れ動く音が聞こえてくる。
周りを注意しつつ短剣を手に持つ、
すると次の一瞬、右側から突然石のようなものを投げつけられる。
突然のことで驚きあたってしまうと身体にあたったと同時に真っ二つに割れ、中身が周りに巻き散らかされる。
あわててバックステップで距離を取ろうとするが、間に合わずかかってしまう。
HPバーを確認すると対して減っていないことに少し安心しつつHPバーの隣にカミナリのようなマークがあることに気が付く。
何のマークか思考を巡らせていると、木々の中から体長1mほどの黒毛のサルが現れる。
なんの警戒もなく此方に近づいてくる黒ザル
それを見てチャンスだと思い弓に手を伸ばそうとするがその手は動かず、
なぜだ?
驚きつつ思い出す。
「HPバーの隣についていたカミナリマーク
あれ、麻痺か!?」
気づいた時にはもう遅く目の前まで来ていた黒ザルになすすべなくやられると
視界が暗転し、噴水広場へと戻ってきてしまっていた。
「やられたなー
麻痺だったか次は必ずよけないとまずいな」
いろいろと考えていると一度ログアウトしようと思っていた時間になっていたのに気づき、ログアウトした。
【ステータス】
Name:ナツキ
Sex:男
Lv:1
HP:100/100
MP:30/30
Str:3 Vit:0(+4)
Int:3 Dex:4
Agi:2 Luk:8
魔法属性:火:熟練度0
光(封印状態)
ステータスポイント:0
【スキル】
弓術 Lv1
夜目 Lv1
光魔術 Lv1
短剣術 Lv1
解体術 Lv1
【称号】
【所持ギル】
4810