爆炎ベイ! 第1話:熱血VS絶対零度! 友情(ノイズ)は計算を超えるか?
コロコロコミック的な世界ですwww
熱い風、ベイゴマに賭ける少年
炎の登場
この世界では、ベイゴマが全てだ。
熱い魂、精密な戦略、そして何よりも友情の絆。それが、この小さなコマに込められた、俺たちの全てなんだ!
路地裏のコンクリート・スタジアム(通称:炎のリング)。
灼熱の太陽の下、汗を飛び散らせながら、一人の少年が吼える。
火ノ玉 烈。小学5年生。赤いハチマキがトレードマーク。
「行けーッ! 爆炎龍!! 友情パワー全開だーッ!」
彼の愛機、真っ赤なベイゴマ「爆炎龍」が、リング上で地鳴りのような猛回転を見せ、相手のベイゴマを吹き飛ばす。
ガキンッ! カランッ!
敗れた相手は、悔しそうにベイゴマを拾い上げる。
「くっ……やっぱり烈は強いや!」
「ハハッ! 当たり前だ! 俺のベイゴマには、熱血魂が詰まってるからな!」
烈は、熱くなった爆炎龍を胸に抱き、満面の笑顔を浮かべる。
冷たい影
その時、リングの隅で、冷徹な視線が烈に向けられていた。
氷室 零士。烈と同級生。青いスカーフと眼鏡が知的な印象を与える。
「全く、非効率的で無駄な熱量だ。感情論でベイゴマを回すなど、科学的ではない」
零士の愛機、絶対零度は、精密な金属光沢を放っている。
零士は静かに立ち上がる。彼の視線は、烈ではなく、コンクリートの摩擦係数を計算しているようだった。
『最強のライバル、決戦前夜 宣戦布告』
烈は零士の存在に気づき、目を輝かせる。
「零士! 待ってたぜ! お前こそ、俺の最高のライバルだ!」
零士は感情を表さず、静かに告げる。
「最高のライバル? 結構。だが、友情や熱意といった不確定な『ノイズ』に頼る君と、完璧な理論を用いる僕とでは、レベルが違う」
零士は絶対零度を指で弾き、その美しすぎる回転を披露する。
「烈。君のベイゴマは、僕の『絶対零度理論』によって、必ず止められる。今日、この街のベイゴマキングの座は、感情ではなく知性の手に渡る」
「上等だ、零士! 俺の熱血は、お前の小難しい計算なんて、木っ端微塵に打ち破る! キングは俺だ!」
審判役の親父さんが前に出る。
「静粛に! 両者、構えろ! このバトルは、街の頂点を決めるベイゴマ・チャンピオンシップだ!」
烈と零士、二人はリングを挟んで対峙する。炎と氷が交差する、一触即発の空気。
烈は歯を食いしばる。零士は静かに、眼鏡の位置を直す。
『炎と氷、運命の激突!!』
親父さんの叫びが、熱気を切り裂く。
「3、2、1……ゴー! シュート!!」
烈はいつもの通り、地面に体を叩きつけるような魂のシュートを放つ。爆炎龍は、スタジアムの中央で、まるで太陽のように回転し始める。
ドゴオォォッ!!
対して零士のシュートは、風切る音すらない。優雅で精密。絶対零度は、爆炎龍の周りを完璧な円軌道で周回し始めた。
絶対零度理論の証明
零士は余裕の表情で、指一本立てる。
「僕の『絶対零度理論』だ。君の爆炎龍は、その無駄な勢いゆえに、回転軸のブレが加速している。僕が衝突するリスクを冒す必要はない。25秒後、君のベイゴマは自滅する」
零士の言葉通り、爆炎龍は激しく揺れ始めた。烈は焦る。
「くそっ……! このままじゃ、自滅する!」
理論は、確かに烈の熱血を上回っていた。
ノイズの介入
しかし、烈は諦めない。
「負けるな、爆炎龍! 俺たちの熱血は、こんな計算に負けるタマか! 熱くなれ! 友情の炎を燃やせーッ!うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
烈の叫びは、ただの叫びではなかった。それは、ベイゴマに魂を込める、この世界のファイターだけが使える必殺の精神エネルギーだった。
バチッ!
爆炎龍が、赤熱した炎のオーラを放ち始めた! 回転のブレは消え、むしろ回転数が跳ね上がった!
「な、なんだと!? 理論を超越した、この熱量は!?」零士の顔に、初めて動揺が走る。
「これが俺たちの熱血パワーだ、零士! お前の計算に、俺たちの友情を叩き込んでやる!」
爆炎龍は、オーラを纏ったまま、零士の絶対零度に向かって、一直線に突進した!
『衝突!!!!』
「くっ! 計算外! 絶対零度! 最終理論、全エネルギー集中! 一点突破!」
零士は、理論の全てを賭けたカウンターを指示。絶対零度は、全身を青白い光で包み、ダイヤモンドの針のような一撃を放つ。
キィィィン! ガシャアアアアン!!!!
炎と氷、熱血と理論が、スタジアムの中央で激突し、爆発的なエネルギーを放出した!
煙が晴れると、二つのベイゴマが、回転を失い、かろうじて立っている。
「……勝負は……」親父さんが声を絞り出す。
まず、爆炎龍が傾き、倒れた。
「しまった……!」烈が叫ぶ。
しかし直後、爆炎龍の熱量でわずかに傷ついた絶対零度も、回転軸が狂い、音を立てて倒れた。
「ドロー! 同時ストップだ!」
烈と零士は、息を切らしながら顔を見合わせる。
「ドローだと……。僕の理論は、まだ未完成だというのか……」
零士は悔しそうだ。
烈は笑って、零士の背中を叩く。
「未完成でいいんだよ、零士! 人間もベイゴマも、いつでも成長途中だ! 今日はドローだ! だが、次は絶対に勝つ!」
零士は、自分の絶対零度を握りしめる。彼は、烈の熱血に、理論だけでは超えられない何かがあることを、初めて理解した。
「火ノ玉 烈……確かに、君の『ノイズ』は強大だ。だが、次こそは完璧な理論で、君の熱意を打ち破る」
二人の間に、熱いライバルとしての絆が生まれた瞬間だった。
ベイゴマに魂を込める、俺たち熱血ベイファイターの戦いは、まだ始まったばかりだ!
To Be Continued...
次話予告!!!!
「次号! 突如現れた、謎の転校生ファイター! 烈と零士、二人の熱血と理論が、新たな危機に立ち向かう! 第2話:脅威のダークメタル! お楽しみに!」
続きませんwww




