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曖昧な距離の2人の小さな恋の物語~蛍視点~

ねぇ、今日どこ行く?


そうだな〜カラオケでも行くか



仲良さそうに手を繋いで歩いでいくその男女を自室の窓から眺めていた。


羨ましい、そんなものじゃない

妬ましい、そんなものでもない



だけど何でだろう、私はきっとあんなに近くに人を迎え入れることは出来ないだろう





ある日彼と出会い、話すまでは、その考えで一生を終えるはずだった




これは、そんな臆病で人と接することを嫌った私、美園 蛍と

私が入ることになった学園、桜柳学園の寮長であった、ハルとのお話し











~校門前~




(はぁ、いざ来てみたはいいものの、どうやって中に入ろう、受付の人とかいないのかな)



桜柳学園、普通の人間とはかけ離れた力、特別な能力を持って生まれてきてしまった私達のような、いわゆる能力者が集められる場所



その多くがどこかで事件や問題を起こした...つまりその能力に気づかず使ってしまい世間一般に噂が広まった人たち



その噂を聞いた桜柳学園の偉い人間が世間とはかけ離れひっそりと暮らせるこの場所に招待状を出すんだとか



(何考えてるんだろ...行こう)



そう言って私、美園 蛍は勇気という名の嫌悪感をしまって学園の中へと歩みを進めるのであった



校舎はまずまずという感じ、特に変わったところはなく、ごく一般的な高校と言われても信じてもらえるだろう



校舎の中に恐る恐る入った私の目の前にいたのは、黒い変な帽子をかぶった男の子、その目はしっかりと私を捉えていた



(やば...早々人に話しかけられそう...めんどくさいな)



「君だね、今日からこの学園に入るっていう美園 蛍ちゃんって子は」



普通に言っていきなり目の前の、しかも初対面の人間に自分の名前を堂々と告げられたら警戒心を持つのも仕方が無いだろう


ちなみにちゃんは嫌いだ




「そうだけど...なに?」



私は必要最低限の返事だけをした




「僕の名前はヘンリー・ルーカス!名前で呼ばれるの好きじゃないから気軽にハルって呼んでよ

こほん、というわけで、桜柳学園へ...そして、魔妖館へようこそ!」



これが彼、ハルとの出会いだった






~また随時更新します~

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