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パイロット作品集  作者: 怪人工房


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11/11

爆炎ベイ! 第1話:熱血VS絶対零度! 友情(ノイズ)は計算を超えるか?

コロコロコミック的な世界ですwww

挿絵(By みてみん)

熱い風、ベイゴマに賭ける少年

炎の登場


 この世界では、ベイゴマが全てだ。

熱い魂、精密な戦略、そして何よりも友情トモダチの絆。それが、この小さなコマに込められた、俺たちの全てなんだ!

路地裏のコンクリート・スタジアム(通称:炎のリング)。

灼熱の太陽の下、汗を飛び散らせながら、一人の少年が吼える。

火ノひのたま れつ。小学5年生。赤いハチマキがトレードマーク。

「行けーッ! 爆炎龍バクエンリュウ!! 友情パワー全開だーッ!」

彼の愛機、真っ赤なベイゴマ「爆炎龍」が、リング上で地鳴りのような猛回転を見せ、相手のベイゴマを吹き飛ばす。

ガキンッ! カランッ!

敗れた相手は、悔しそうにベイゴマを拾い上げる。

「くっ……やっぱり烈は強いや!」

「ハハッ! 当たり前だ! 俺のベイゴマには、熱血魂が詰まってるからな!」

烈は、熱くなった爆炎龍を胸に抱き、満面の笑顔を浮かべる。


 冷たい影

その時、リングの隅で、冷徹な視線が烈に向けられていた。

氷室ひむろ 零士れいじ。烈と同級生。青いスカーフと眼鏡が知的な印象を与える。

「全く、非効率的で無駄な熱量だ。感情論でベイゴマを回すなど、科学的ではない」

零士の愛機、絶対零度アブソリュートゼロは、精密な金属光沢を放っている。

零士は静かに立ち上がる。彼の視線は、烈ではなく、コンクリートの摩擦係数を計算しているようだった。

『最強のライバル、決戦前夜 宣戦布告』

烈は零士の存在に気づき、目を輝かせる。

「零士! 待ってたぜ! お前こそ、俺の最高のライバルだ!」

零士は感情を表さず、静かに告げる。

「最高のライバル? 結構。だが、友情や熱意といった不確定な『ノイズ』に頼る君と、完璧な理論ロジックを用いる僕とでは、レベルが違う」

零士は絶対零度を指で弾き、その美しすぎる回転を披露する。

「烈。君のベイゴマは、僕の『絶対零度理論』によって、必ず止められる。今日、この街のベイゴマキングの座は、感情ではなく知性の手に渡る」

「上等だ、零士! 俺の熱血は、お前の小難しい計算なんて、木っ端微塵に打ち破る! キングは俺だ!」


 審判役の親父さんが前に出る。

「静粛に! 両者、構えろ! このバトルは、街の頂点を決めるベイゴマ・チャンピオンシップだ!」

烈と零士、二人はリングを挟んで対峙する。炎と氷が交差する、一触即発の空気。

烈は歯を食いしばる。零士は静かに、眼鏡の位置を直す。


『炎と氷、運命の激突!!』


親父さんの叫びが、熱気を切り裂く。

「3、2、1……ゴー! シュート!!」

烈はいつもの通り、地面に体を叩きつけるような魂のシュートを放つ。爆炎龍は、スタジアムの中央で、まるで太陽のように回転し始める。

ドゴオォォッ!!

対して零士のシュートは、風切る音すらない。優雅で精密。絶対零度は、爆炎龍の周りを完璧な円軌道で周回し始めた。

絶対零度理論の証明

零士は余裕の表情で、指一本立てる。

「僕の『絶対零度理論』だ。君の爆炎龍は、その無駄な勢いゆえに、回転軸のブレが加速している。僕が衝突するリスクを冒す必要はない。25秒後、君のベイゴマは自滅する」

零士の言葉通り、爆炎龍は激しく揺れ始めた。烈は焦る。

「くそっ……! このままじゃ、自滅する!」

理論は、確かに烈の熱血を上回っていた。

ノイズの介入

しかし、烈は諦めない。

「負けるな、爆炎龍! 俺たちの熱血は、こんな計算に負けるタマか! 熱くなれ! 友情の炎を燃やせーッ!うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

烈の叫びは、ただの叫びではなかった。それは、ベイゴマに魂を込める、この世界のファイターだけが使える必殺の精神エネルギーだった。

バチッ!

爆炎龍が、赤熱した炎のオーラを放ち始めた! 回転のブレは消え、むしろ回転数が跳ね上がった!

「な、なんだと!? 理論を超越した、この熱量は!?」零士の顔に、初めて動揺が走る。

「これが俺たちの熱血パワーだ、零士! お前の計算に、俺たちの友情を叩き込んでやる!」

爆炎龍は、オーラを纏ったまま、零士の絶対零度に向かって、一直線に突進アタックした!

『衝突!!!!』


「くっ! 計算外! 絶対零度! 最終理論、全エネルギー集中! 一点突破クライシス・カウンター!」

零士は、理論の全てを賭けたカウンターを指示。絶対零度は、全身を青白い光で包み、ダイヤモンドの針のような一撃を放つ。


キィィィン! ガシャアアアアン!!!!


炎と氷、熱血と理論が、スタジアムの中央で激突し、爆発的なエネルギーを放出した!

煙が晴れると、二つのベイゴマが、回転を失い、かろうじて立っている。

「……勝負は……」親父さんが声を絞り出す。

まず、爆炎龍が傾き、倒れた。

「しまった……!」烈が叫ぶ。

しかし直後、爆炎龍の熱量でわずかに傷ついた絶対零度も、回転軸が狂い、音を立てて倒れた。

「ドロー! 同時ストップだ!」


 烈と零士は、息を切らしながら顔を見合わせる。

「ドローだと……。僕の理論は、まだ未完成だというのか……」

零士は悔しそうだ。

烈は笑って、零士の背中を叩く。

「未完成でいいんだよ、零士! 人間もベイゴマも、いつでも成長途中だ! 今日はドローだ! だが、次は絶対に勝つ!」

零士は、自分の絶対零度を握りしめる。彼は、烈の熱血に、理論だけでは超えられない何かがあることを、初めて理解した。

「火ノ玉 烈……確かに、君の『ノイズ』は強大だ。だが、次こそは完璧な理論で、君の熱意を打ち破る」

二人の間に、熱いライバルとしての絆が生まれた瞬間だった。


 ベイゴマに魂を込める、俺たち熱血ベイファイターの戦いは、まだ始まったばかりだ!

To Be Continued...

次話予告!!!!

「次号! 突如現れた、謎の転校生ファイター! 烈と零士、二人の熱血と理論が、新たな危機に立ち向かう! 第2話:脅威のダークメタル! お楽しみに!」

続きませんwww

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