水没シティ
初書きです、ふと思いついたので書いて見ました変なところはあるかもですが生暖かい目で見てください
この町は水没しているみたいだ。
・・・・・・
目が覚めたらビルの屋上だった、
ここはいったい・・・。
雲ひとつない青空が向こうまでずっと続いている。
俺は確かpcをしていたはずだ。
あまり良く思い出せない。
ただ、覚えていることは、
名前と、最後に
睡眠薬をがぶ飲みしたこと
俺の名前は、 高橋 克。
どこにでもいるような苗字だ。
それよりも、まず今の状況を知ろう。
ビルのフェンスから下を見てみる、
「わお」
このビルは何階まであるのだろうか、もう半分まで水に浸かっているではないか。
しかしどうしたものか・・・
人とか動物とかいるような気がしない。
コケや草だらけのフェンスから離れてビルの中に入ることにした。
暗いな・・・
中に入ると大分暗くなったと思う、日が入らないのか。
ところどころ蔦や草が生えている。
長いこと使われていなかったのかいたる所にひびもある。
何かもっと情報を探さなきゃな・・・
廊下を歩いていると情報室と書かれた部屋があった。
ここなら何かあるかもしれないな。
ガチャリ、と音が鈍く聞こえ中を覗く。
ところどころに紙が散らばっている。
誰かいたのか・・・?
床や、壁には蔦が、隅にはコケが。
窓にはカーテンなどはつけられておらず光が入ってきている。
デスクのほか、イスや棚、そのほかには何もない。
たくさんの棚には、新聞などの記事やいろんなものにまとめられている。
とりあえず俺はイスに座った。
「さてと・・・これ使えんのかな」
pcの電源を押してみる。そもそも電気は通っているのだろうか。
無反応、まぁわかってはいたんだが、
こうもなるとここにある資料で調べるしかないな・・・
とりあえず新聞の記事を見てみる。
何年かわからないようにされている、なぜ?
とりあえず日付は8月3日ののようだ、別のをみてみるこっちは8月4日、
それより先の日付はみつからなかった。
今は夏なのだろうかビルの中はひんやりしていて涼しいから忘れていたが。
よし、ビルの外に出よう。
階段を下りていくと3階ぐらい降りたところで階段の途中から水で浸っていた。
あ、浸水してるなまぁ、外から見たときほぼ水没してたしな・・・
濡れることにためらいを感じ、その階を見てまわる事にした。
大分外の景色は低くなった。
廊下の窓から体を乗り出して外を眺める
すぐ下には水、よくよく思えば透明度は大分高い。
水の深くしたまで良く見える。
あれ、家が沈んでる、よくよく見ればたくさんの家や店が沈んでいた、公園も。
窓から体を引っ込める。
この辺の町は沈んでいる、何らかの原因で、なぜ?
詳しく調べるしかない、俺がこの別の世界から出るためにも