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第22話 お前、許さん(7)

「まあ、いいか。じゃ、次は倉庫にいきますね」

「は、はい」


 サキは少し不満げな表情でロングの髪に指を巻きつけながら答える。

 アイツもあれだけ誘ってるのに、サキュバスとしての面目丸つぶれだな。

 私は心の中でほくそ笑みながら、二人の次の行動をさらに監視する。


「ここが倉庫ですね。見ての通り、いろいろなものが置いてあります」

「本当だ、いろいろあるんですね」

「はい。必要なものがあれば、この用紙に書いて持ち出してください。これはアナログのままなので」


 一度サーバー管理を試したが、入力漏れが多くて結局用紙に戻した。それでも誤差が出るのは、きっとライラやベルたちのせいだ、アイツら適当だからな。


「これで一通り終りです。何か質問はありますか?」

「分からなくなったら、ラルさんに訊きにいってもいいですか?」

「サキさんは事務が主だと聞いたので、そこの上司に訊いてください」

「あっ、そうなんですね。分かりました」


 ラルの言葉にサキがやけにあっさりと引き下がる。

 最後に何か仕掛けてくるかと思ったが、さすがにサキも諦めたか――そう思った時だった。


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