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君に捧ぐ  作者: キヨ丸
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第一話「目覚め」

 早朝、俺と№107は寝ずに、少年の目覚めを待っていた。

鳥の声がだんだん騒々しく思い始めていたころ、容器の中で眠る少年の口からボコボコと泡が出た。

すぐさま俺は、容器の液体を抜き、容器から少年を出した。

 

少年は普通の人間でいえば二歳くらいの姿だ。

ここまでになるまで、少年は容器の中に三十年間眠っていた。

「触ってもいいかな?」

うれしくて仕方ないんだ。

「大丈夫ですよ。」

№107は優しく微笑む。

俺は少年を抱きかかえた。

「嬉しそうですね。」

「当たり前だ!」

っと。あまりに少年が軽いので、慎重に抱きかかえる。

肌がぷにぷにしてて、髪もふさふさで柔らかい。


何これ、超可愛い。


「んぅー?マスタぁー?」

少年が目覚めた。

俺の心臓が射抜かれた。

「№107!今の聞いたか!?」

「もちろんです。」

「俺のこと呼んだ-----」

「あなたが毎日話しかけていたからでしょう。」

俺は今、猛烈に感動している。


はじめまして。レイル。

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