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2 中高一貫校の【OB」でもある俺は、ちょっと変わった子供だった。

俺は子供の頃から【天才児】と呼ばれていたが、落ち着きがなく・・そのせいで【友人】の片目を奪ってしまった。


友人や家族らは「事故だから気にしなくてもいい」と言ってくれたのだが、祖父の気がおさまらなかったらしく、丁度【訳あり】の子供が通う<天真爛漫学園建設問題>が出ていたのを見て・・「家屋敷すべて学園に寄付するので、ここで働かせて欲しい!」と言い出したのだった。


地元の名士でもあった祖父に議員連中も逆らえず【着工】となり、祖父が死んだ今では両親が【農業実習林管理員】として、学園ではたらいているのだ。


そんな昔の事を考えていた時・・<ブウ~ン キキー>と、言う【外車音】が聞こえ・・


<ガラ ガラ> 「八木ちゃん居るか?」と言って【片目の校長】が、実習棟にやって来たのだった。


「おお校長先生。」と言うと・・「ここでは昔どおり【阿部ちゃん】でいいぞ」と言う。


「自分で【ちゃん】って・・54歳が言うかねえ・・」と言う俺に校長は・・


「何だ?八木ちゃんだって【俺ら】が一緒の時は【阿部ちゃん】【斎藤ちゃん】て言うじゃあないか」としつこかった。


「フフフ。校長先生!本校舎に居る時よりも明るいですね・・」と、これまた波多野が大人を揶揄って喜んでいる。


「今日は・・ほれ・・女房が来る日だから!」と言って、指で<角が二本>を作り頭の横で<シャコシャコ>動かすのであった。


「わかったから!【娘】を乗っけて帰ってくれ」と俺が言うと、波多野と校長は外車に乗って~実習棟の細道を下って~本校舎の女子寮に向かうのだった。


「波多野校長って、地元出身だったんですね」と言って近づく愛染と・・【二人きり】になり・・いくら賢者の俺でも【気まずい】のだったが・・


<ガラガラ> 「ハア!やっとエサやりおわったよ!」「水・・ポカリ・・」「家畜に異常なし!です」と言いながら、若い男子が【3人】管理棟に戻って来た。


「お参人お疲れ様!」と俺は労いの言葉を掛ける。


男3人と女1人は、俺の実家に住み込みで【実習補助】をして、少しばかりの給与を得て・・本業である【プロ・ゲーマー】として売り出し!中なのだった。


「愛染に翼・光・岬は、もう上がってくれて良いぞ」と言うと・・<ヤッタ―!><早上がりは嬉しい><ゲームだゲーム>と言いながら、俺の実家に歩いて行くのだった。


あの4人も学園のOBだったので、何らかの【事件】に巻き込間れたか【起こした】かのどちらかなのだろうが、俺も人の事は言えないので【聞かない】事を徹底していたのだ。

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