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プロローグ

今、この崩壊した世界でソラとアカネは


完全なる規則外の無双をしていた。


崩壊したこの世界はまるで┄┄┄


デス・ゲームへと変わり果てている。


そんな中で勝利の希望とされるのが


ソラ、アカネのパーティ『アルシア』だった。


何故、世界は崩壊したのか┄┄┄。


それには理由がある┄┄┄


数ヶ月前の9月31日午後6時に振り返る┄┄┄


「疲れたね┄兄さん。もう帰ろう…クタクタだよ」


そういうも笑い声が後ろから聞こえる


後ろには瓜二つの双子┄┄┄


「そう言うなよ。逆に疲れんぜ?空。そういや今日、何作る気なん?」


そんな賑やかな会話を作って家に帰る最中であった。


周りには誰も居ない┄┄┄


空と茜の2人だけである。


僕達以外の空間で辺りは静かである


僕はの名は┄柊ひいらぎ 空そら


隣は僕の兄┄柊ひいらぎ 茜あかね


僕達は双子で一卵性双生児なんだ。父も母も他界してから6年が経つ┄┄┄


今日は何事も無いまま、普通に終わるだろう。


「このまま…永遠に兄さんと幸せになればいいのに┄ね?兄さん」


そう言っても兄さんが答えるはずがないのに。


「そうだな。俺は空が居るなら何処にでもついて行く┄。例えこの身が朽ち果てようとも空と一緒だ」


そういうと遠慮なく僕に抱き着いた。勢いで抱きつかれたのでバランスを崩す空である┄┄┄


「ちょ┄┄┄兄さん!!!危ないって。兄さんの言葉恥ずかしいもん」


空は照れていたのをいい事に茜は更に抱き締めた。


明日も次の日も休みだ。当然、土日なのだから。


すると、空はそんな事を言った┄┄┄



「周りが幸せそうだね。兄さん。家に帰ってカレー食べよ?兄さんの好物だよ?」


無邪気な笑顔でそう言い放つと茜は僕の顔を兄さんの胸に隠された┄┄┄


「お前な┄┄┄その顔、俺以外見せんなよ?全く、可愛い顔しやがって」



胸に隠された空は赤くなってか茜の胸をポカポカと叩いた。


ようやく兄さんの胸から開放された空は兄さんの背中をを押す┄┄┄


空に背中を押され転びそうになるが転ばなかったが

俺達はこの世界ね誰よりも弟を愛してる


この時やこの瞬間が┄┄┄


『『永遠とわに続ければいいのに┄┄┄』』


当然ながら僕らは兄弟だ。その夢すらも叶わないという事を。


「兄さん、早く帰ろう。カレー作るから一緒に食べよ?」


僕は再び無邪気な笑顔を見せると茜は呆れたように┄┄┄┄



「だから、そんな顔を見せるなって。虐めたくなるだろうが。カレーか楽しみだな」



僕らは静かに笑って道を歩いていた………。


兄さんと僕は兄弟でありお互いに信頼している。


どんなに困難があろうと2人でやれば変わる事もある。


変えられない過去もある。


過去は過去、今は今、未来は未来。どうなるんだろう。


「そうなるぐらいなら…兄さんと二人だけの時間が増えればいい」


そう、短期にそう思っていた。茜は僕の目と合えば笑ってくれる兄がいる。


でも、兄さんは時々いなくなる時もある。


その時は寂しかったりする┄┄┄


「空、俺と永遠とわに居てくれるよな?俺を求めろよ?助けてやるから」


茜がそう言い放った途端に歩みは止まっていた。


何故なら空は目を丸くしていたからである。


空はほんの数秒開けてから笑顔で頷いて再び歩き出す┄┄┄


学校から家までの距離で歩けば10分。自転車では5分。


どこにでもある…安い家で二人暮らしをしている。


外は当然、暗い。まるで宇宙のように暗くなってた。気を付けて帰らないと。


「気を抜いて…溝とか石につまづいて転けいようにしないと」


大丈夫だろ!と茜はそう言うが


この道は、一般通行人、自転車しか、通らない。事故は何一つ無いはず。


「もう少しだね、兄さん。早く帰りたいね。


帰ったら…カレー食べれる!」


そんな時、余所見をしてはいけなかったのか、茜が僕の手を強引に引き止めた。



「空、怪我はないか!?」



僕の頭には?に囚われていた。その時に理解した。何かあったのか。



ブンッ!?



何かに通り過ぎ。何かが透き通った音がした。



「!!?。え………?」



僕も茜も。その時、固まった。何が起こったのかも分からなかった。


目の前には誰もいないのだ。何か音がしたのに…。


僕達は辺りを見回すが何も無い。音は確かにした方向を見てるのに


『『誰もいない┄┄┄?』』


「…ったく、何だったんだがな。まぁ、空が無事で良かった」


でも、今の音は何かにぶつかった。なのに、どうして┄┄┄


「何で……誰も?いないの?」


ヒュュ┄ュュュ┄┄ュゥ┄┄┄ゥ


「空、待て。動くな!!どっから聞こえてやがんだ?何処にいる?」


ヒュュ┄ュュュ┄┄ュュ┄┄┄ゥ。


風が突き通すような音。周りにはないのに。聞こえてくる。その時、空は分かった


「兄さん!!あの影」


空に言われてその影の方を見る茜は┄┄┄


「上か!?なんだ┄┄┄あれは┄┄┄」


スゥゥ


「僕達は幻でも見ているの┄┄┄?」


空と茜は上を見上げると┄夢でも見てるのだろうか?


あまり疲労に幻覚でも見ているのだろうか?


僕達の目に見えてるのは┄┄┄


”竜”である。



「何かの立体的なイベントか?だが、迫力が桁違いすぎる┄┄┄」



僕達は精神が乱れそうな気迫である。本物であって欲しくない。


僕達の人生が終わってしまう。僕達は歩みを止め、すると┄┄┄


┄双子の小僧らよ。私の声が聞こえるか?┄



「完全に聞こえてんぜ!?」


─ほぅ………。─



当然ながらパニック寸前なのだが、パニックも恐れる気迫もなく兄さんは言い放った。


それと同時にそして僕も呼吸を整え┄┄┄


「貴方は竜でありますね?」


┄ほぉ。恐れぬのか。竜を目にしても


気が、いや。精神が強いのだろうな┄


「つか、何で座ってんだよ!?」


茜はツッコミを入れたのを見た僕は呆れるしか無かった。


┄先程。お主らのどちらかを捕まえようとしたのだ。だが、赤髪の小僧。お主によって失敗したがな┄


「やっぱりな?空を狙ってやがってたからな」


えっ!?と僕はそんな顔していた┄┄


「さっき、お前を強引に引き止めた時あったろ?それだ」


そう言われると、さっきのか風が突き通すような音!?


「兄さん、ありがとう。助けてくれたんだね」



無邪気な笑顔でお礼を言うと茜は顔をそっぽ向いた


「おうよ。空が無事ならそれでいいんだ。で?お前は空を攫ってまでして何がしたいんだ?」


┄警告しに来たのだ┄


「警告。ですか?この世界に破滅が訪れるような言い方ですね」


┄そうだな。そう言っておるだろう。10月1日の正午0時に全てが終わる。つまり、明日には世界に崩壊が訪れるのだ。我々モンスターの世界へと塗り替えられていく┄


「この世界が崩壊!?なんで、俺達はこれからってのに┄┄」


兄さんは動揺していたが、逆に僕は落ち着いていた。


いつかはこうなるって分かっていたんだ。


崩壊して、モンスターの世界に塗り替えられる。そんな世界に┄┄┄


僕達は生きて行かないといけない。そうなると、何故、この竜は┄┄┄


「何故…僕達、双子に教えてくれるのですか?僕達に。他の方もいるでしょう?」


┄他の者では話にならん┄


そっぽ向いた……。


そっぽ向くのか。なぜそっぽ向いた?


「そっぽ向いてんじゃねぇ!!お前、理由を教えろ!」


ちょ┄兄さん。僕は再び呆れた┄┄┄


┄お主らは他人と違って、二人で生きているだろう?


同情なのかもしれぬな。お主ら二人には希望が満ちていそうだ┄


「希望┄┄┄。ですか?貴方に言われるとは思いませんでした」


┄お主ら、双子なのに性格が違うのう┄┄┄。そう言えばお主ら双子よ┄名は何という?┄



「僕は空、柊ひいらぎ 空そら」


ぉ、ぉぃ!?という顔の兄さんをほっといていたら仕方なく┄┄┄



「ったく…俺は空の兄、茜。柊 茜だ」


僕達の紹介を終えたら空は好奇心で聞きたいことがあった┄┄┄


「最後に、貴方の名前を教えてくれませんか?」


┄………。我は竜王┄ノア・ジョーカー┄


「ノア。青い月に似合いそうだな。良いんじゃね?似合ってるしな?」


「ノア!また、会えますか?」


┄お主ら双子が強くなればな?┄


「ぜってぇ。強くなってみせるぜ!待っとけよ!?」


宣告宣言を言い放った兄さんに僕は┄┄┄


「ノア。僕達は強くなってみせます!」


┄強くなった際には、お主らの相棒となってみせようぞ。楽しみしておるぞ。さらばじゃ。空、茜よ┄


ノアは彼方へと姿を消していった┄┄┄


明日からのの生存の為に。帰って食べて鍛えよう┄┄┄


兄さんに格闘技を教えてもらおう┄┄┄


「俺達の生存率を上げねぇとな┄┄┄」


そして、僕らは再び歩くのではなく余裕の顔で走り家まで帰った。


ようやく家に着いた。まずは、荷造りしよう…。


あれも┄。これも┄。こっちも┄。荷造りがようやく完成した。


そしてカレーを食べ満腹になり休憩する。


10月1日…。時間もないのか、少しでも鍛えておこう。


「兄さん、お手柔らかにね?」


茜は腹黒の状態でにこやかに笑っていた┄┄┄



「あぁ┄とでも言う訳ねぇだろうが!厳してくぜ?遠慮なく行かせてもらう」


え┄┄┄ちょ、怖いよ兄さん。


茜が攻撃して来るのを一生懸命に躱す僕。


こうして、僕は、兄さんに鍛え始められた。


そして、ようやく。10月1日の正午。災厄が始まる日だ┄┄┄


その時、僕達は、はっきりと聞こえた┄┄┄


┄ノア・ジョーカーの予言による理解を確認┄


┄スキルが与えられます┄


┄固定/攻撃スキル『蒼滅』、『紅滅』、『消滅』を獲得しました┄


色々と流れたな。それに機械の合成音声と異なる声音┄┄┄


「不思議だね、兄さん?」


茜に振り向くと


「あぁ、不思議だもんな。ははっ」


僕達は笑みをこぼした┄┄┄


確かに、この世界は塗り替えられて行くみたいだと思うけど。まだ、何も変わらないな┄┄┄


「┄┄┄。崩壊していくのか、この世界は。生と死で繰りかえられちまうんだな」


この瞬間でも、僕達や世界中的に何が起こっていたのか。


この瞬間、僕達の身に何が起こって行くのか


この瞬間…僕達はノアに教えられた┄┄┄


┄”強くなれ、そして生き延びろ”┄


「ノアの予言通り、全てが狂わされていくのかな…?」


《固定/攻撃スキル:蒼滅、紅滅、消滅》


今の僕達の世界、モンスターの世界。


異次元となる二つの世界が融合した、新たなる世界┄┄┄


伝説の竜王…ノア・ジョーカーとの理解する人のみに与えられるスキル。


経験値を得る際に、10倍の莫大な補正がかかる。


人間と人間による争い。


魔物と魔物による争い。


自然と自然による争い。


人間と魔物による争い。


魔物と人間による争い。


自然と人間による争い。


自然と魔物による争い。


自然、人間、魔物による争い。


運命に導かれ、やがて、双子は┄┄┄


蒼滅、紅滅の帝王と呼ばれる存在になるだろう。わん

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