1 Y県の日本海側にあるS町は、風光明媚な良いところですよ。
はじまりの農場
<ウンモ~> <ウメエ~> <ヒヒーン>
「ドウ!ドウ!ほ~ら【ごはん】だぞ!お前達・・」
<モシャ~モシャ> <グビ~グビ~> <メエ~メエ~>
「ふう~。今日は暑いな・・まだ【2月】だと言うのに・・」
俺は【家畜】達に夕方のエサやり作業を行っていた。
「先生!ニワトリのエサやり終わりました。敬礼!」・・とジャージを着た【女子高校生】が俺に【報告】すると俺は・・
「【委員長】お疲れさま。早く【女子寮】に帰って汗を拭くと良いよ」と言うと・・「ここで脱いじゃおうかなあ~」と、女子高校生は【いつもの冗談】を言いジャージを脱ぐ素振りをするのだった。
「波多野!俺が生徒達から何て呼ばれているか知っているだろう?」と言うと、女子高校生は笑いながら・・
「ハイ!30歳で【魔法使い】、40歳で【賢者】となり現在は50歳で・・」と言うので俺は言葉を遮って・・
「皆まで言うな!50歳で童貞の【大賢者】の俺様には・・いくらスタイル抜群の女子高校生の【オマエ】であろうが通用しないのだ!」と胸を張って言っていると・・
<ガラ~ガラ~> 「あ~ら。また【親子漫才】が始まっているのね~」と言いながら今度は【20代後半のスレンダーな巨乳美女】が事務室に入って来たのだった。
「おう!【愛染】か。また波多野に揶揄われていた所だ。」と声を掛けるが・・
「ふ~ん・・冗談なんだ~」と、何やら意味ありげな目で俺と女子高校生【波多野】を見比べる。
波多野は愛染が苦手?なのか、高校の卒業生だから遠慮しているのか・・あまり親し気に話した所を見ていない。
波多野は愛染に・・「先輩は【Eスポーツ】やっているんですか?」と聞いた。
愛染は「ええ。同期で卒業した【翼】【光】【岬】の3人と組んでプロのゲーマーをやっているわ」と、真面目な顔で説明するのだった。
++++それからどうした+++++
読者は<設定を説明しなさい>と思っているであろうから、簡単に説明しておこう。
主人公の俺は【八木 日出夫】今年50歳になる。
俺の家はY県の日本海側にある【S町】と言う、小さなところだが【天真爛漫学園】と言う私立の中学と高校が併合している【訳あり】の子供が全国から集まる変わった学園が有名である。
実は「学園が出来る」と言う話が浮上した際、反対派と賛成派が揉めた歴史があった。
決定打は、建設予定地に掛かっていた【俺の家屋敷・山林・農地】を全て「学園に寄付する。」と言った祖父の一言によるものだった。