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プロローグ
剣星と呼ばれている星がある。
剣星では男も女も成人したら(16歳になったら)剣と契約をしなければならない。
成人しているのに剣と契約をしない者は直ちに処刑される。
故に成人している者は全員が剣士となる。
剣と契約をしてからは自由に暮らすことが許される。剣星に潜んでいる魔物を倒すものや、強くなるために他の星に移住する者がいる。
剣星の子供は他の星の子供とは違う特徴がある。子供は特殊な卵から生まれて、生まれた瞬間から言葉を話す事ができる。
特殊な卵とは剣神と呼ばれている者に剣を捧げた時に卵をもらう。この方法は一年に一回しかできない。
それ以外の方法は、成人している剣星の者が死んだときに自動的に剣神の横に卵が誕生して、1時間後に生まれるという方法。
卵から生まれたら、成人するまでは剣術学校に行き、剣について勉強をする。立派な剣士になるために……
これは、剣星で生まれるある一人の少年の物語である。