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暁の地平線  作者: 子ハルコ
8/12

暴走少女 6

「黒入さん?貴方聞いてますの?」

「えっ?あ、はい。聞いてませんでした」

「貴方ねぇ・・・」


はぁ、と溜息が零れた。


こっちは、朝まで活動していて実際に寝たのは2時間ほど前だぜ。

二時間ぽっちの仮眠じゃ体力持ちませんて。


「で。何のお話でしたっけ・・・?」


恐る恐る聞いてみる。

このシスターの発言を無視できるほどの胆力を、僕は持ち合わせてはいない。


「お話の前に、部屋、掃除しましょう。ここは空気が淀んでいますわ」


そう言われて、黒入は自分の周囲を見渡す。


オフィスデスクの上は、乱雑に置かれた書類の山、黒猫の絵柄が入ったマグカップ。

本棚に帰ることが出来なかった、雑誌や古書など。

事務所中央にあるソファーには投げっぱなしのジャケット。

ソファー前の長テーブルには、()()()()の雑誌や新聞。


黒入本人が見ても、確かに雑多な感じだ。

これはこれで落ち着くのだが、シスターはそう思わないだろう。


目の前のシスターは、毅然とした態度で不動の姿勢だ。

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