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第8話 寝不足は失敗のもと(1)

「はあ、はあ、はあ」


 寝不足はきつい。ここのところ『ヒット商品がでた』とか言って、生産が追いつかず工場が残業続きだ。

 そのせいで週末は休もうと思ってたのだが。


「ニーイチ、仕事だ」


 暗殺の仕事の依頼が入ってしまった。ナンバーで言われるのは慣れているつもりだったが、こういう時に言われると少しイラっとする。


「こっちは表の仕事で疲れて……」

「ガチャ」


 切りやがった。


(こんちくしょう!)


 その心の叫びのままにスマホをぶん投げようとするが、そっとその場に置く。特殊な暗号回路を使って通話をするものなので、前に壊した時に修理代がえらくかかったからだ。

 私は不満を抑え、黒い服とスカートに着替えるとナイフを太もものベルトに装着する。


「よし、これでいいな」


 少し髪がボサボサだが、大丈夫だろう……そう思いつつ現場に向かった。


 ☆


「移動する」


 ターゲットは周囲を見渡すと、そう言って用意してあった車へと乗り込んだ。いい車に乗っている……車種は分からんが高級車なのは一目で分かる。

 違法薬物の売人というのは、本当に儲かるんだなと思った。

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