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第二話 剣術学校

一時間くらい歩いていたら学校に着いた。


着いたけど何処に行けば良いんだろう。

いきなり中に入るのは抵抗がある。


誰かいないかな?


あっ!男の人がいる。話し掛けてみよう。


「あの、この学校に入りたいんですけど…」


「入学希望者ですか。案内します。ついてきてください。」


そう言うと、その人は立ち上がり学校の中に案内してくれた。

廊下の幅は4メートルくらいある。天井までの高さは10メートル以上ある。

廊下の壁を見ると鎧や兜が所々並んでいる

鎧と兜の間には必ず部屋がある。


しばらく歩いていたら小さな部屋に案内された。

「ここに座ってください」

僕は椅子に腰を掛けた。


「はい。ではいくつか質問をさせていただきます。

まず、君の名前は?」


「カイトです」


「どうやって生まれましたか?」


「………よくわからないんですけど剣と引き替えに僕の卵を受け取ったとかなんとか…」


「じゃあ君が今年の神卵しんらんというわけですね。神卵とは一年に一回しか誕生させることができない珍しい卵なんです。そして、カイト君を誕生させたのはサラさんとガンマさんですね」


「…どうしてサラさんとガンマさんの事を知っているんですか?」


「私は昨日の朝、二人が剣神の所に行って剣と引き替えに卵を受け取った所を偶然通りかかったのです。サラさんとガンマさんは有名な方なので人目見ただけでわかりました。

それでは質問を終わりにします。カイト君の教室を案内しますのでついてきてください」


そう言うと教室へと案内してくれた。


案内人がドアを開ける。


「おい、タカ先生が来たぞ!」

「入学者が来たって事だろ?」

「男の子かな?気になる!」


人の話し声が聞こえる。 教室の中をそっと覗くと30人くらいいた。

「しずかにしてくれ。入学者を紹介する。………?何をしているんだ?入ってきなさい。」


緊張して足が思うように動かない。僕は足を引きずるようにゆっくり教室に入った。

「今日から新しいクラスメイトになったカイト君だ。カイト君は今年の神卵だ。仲良くしてやってくれよ?それと、一時間目の授業は剣学ブレイドレッスンに変わったから準備をしておけよ」

その言葉の後、案内人は教室から出ていった。


僕はあまりの緊張でその場に倒れてしまった。

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