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小説をより効率的に精度を高めて書く方法。

作者: エンゲブラ
掲載日:2026/07/10

小説を書く際の「効率化」。

物書きにとっては、永遠のテーマ。


「筆が乗る」

「乗らない」


これを言ってるうちは、作業効率の「再現性」も低く、アマチュアの域。プロの仕事とは、常にクオリティと効率が要求され、それがある程度は出来るからプロとも呼ばれる。


しかし、小説を書く際の効率化のメソッドは、あまり確立されているとは言えない。多くの小説家が自分なりの「小説を書く方法」を発表してはいるが、その多くはクオリティ論であり、効率論は常に後回しにされる。


昨晩、いや先刻まで体調も寝つきも悪く、仕方なしにまた小説の書き方についてを考えていたのだが、ふとある「閃き」が訪れた。これが本当に閃きかどうかは、十分な睡眠を摂った後の頭で再検証する必要があるが、とりあえず忘れないうちにここに書き留めておく。


筆者が思いついた効率化のメソッド。

それは「漫画」を描く際の手法。

いわゆる各作業の「分業化」だ。


ひとは小説を書く際、脳内にあるアイデアをそのまま一気に形にしようと悪戦苦闘する。取り扱うのが言語である以上、「それら全てを」同一の作業だと信じ込んでいるからだが、実際には違う。


ここでいう「それら」とは、セリフ、心理描写、情景描写、考証、その他もろもろであるが、これらは本来、「求められる認知処理」が微妙に違い、それらを同時多発的に扱うことによって、我々はふだん小説を書いている。


しかし、考えてみれば、これは少しばかり効率が悪い。全ての作業を同時に片付けようとするから、乱雑さが増し、迷子にもなる。だとすれば、各作業を分解し、単純化させた方が手っ取り早いし、けっきょくは楽だ。


―― そこで「漫画」の話に戻る。


漫画を描く作業は、極めて分業的である。

まず「ネーム」と呼ばれる、ざっくりとしたラフを描き、編集者と協議する。そこでGOサインが出れば、さらに細かいラフを描き、各パーツにペン入れをしていくわけだが、プロになればなるほど、その作業は「分業化」されていく。キャラクターのペン入れを専門とするひと。背景を専門とするひと。モブを任されるひと。といった案配に「チーム」で作品を仕上げていく。


小説家は、個人でこれらの作業をすべて行うため、意外にこの「分業化のメリット」を理解しておらず、すべてを同時に行ってしまうわけだが、どんな作業も単純化させた方が、速度もクオリティも上がる。


だとすれば、まずは自分の得意な箇所から始め、他は簡素なラフだけにし、各ディテールは後回しとするのが正解だろう。


筆者でいえば、まずはセリフから。

関係描写やディテールはメモ程度にとどめ、とりあえず、そのエピソードの終わりまでの会話を仕上げる。先にガチガチにディテールを固めるよりも、即興で書かれた戯曲のようなものに後から肉付けをし、小説へと仕上げるのが筆者的には、おそらく正解。


もちろん、この手法を採用すると、必要な登場人物の駒が書いている最中にも増減するわけだが、そこはもう、あたりでA伯爵やら手下のBのように適当に書き、考証の作業に入る際にでも考えればいい。


前々から、これに近いようなことを考えていたような気もするが、言語化し、意識化することによって、初めて自分の中でのルール化も完了する。後はこれを実際に回し、運用の最適化を図るとしよう。



―― 実際に書き始めたら、夢中になって、一気に全部を書いてしまう可能性が高いが、それは「筆が乗っている」証拠でもあるので、それはそれに任せればいい。このメソッドで回すのは、筆の乗らない時や、終わりの見えない作業の時にのみ、使うという形でもいいのだから。



さて、このアイデアが実際に有用かどうかは、実際に使ってみないと分からないだけだが、そもそもこの文章が伝わる形で書けているのかどうかも、筆者の今の回らない頭では判別が難しい。


とりあえず、めっちゃ眠い。

今夜は、ちゃんと眠れると良いのだが、今日はもう朝から限界である。

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