表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

放課後

 寝起きでだるいまま授業を受け、気付けば放課後になっていた。

放課後のチャイムが鳴る。俺は自分の席に座ると、ふと消えるような声で呟いた。


「…死にたい…」


なんともかすれた声だった。

自分ではなんとなく生きているつもりでも、既に心の中はボロボロだった。

眠りたくても眠れない毎日。常に頭だけが起きているような感覚。

特にすごい運動をしているわけでもないのに、疲労の溜まった身体。

俺の身体は既に限界に近付いていた。


考えれば考えるほど日々の死に対する気持ちは強まる。そして楽になりたいと、死にたいと呟く。




「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



俺は叫んだ。心の中で

せめて心の中で。


そして吹っ切れたように顔をあげた。



死のうと、決めた瞬間だった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ