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03_今年買ったもので一番は何かと聞かれたら、私は『情報カード』であると答える。

「情報カード」はいいですよ。



ーーー



皆さんは「情報カード」をご存知でしょうか。説明についてはwikipediaより引用させてもらいますが、


"情報カード(じょうほうカード、英:index card, 豪:system card)とは、継続的な蓄積を目的として情報を記録する、一定寸法に裁断された厚手の紙片のこと。"


だそうです。詳しくは「情報カード」で検索してもらうのが一番だと思います。

これに、神原は今年後半どハマりしたのです。



元々のきっかけは同人即売会にて、知り合いの作家さんからこのプロダクトをお勧めされたことです。それが今年の9月でした。

ものは試しと1パックを購入し、使ってみました。(100枚で500円ほど。安い! 買おう!)


たいへん良かった。

良かった点を書いていきます。



①アナログである


デジタルメモ全盛期の令和に、なぜあえてアナログなのかと思われるかもしれません。

私は、アイディア出しはアナログで行うべきであると考えています。



デジタルはデータを構造化して扱うことに長けています。しかし、デジタルはその宿命上、書いたそばから勝手に構造化されてしまうのです。いえ、書く前からある程度構造化されてしまうのです。


例えばテキストエディタを開いたら、その瞬間に文章しか入力できなくなります。ファイルの拡張子がすでにそこに入るデータの形を決めています。

いや、もちろん、画像とかを自由に挿入できることを謳っているアプリケーションは多々あるのは知っています。MS Office Wordでもそういうことはできますし。

ただ考えてみてください。

あなたがメモに簡単な図を添付したいと思いついた時、Wordで即座に(数秒で)それを実装できるでしょうか? 難しいはずです。やや面倒だと感じるでしょう。


別の観点からも追記しましょう。

デジタルで文章を書く時、わたしたちはなかば無意識のうちに、それを頭から連続したものとして書こうとしてしまっていないでしょうか。

キーボードで文字を入力するとき、画面の右や左や上や下に書く場所を飛ばしながら書こうと思うでしょうか。そもそもの.textファイルがそのような編集方法をまったく想定されていません(.docxでも似たようなもの)。

私はこの現象を、「デジタルな文章データはアナログ(連続)的にふるまう」という言葉で呼んでいます。


デジタルデータとは、勝手に構造化されてしまうものであり、無意識のうちに連続的に並べることを強いられてしまうものでもあるのです。



紙のメモならば、頭に浮かんだフレーズをほぼ即座に反映させることができます。散文的に文字を書いたあとで、思いついた簡単な図画を書き足すことだって自在なのです。

そしてカード形式で蓄積されたデータは、1枚1枚が離散的な(デジタルな)ものとして扱えます。

「アナログな媒体は、むしろデジタル(離散的)にふるまう」のです。


思いつくままにカードに要素を書き出してから、必要なカードだけを抜き取って、机の上で構造化する。

構造化や連続性はそのときに考えたほうがいいのです(アイディアを出し尽くす前から構造化を考えるべきではないと思っています)。



とはいえ、デジタルも必要なガジェットです。私は情報カードに思いついたことを吐き出してから、その情報の整理はPCを使って行うようにしています(意識的に構造化したいときは、やはりデジタルが便利ですから)。




②サイズがちょうど良い


私が使っている情報カードのサイズはB6サイズのものです。使ってみてわかりましたが、このサイズ感が絶妙です。


まず、基本的な情報カードの使い方ですが、1枚の紙の表面だけに筆記します。そして1枚には、基本的に1つの事柄だけを書くようにします。どちらも後から情報を整理・使用しやすくするためです。

そうなってくると、あまり大きいサイズでは困ります。

例えば、似たような役割の文房具としてルーズリーフがあります。実際、私は情報カードに乗り換える前はルーズリーフでプロット作業をしていました。

ですが、ルーズリーフは大きすぎました。複数枚を机に並べることは厳しいですし、何より、ルーズリーフをいちいちバインダーから解いて扱うのは面倒でしょう(そもそもあれは、並び替えることよりページを追加できることに重きがある文具だと思います)。

何度も読み返す備忘録的なものにルーズリーフを使うことは便利だと思いますが、ことプロット作業においてはより操作しやすいサイズの紙が適しています。


そして次に、B6は「小さすぎない」のです。

プロットはほとんどなぐるように書くのですが、あまり紙が小さいと窮屈なのです。

思いついたものを即座に吐き出す先として、ある程度の紙面の広さも必要になります。

B6は小さすぎません。太めのペンで走るように筆記しても、足りないと思うことはほとんどないでしょう。


情報カードにはB6以外のサイズの品もありますが、私はB6サイズのものをおすすめします。



【まとめ】


まとめましょう。


①私は、プロット作業にはアナログ媒体がいいと考えている。

②そのアナログ媒体の中でも、操作性にすぐれているのが情報カードである。


ということでございます。

また、その使用方法に関しては『知的生産の技術』(梅棹忠夫 著)が参考になったので、併せてこちらもおすすめさせていただきます。



いいですよ。「情報カード」は。

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