7 俺宛てで【アーティファクト】が届き~俺は異世界の管理人となってしまった。
腕輪・・こっちは指輪・・それにペンダント?」3つの箱の中身は・・
【金賞】 ゴッズ・ギャラクシーの管理者たる 【首輪】
【銀賞】 ザ・ニュー・ワールドの主たる 【腕輪】
【銅賞】 ジ・アース代表としてサロンメンバーの証たる【指輪】
という冗談めいた品物であった。
おもちゃか・・と思いながらも【質感】が良かったので・・つい・・
「イエイ!俺は黄金の首輪と~シルバーの腕輪と!カッパー(銅)の指輪を持つ王様だぜ!世界は俺にひれ伏す!イエイ」等と適当に歌った時・・
<ピコン!ゴッズ・ギャラクシーの管理者たる【首輪】ザ・ニュー・ワールドの主たる【腕輪】 ジ・アース代表としてサロンメンバーの証たる【指輪】を確認しました。管理権を開放します。>
と言う声が何処から?か聞こえ・・茶の間の中に【ど〇でも・ドア】が現れたのだった。
「え?何これ。3Dフォログラム?」俺は、ドアノブに恐る~恐る手を触れたが感電しなかった。
ドアの外は廊下になっており、普通の家庭の廊下サイズだが・・床も壁も【石造り】の堅牢な感じであった。
10メートル程歩くと、また【ドア】があり・・<ガチャ>とノブを回して扉を開けるとそこには・・
「ウワア~誰じゃ!わらわの部屋に勝手に入って来るとは!衛兵~衛兵・・」
ドアの先には、大理石で出来た王城を思わせる大広間であり俺は【10歳位の幼女】にいきなり怒鳴られたのであった。
++++それからどうした++++
幼女は中空を見て・・「なに?管理者・・」と独り言を言うと<ムムッ>と、俺を睨む・・俺も、とりあえず<ムムッ>と、幼女を睨む・・
<ハア>とため息をついた幼女は・・「まあ座るが良い!」と言って、俺が立っている所の【豪華な椅子】を示す。
「俺は急に不安になり・・後ろを向いてドアを<カチャ>と開けてみるが、石造りの廊下が存在していたので少しだけ安心し・・
「じゃあ、お邪魔します。」と言って、俺は豪華な椅子に腰かけた。
幼女は<ニヤリ>として「ここも忙しくなりそうじゃワイ」と不敵に笑う。
俺の椅子は幼女の椅子の【真正面】にあり、幼女の後方にも【扉】が有った。
俺は「初めまして。私は八木日出夫と言います。今年55歳になる者です。」と自己紹介をするのだったが・・
幼女は「55歳かえ!ヒゲツラなので300歳位かと思ったが・・なんじゃ【子供】ではないか!ホッホッホ」と扇で口元を隠しながら高笑いするので・・
「あなたは何歳なのですか?」と聞くと・・
「愚か者!レディに年齢を訪ねるとは!こうしてくれる。」と言いながら・・
<ゴウ ゴウ>と音を立て、手のひらから【炎の剣】を出したのだった。