その零「地球での日常」
「俺の名前はジョウグン・ジョウト。友人たちからは名字と名前の『ジョ』をとってジョ…」
俺はそこまで言いかけてやめた。なぜって? 扉の前に気配を感じるからだ。そう。それはドス黒い漆黒の…
「アンタ! 日曜日で学校ないからってうるさいよ! アニメばっかり見てないでたまには勉強したらどうだい! まったく…」
母だ。なるほどな。我にアニメを見るのをやめろというのか。フフフ…。愚か。実に…愚か。格ゲーで投げ技きてるのに避けずに防御して投げられるくらい愚かだ。それにアニメばっかり…ねぇ。
「このジョウトはいわゆるオタクのレッテルを貼られているッ!」
俺は溜まっているアニメを見ていたら7時になったので。ダイニングにいった。
「ん飯だ〜!! うんまぁ〜い!!」
飯を食った俺はまたアニメを見て寝た。
翌日
清々しい朝だ。まるで…。言わなかったのはあえてだ。
朝飯をいただく。
「この世のすべての…」
華やかな食事…。カップ麺を食い終えれば学校へ行かねば。いつもの「獣道」を進む。前から魔獣が来た! 鉄塊の魔物、クルマである。華麗に避けた俺は、魔王城を目指した。
すると横から声がかけられる。
「翔渡く〜ん!」
あれは、俺の仲間の花東院海苔巻である。
「違うよ!僕の名前は花村海斗だよ。勝群翔渡くん。」
俺らはオタクチーム。まぁ、暗殺チームくらいの認知度だろう。ウソだ。
◆◆◆
三時限目頃、俺は宿敵に襲われた。通称「睡魔」である。華麗に睡魔の攻撃を回避していたが。それも虚しく俺は負けてしまった。…
「…ろ!」
「…きろ!」
「起きろッ!」
いつも聞こえてくる仲間たちの声だ。だが、安心も束の間、目の前には「鬼」がいた。ひゃー。
◆◆◆
平和だ。しかし、形あるものいつかは壊れる運命。だがしかし、それは後数分のうちに起こるとは、誰が思っただろうか。