現実ほど辛いものはない
2話です
感想よろしくお願いします!
セレミアが泣き出して数十分後ーーー
「見苦しい姿を見せてしまった。
許せ」
このように目元は真っ赤だが、上から目線の口調は変わらずのままだ。
少しイラついてナイトはつい言ってしまう
「許さない」
「ッ?!なぜだ!」
今までの余裕の態度が消え苛立ちに満ちた怒声を出すがあの後では全く怖くない。
むしろ可愛く見えてしまう。
ナイトは必死に頬が緩むのを抑えて言う
「さっき泣き叫んだときに言っていたお父さんとお母さんに教わらなかったのか?人に謝る時は頭を下げて『ごめんなさい』だ」
「そんなもの教わっていないぞ?」
「••••••••••••••••え?」
まさかの返答に聞き返してしまう
「お父様とお母様は庶民に謝るなと言われた
この謝罪は近衛騎士の真似だ」
コルキエル王国の王様の教育に度肝を抜かれてしまう
だが、ひるんではいけない!
「ここは地球で日本という国は誰もが頭を下げて謝るのだからそうしなさい」
「わかった、ごめんなさい」
きっと素直な子なのだろう
「ナイト、地球とはなんだ?日本とはなんだ?」
「•••••••••••」
質問のスケールのでかさに沈黙してしまう
なんて言えばいいんだ?
「ナイトよ!」
「えーと、地球はこの惑星のことで「惑星はなんだ?」•••惑星とは、宇宙の中にある星のことで「宇宙?」あーー、宇宙はー•••••無重力空間のことで「むじゅうりょくくうかん??」•••••••重力がないこと「じゅうりょく???」えーと•••••••••」
誰か止めてくれ!この質問千本ノック!!
質問が続き、全ての説明が終わった頃には昼になっていたしかも大抵が理解されなかった
「重力とやらが意味わからんそもそも地面が下にあるから私が立っているのだ。それに物が下に落ちるのは当然であろう物なのだから。
星は空にあるのだぞ、宇宙なんてものの中にあるものか上に光るから星なのだ。
むじゅうりょくくうかん?とやらもその話では鳥はむじゅうりょくくうかんにいるぞ、重力とやらはどうした。
さらには世界が丸いなんて、それこそないだろう。
私達が立っているところがどんなところだ?平らであろう。そしてーーーー」
今、セレミア様に質問で説明したことに対しての疑問点と彼女の常識を述べられている最中である。
ああ、きっと彼女は最後にきっと俺をバカにするだろう
「ーーーーナイト、お前はきっと賢いのだろう。私の知らない単語を多く知っている。
だが、一般常識がなくては民衆は答えてはくれんぞ」
あー、なんだろうこれは高校の成績、中の中である俺を賢いと褒め、一般常識がないと言われた。異世界人に!
バカにされたのか、素直に天才呼ばわりされたのか、変人呼ばわりされたのか、わからない。
うらめないことだけはわかった
「わからないことが多いことがわかったところで
これ、なんと読むのだ?」
質問千本ノックのときに使った世界地図の《世界地図》が読めないらしい
「せかいちず、だ」
「•••••••やはりか」
「何が?」
「私とナイトは、普通に話せていることが奇跡なのだ」
「は?」
「わからんのか、私は異世界から来たのだぞ」
「••••••あ」
確かに奇跡だ。
異世界なら外国人と同じようなものだ発声言語がたまたままるっきり同じだったんだ。
だけど、筆記言語は違う
「ちなみに、これが《せかいちず》だ」
「••••••••••」
当然、読めない
「しかし、日本は2つの言語を組み合わせているのか?
すごいな」
「は?」
「このカクカクした文字とひものような文字だ」
漢字とひらがな、か
「違う違う、これ全てが日本語だ」
しかし、世界地図を見ていると中学生の時を思い出すな〜
社会の先生の話が面白くて、外国人が海外旅行行くために飛行機にこっそりの•••••••••••••あっ
「なあ、セレミアの国では、入国するときどんなことをするんだ」
「それは、金と出国履歴書というものが•••••••••••あっ」
今、俺たちはまずいことに気付いてしまった
「日本でも他の国でも、無駄で国に入ることは違法なんだ」
セレミアが泣きそうな顔をする
せめて優しく言ってあげよう
「セレミア、不法入国は犯罪です」
現実ほど辛いものはない
スパルタでドS並みの酷評でも構いません
どんときてください!感想よろしくお願いします!!




