3 独身だけど、楽しい毎日ですよ。ハハハ
夕食が出来た頃合いを見て俺は・・<ガラ ガラ ガラ> 「ただいま~」と言いながら、自宅に帰ると・・
「八木先生!お先に食べちゃいました。」と、言って4人の中でもリーダー格の翼がトイレから出て来た所だった。
「今日は寒かったり暑かったりで大変だったな・・みんなも風呂には入ったんだろう?」と尋ねると・・
「ハイ。【部室】でゲームしています。と言いながら1階の16畳の【茶の間】の方を見るのだった。
「今度、プロの大会?が有るんだっけ。」と聞くと・・
「まあ。軽く優勝ッスね!」と言う翼の顔には【風格】が漂っていた・・
「20代なのに俺より貫禄あるなんて・・羨ましいよ。」と言うと翼は・・
「まあ・・愛染さん?なんかは~どう思っているんでしょうね・・」と何やら探りを入れて来た。
<そうか・・俺が管理棟で愛染と何を話していたのか気になっているのだな・・>と気づいたおれは・・
「そう言えば・・さっき【たまたま】愛染と2人きりになった時、お前達の事を何か言っていた様な・・」と揶揄う。
「え!何ですか・・愛染さんが先生に恋愛相談するとは思わないし・・あ!揶揄っているんですね!」と、甲高い声をだすものだから・・
「あれ?2人で仲良く廊下で・・もんでほぐれて・・そう言う仲?フフフ」と言いながら【風呂上りの28歳】が湯気を立てながら~薄着で近づいて来た。
「賢者に誘惑は効かんぞ!愛染。」と言う俺と・・無言で見とれている翼・・
「ふ~ん。効かないんだ~」と何やら思わせぶりな<クネクネ>した歩き方で、美女が部屋に戻るのだった。
++++それからどうした++++
「親父・おふくろ~斎藤商店に行って来るよ。阿部も居るはず・・」と告げて、オンボロの軽トラックで外出する俺に・・
「たまには愛染ちゃんをデートにでも誘いなさいよ!」と言う母親に俺は・・
「職場で上司が部下を誘うのはセクハラなの!」と屁理屈を言って、家を出た。
<ブルン ブルン プス> <チャラ リラ リラ> 「お待たせ!」~
俺はS町の中心部にある【雑貨屋】に入り、悪友とも言うべき【校長】【店長】に挨拶をする。
「おお!やっていたぞ」と~【瓶ビール】の小瓶を手に持って挨拶する校長と・・
「八木ちゃん!今日は【面白いもの】を手に入れたんだよね!」と興奮気味の店長が【変わらない笑顔】でそこに居た。
「メールを見たけど・・掘り出し物?昭和の【何とかカード】かい?」と言う俺に店長はが出したものは・・
「「木箱?かなり古いなあ・・これ」」
ノートパソコンを3枚?重ねた位の大きさの【木箱】で【本日の来未】と書いてあった。
「いいや【未来の日本】だな。大正?ひょっとしたら明治時代の玩具かもしれないね!」と言う校長も気に入った様子である。