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復活のガンマン

俺は死んだ。

ドッジシティで天才ガンマンと言われた俺は、

酒場の階段で足を滑らせ頭を強打し、

血だらけで死亡。


俺は陽気な音楽に送り出されるかのように深い闇へと堕ちていった。

目覚めるとそこには世界が広がっている。

何事も無かったかのように俺は生きている。

頭の上にハテナを浮かべながらここはどこなんだと思っていると、

目の前に太陽くらいがクソ眩しい光に包まれた神様みたいなのが現れた。


女神と名乗る者は死に方があまりにもカッコ悪かったからもう一回この新天地でやり直せと言う。

そして異世界のこの土地には魔物がいたり、

勇者がいたりと小説に書いてあるような事を言う。


そしてこの世界で生きていく為にスキルを与えとくから後は頑張れよと。


こうして俺の異世界生活は始まった。


そういやスキルってなんだ?

俺がそう思うと目の前に図が現れた。

スキル項目には、

弾薬無限、滑らない足、酒飲み放題という3つのスキルが与えられていた。

弾薬無限は有難い、滑らない足ってのはなんかありがとう...。

酒飲み放題ってなんだ?

どれだけでも飲めるって事なんか?

飲み放題プランみたいに言うなよなんて思いつつ、

見渡す限り草原のこの大地をとりあえず街を探して歩くことにした。

できれば馬かなんかあれば良いんだが。


数日後...

ぜんぜん、街も、なんにも、見えて来ねえ!

どれくらい歩いたのか分からないが、とにかくめっちゃくちゃ歩いたのよ。なんで何もっていうか道はあるんだよな〜。

道はあんのに行けども行けどもなーんにもねぇ!


疲れたので休憩〜

木陰でひと休み。

あ〜なんか飲みたい、腹減った、街は?人は?馬は?


オイ〜とブツブツ文句を言いながらいつの間にか

グーグー寝てました...。

気がつけば夜。

オォ〜オォ〜とオオカミらしき声がどこからか。


な〜んか寒くなってきたし?

だ〜れも来ねえし?

街は見えねえし?

やる気が出ねえなぁ〜


ドッジシティで天才ガンマンとしてもてはやされてたあの頃を思い出す。

女の子たちからチヤホヤされて本当はそんな性格じゃないのにハードボイルドを装ってカッコつけ、

酒場で俺を取り合う女の子達を見ながら一杯やり、

寝ようと思って階段を登る途中でって...あ...。


そういえば女神の奴、魔物が出るとか言ってたよな。

木の根元でゴロゴロし、時々銃をチェックしては、

またゴロゴロの繰り返し。

魔物の一匹でも現れれば少しは退屈しのぎになるのになぁと思っていたその時!


遂に第一村魔物はっけん!!!


ザザッザザッと引きずるようにこっちへ来る。

暗くてよく見えないが、かなりデカいぞ!


近くに来て、ようやくその姿が見えた時、

俺は思った。弱そうだと。


青いプルンプルンの見た目、つぶらな瞳、常にベロが出た状態で立ち止まる魔物。


はぁ?と首を傾げてきゃあがった。

こっちのセリフだぞバカヤロー。

まあそんなことは良いとして、とりあえず勝負だ!


しかし青いプルンプルンは何もしてこない。

数分が経過し、数十分が経過しってオイ!

なんだよ!

お前は一体なんなんだよ!


「あ、どうも。こんばんわ。」

喋るんかい!ってえ?しゃべんの!?

魔物って喋れんの?


まさかの礼儀正しい魔物はその後、

「何してるんですか?こんな所で。」

「どっから来たんですか?」

「私が魔物って分かってますか?」

「退治したりしないんですか?」

「え?この世界の人間じゃない?またまた〜」

「名前はなんですか?」

「好きな食べ物は?」

「好きな芸能人は?」


と、質問攻め。


更に、聞いてもないのにこの世界の事もみっちり教えてくれた。

今いるここはアシュラ王国という魔物の国だそうで。

そもそも人間が来る所じゃないとか。

で、こんな魔物の国で死にそうになってる人間を見つけたもんだから大丈夫だと思って近づいて来たと。

そして近づいて見れば案外元気だったからビックリしちゃって、でもなんかプライドというか引き返せない感じがして喋るのに時間かかったとか。


この世界では異世界から来たというのは伝説レベルの話で、信憑性が低いから都市伝説的なものだと。

だから改めて何してんですか?

と聞かれたが、

行けども行けども何もないから疲れて休んでたと言い、でも青いプルンプルンはいやいやと信じずのこの不毛なやり取り状態。


これを何度か繰り返した後、なぜそうなったのかは分からないが、興味持たれたのかな?

プルンプルンは俺と共に旅をすると言ってきた。

なぜしようではなく、するなのかは疑問に思ったが、

話し相手もいないので「まぁいいや精神」で承諾。


なぜか俺は青いプルンプルンと共に旅をするという

珍妙な流れになってしまった。

体重が重いのかザザ〜ザザ〜と引きずりながら進む

青いプルンプルンと共にまずは、まずは!

街を目指す事にしたのだが、

青いプルンプルンに連れられものの数分で到着。


どうやら俺は草原をぐるぐるしていただけらしい。

おれって方向音痴なのかな?


街は活気づいて、人...はいないけど魔物だらけ。

なにやらジロジロと見られている気がする。


まあそりゃそうか。

魔物の国だもんな〜。俺、ニンゲンだし。


青いプルンプルンによれば丁度今、夏祭りの最中とのことである。

まあ俺にとっちゃ夏祭りってのがなんなのかは知らんが、とにかくどんちゃん騒ぎらしい。


周りの魔物たちからジロジロ見られながら歩いていると目の前にやって来た騎士みたいな馬?

馬みたいな騎士?の集団に囲まれた。


絶体絶命のピンチ的な空気が漂う中、俺はそっと銃に手を掛けた。

よろしくお願いしますm(_ _)m

ホントに、よろしくお願いしますm(_ _)m

小説初心者だもんでね。お手柔らかに頼んますm(_ _)m

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