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三十二話 この度、冷酷公爵様の花嫁に選ばれまして

 †


 それからというもの。

 騒ぎを聞きつけた他の騎士達が慌てて部屋へと駆けつけてクゼドさんを人の手で拘束。

 程なく、『リルドの湖』で言葉を交わした騎士さんまでもが城へと現れ、青髪の女性と赤髪のツンツン頭の男から託されたといって簀巻きにされた人間? らしきものが三つほど届けられた。


 赤髪のツンツン頭に、青髪の女性────恐らくは、〝サラマンダー〟と〝ウンディーネ〟の仕業だろう。

 事なかれ主義の〝ノーム〟辺りは、とっとと姿を消したから引き渡す時にはもういなかった、なんてオチだろうか。

 結局、その簀巻きにされていた人達は、身体に闇魔法を無理矢理に使えるようにする為の刻印のようなものが刻まれていて、今回の一件に関係している人間だという事が発覚し、牢屋にぶち込まれていた。

 そしてそれが、ちょうど二日前の話。


「────あー!! しんっ、ど!!!」


 やってられっか!!

 そう言わんばかりに、山積みになった書類に力強く判をぽん、と押したクラウスさんが叫び散らした。

 やる気がこれっぽっちも感じられない私のよく知るクラウスさんは、それを最後に、ぐでーっと机に突っ伏した。


「ヨシュアとメルトさんがいなかったら間違いなく、僕は過労死してるね。いや、ぶっちゃけ、今も過労死する一歩前くらいなんだけど」


 結局、今回の一件を引き起こしたのは隣国のとある王国が深く関わっていた事が判明。

 クラウスさんは、これだけの面倒ごとを持ち掛けてきた相手であるからと、すぐには楽にしてやらない。

 真綿で首を締め上げてやる……くひ、くひひひひ。なんて、疲労でキャラ崩壊を起こしながらも、後処理に日夜追われていた。


「俺と無関係の事だったら、真っ先に領地に帰るつもりだったが、今回はそうもいかないだろ」


 なにせ、血縁上だけとはいえ、ヨシュアの兄にあたる人間が関わっていたのだから。

 ただ、クゼドさんの言葉を信ずるなら、今回の件に加担していたのは彼だけであるらしい。


「二人が頑張ってるのに、私だけ知らんぷりって訳にもいきませんしね」


 よっ、と。

 なんて掛け声と共に、私はクラウスさんの目の前の机に運んできた書類の山を、書類の山の上に積み上げた。


 〝闇魔法〟によって召喚された魔物の後処理から、真綿で首を締め上げる……!!

 なんて豪語したせいで、加わった他国との外交などなど。恐らく、先ひと月はクラウスさんが城から出られる日は来ないのではないだろうか。

 つい、そう思ってしまう程の量だった。


「ミネルバさん曰く、あとこれの五倍くらいの仕事が現時点でたまってるみたいですね」

「……やばい。働き過ぎたからか、幻聴が聞こえた気がする」

「気がするじゃない。現実逃避をするな、クラウス。それは現実だ」

「……親友が滅茶苦茶厳しいです。助けて下さいメルトさん」

「だから、外交をはじめとした政務の一部に関しては、私も手伝ってるじゃないですか」

「そうなんだけどさぁぁぁぁあ……」


 流石に、ウェルグで政務をこなしていた私の目から見ても、過労死一直線にしか見えなかったからこそ、手伝っていた。


 また、〝シルフ〟が私の知らないところでクラウスさんを説得したのか。

 私の姉を含むウェルグの上層部に、私が滅茶苦茶活躍をして、本当に助かった。ありがとう。という言葉に加えて、私の境遇を知っていた者だけに伝わる皮肉も添えられた文を送っていたらしい。

 いやいや、それ大丈夫なの……!?

 と思ったけど、私の今の立場はアルフェリア公爵夫人であって、もうウェルグの人間ではない為、「あの愚妹が」などと言おうものなら、外交問題にまで発展してしまう。


 流石にそれすらも理解出来ない人ではなかったのか、速攻で帰って来た返信の文は自慢の妹と私の事が書かれていた。

 文の字は、怒りからか、滅茶苦茶震えながら書いたんだろうなあと分かる字だった。


 それを見て、〝シルフ〟が腹を抱えて爆笑していたのは記憶に新しい。

 私も、あの姉達に自慢の妹と言われる日が来るとは夢にも思わなくて、滅茶苦茶笑った。それだけでなんか色々と満足しちゃったもん。


「僕はね、メルトさん。出来れば、働きたくないんだよ」

「一応、お前王子だろ」

「王子だろうが、サボりたいものはサボりたいんだよ!」


 そんなクズい発言をしてもいいのかと、ヨシュアが責め立てていたけどクラウスさんの口は止まらない。

 知るかと言わんばかりに言葉が続けられる。


「アルフェリアにいた頃の僕は生き生きしてたでしょ? でもほら、今の僕の目を見てよ。死んだ魚の目そのものだ」

「わ、ほんとだ」


 料理をする機会にあまり恵まれなかったから、それを目にした事はあまりないけど、本当にそう言って私を見詰めてくるクラウスさんの目は、死んだ魚の目そっくりだった。


「だからね、僕はそろそろ気分転換に外にでも出て────」


 がたん、と音を立てて勢いよくクラウスさんが立ち上がった瞬間。

 まるで狙ったかのようなタイミングで私達が今いる執務室のドアが押し開けられた。


 誰だろうかと肩越しに振り返る私達の視界に映り込んだのは、私も知る人間。

 というより、ノーズレッドにいる者ならば誰もが知る人間────国王陛下だった。


「────休むべき、なぁんていう訳ないよねええ!? よぉっし、今から本腰入れて頑張っちゃうぞぉぉ!!」


 折角立ち上がったのに、クラウスさんは瞬時に伸びを一度だけして椅子に再び腰掛けた。

 物凄い変わり身の早さである。


 とはいえ、私とヨシュアが一緒になって半眼でクラウスさんの事を一瞥してしまったので、多分、陛下には何しようとしてたかバレちゃってる。


「……いい加減、そのサボり癖はなんとかならんのか」


 ほら、完全にバレてる。


「な、何のことでしょう?」


 明らかに瞬きの回数が不自然なくらい増えてるから、クラウスさん。

 滅茶苦茶焦ってる事、私にまでバレちゃってるから。せめてそこは取り繕おうよ。


「……まぁよい。我がこうして出向いた理由は、お前ではないのでな」

「あ、あれ。そうなんですか?」

「用があるのはお主ではない。そっちの二人に用があったのだ」

「……俺とメルトに、ですか」


 陛下からそう言われた事で、ヨシュアが反応をする。

 私だけでもなく、ヨシュアだけでもなく、私達二人セット。

 何の用だろうか。

 思い当たる節はなかった。


「そこの馬鹿息子から、今回の件の顛末について、粗方は聞き及んでるかと思う」

「誰が馬鹿息子だ。誰が」

「今は黙っとれ」

「はい」


 隣国が深く関わっていた事。

 そしてこれから、その制裁に動く────というより、動いている事。

 今回、こうして手を借りる事になった手前、話さないわけにはいかないからとクラウスさんから色々と聞き及んでいた。

 というか、滅茶苦茶クラウスさんの立場が弱かった。


「今回の件を踏まえて、今まで以上に国同士の結びつきを強化しておく必要があると考えた。この馬鹿息子の提案で、ウェルグとの縁談を纏めたが、今回、それがなければロランが死んでいた可能性は極めて高い。宰相を務める人間が殺されていたならば、こうも早期解決に結びつかなかったであろう」


 隣で、「僕のお陰じゃん」とクラウスさんが鼻を高くしていたけど、陛下はちっとも取り合う気がなかった。今は不要と断じてガン無視だった。


「ゆえ、メルト殿への感謝の意も含め、ノーズレッドは結び付きを大事にする国である事を諸外国にも盛大に(、、、)知らしめたいのだが、どうだろうか」


 陛下の視線が意味深にヨシュアへ向いた。


 多分、そうする事で、今回のように国ぐるみで安易に喧嘩を売るような事を出来なくする目的なんだろうけど、肝心の「どうやって」の部分がない為、反応しようがなかった。


「それは、構いませんが……」


 ヨシュアも私と同じなのか。

 いまいち、釈然としない様子だった。


「陛下は一体、何をなさるつもりで?」

「いや、なに。そこのヨシュアの風評が風評なだけに、式をあげようにも嫌味のように捉えられる可能性があったのでな。我も無理強いをするつもりはなかったのだが、今回の一件で随分と払拭されたようでな」


 ……式。

 今、国王陛下は、式と言っただろうか。

 私もクラウスさんじゃないけど、疲れから来る幻聴が聞こえたような気がした。


「貴族連中も、ロランの奴が節介を焼いたみたいでな。随分と態度が軟化しておったであろう?」

「……以前までは怯えられる事が多かった気がしますが、確かにここ一日はそういった態度を向けられる事がなかったような」


 言われてもみればそうだった。

 基本的に私はヨシュアの隣を歩いていたから、その変化は私も知るところであった。


「今回の一件で、お主が『冷酷』と呼ばれていた最たる理由の部分は『仕方がない事』と認識が定着した。そして残ったのは、そんな扱いを受けていた人間が、それでもと国の為に駆け付けたという事実のみ」

「……俺は、メルトを王都に連れてこようとしただけで」

「そのくらいの脚色はあって然るべきよ」


 だから、「駆け付けた」は違うと否定しようとしたヨシュアを、国王陛下は笑って一蹴した。


「幸い、広場に現れた魔物を討伐する際にお主に助けられた人間も多かったようでな。冒険者の方から、感謝の言葉を伝えてくれという声も多くあった。ゆえ、これならば国を挙げて祝福しても問題あるまいて。まあ、政略結婚である為、望まない結婚であったならば、また話は別なのだろうが……問題はあるか? クラウス」

「……いや、それだけは(、、、、、)ないと思いますよ、陛下。それ以外で問題があるとすれば、既に一ヶ月経った後。という部分でしょうが、今回の一件に手を取られていたという事にしておけば、何も問題はないでしょう」


 なんか、クラウスさんは陛下の言いたい事を分かってるっぽかった。

 ……いや、私も薄々気付いてはきてるんだけども。


「なら、後は日取りか。そこは追々決めるとしよう。という訳である。我からの話は以上だ」

「……あの、つかぬ事をお聞きしても」

「許す」


 陛下は話す事は話した。

 そんな様子で満足気な表情を浮かべてるけど、核心的な言葉だけが決定的に欠けていた。

 これまでの発言を統合すれば、答えは導き出せはするんだけども、それでも一応。


「これって、結局一体、何の話なんでしょうか」

「そんなの決まってるじゃん」


 陛下に聞いたにもかかわらず、私の問いに対する返事は、クラウスさんの口から聞こえてきた。


「国を挙げて、ヨシュアとメルトさんの結婚を祝福するよって話でしょ?」


 ウェルグとノーズレッドの仲も確固たるものになるし、メルトさんへの恩返しにもなる。

 やらない理由がないね。と言葉を締め括るクラウスさんの言葉に、陛下が頷いた。


 以前、マスカレード商会の元締めであるミアさんに、そんな話をされていたからどうにか冷静に保つことが出来た。

 だけど、本当にそれをする機会────しかも、国を挙げてとか……本気なのだろうか。


 私はクラウスさんの言葉を耳にして思考停止に陥り、直立不動で立ち尽くす羽目になっていた。



 †


「どうしてこうなった」


 頭を抱えたい気持ちをどうにか抑えながら、私は呟く。

 あの後、私は何故かクラウスさんの手伝いはもう良いからと言われてマスカレード商会の方に出向くこととなり、そこで待機していたミアさんに着せ替え人形にさせられていた。

 どうして既にミアさんに話が伝わってるんだ。とか、色々言いたい気持ちはあったけど、この様子からして本気で挙式なりをする気でいるのだろう。


「俺はよく似合ってたと思ったが」

「違うの、ヨシュア。そういう問題じゃないの…!! あのね、私、友達とか殆どいないの! 家族仲も知っての通りなの! ほら! ね!」


 後は言わなくても分かるよね! ね! ね!?

 と、圧を込めて言葉を告げると、「俺も似たり寄ったりなんだが」なんて返事が来た。

 なら尚更、私の気持ちは痛いくらい分かるのではないだろうか!


「別に、陛下は大きな催しをする名目に使わせて欲しいってだけだろ。はじめに顔を見せさえすれば、後は姿を消しても誰にもばれやしないさ」


 要するに、周囲の視線が気になるだとか。そもそも嫌になったら逃げちゃえばいいと当たり前のようにヨシュアが言ってきた。


「そうなの?」

「じゃなかったら、俺も反対してただろうよ」


 誰が好き好んで客寄せパンダのような事をするものかと言葉が付け加えられる。

 だよね。ヨシュアもそういうの苦手だよね。


 でも、ならまあ良いのかなって思って、私は安堵の溜息を吐き出した。


「……とはいっても、これ自体が嫌って訳じゃないんだけどね」


 機会なんてものは、一生に一度くらいだろうし、やれるものならやっておきたい気持ちは多分にあった。


「そういえば、あの時の続き。すっかりするタイミングがなくて、まだだったよね」

「あの時の続き?」

「ほら、〝シルフ〟と一緒に広場に向かった時のやつ」


 話の途中で〝身代わり〟が消えちゃったせいで、遮っちゃった話の続き。


「正直、びっくりしたっていうのが私の感想、かな」


 そんな様子は全くなかったし、ここ一ヶ月は常に一緒に行動していたけど、その前ともなると八年前だ。

 だから、ああ言われてすっごい驚いた。


「でもそれは、別にヨシュアがどうこうとかじゃなくて、私自身がそういう事に縁のない人間だと思ってたからだからね」


 政略結婚の駒として差し出された現実が、それを嘘偽りなく物語っている。

 物心ついた時には、恋だ愛だ。惚れた腫れた。そういう事は自分に一切関係のない事だと思うようになっていた。


「……思ってた、んだけどなあ」

「?」


 ヨシュアが私の物言いに、疑問符を浮かべる。うん。正直、私も自分自身に対して疑問符を浮かべてやりたいくらいだ。

 だって、さ。


「い、や、えっと、その、あーっ、と、うん。正直、恥ずかしいから言いたくないんだけど」

「……無理に言う必要はないぞ」

「ううん。ヨシュアはちゃんと包み隠さず言ってくれたんだから、私も言わなきゃ。そうじゃなきゃ、ヨシュアの誠意に背を向けた事になる。それは、したくない」


 ぐちゃぐちゃになりつつあった自分自身の頭の中を、どうにか整理する。


「……あの時は、仕方がなく返事を先延ばしにしちゃったけど、私、本当はどう答えていいのか分からなかったんだ」


 状況が状況なだけに、あれは仕方がなかった。たぶん、他の人がいたとしてもそう言ってくれる人が大半であったと思う。


「ヨシュアの事は好きだよ。うん。好き。受け入れてって言われたら、二つ返事で受け入れるくらいには好きだし大事。だけど、ヨシュアの言ってくれた好きって、この好きとは少し違うよね」


 字面は同じだけど、肝心の中身が違う。

 私の言う好きは、親愛だ。

 家族とか、そういった対象に分け隔てなく向ける「好き」だ。

 だけど、あの時、ヨシュアが口にしていた好きはそうじゃなかった。

 だから、私は返事に困ってた。


「って、考えたんだけども」


 ただ、あるきっかけのお陰で困ってた返事の問題が解決してしまった。


「たぶん、私もヨシュアが好きなんだと思う。真っ先に庇われて、至近距離で向き合って、心臓ばくばくさせるくらいには。目を合わせられなくなるくらいには……その、はい」


 直前にそういう話をされていたから。

 という事は間違いなくあると思う。


 だけど、何とも思ってない相手に対してあの反応は起こらない。

 一ヶ月も一緒にいて、至近距離で顔を突き合わせたこともあれが初めてでもないのに、破裂しそうなくらい心音が煩かったのはあれが初めてだった。


 つまり、たぶん、そういう事なんだろうって思った。

 満更でもなかったから、ああいう反応が起こった、と考えると自然だし辻褄が合うような気がした。


「だ、だから!! その、ヨシュアさえ良ければ、その、これからもよろしくお願いしま、す?」


 恥ずかしい感情を隠すように、声を張り上げたり、ちょっと早口になったり、自分の事ながら忙しい奴だなと思った。


 結局、私の返答は肝心なところが曖昧ではあったけど、ヨシュアは今はそれで良いと思ってくれたのか。

 相好を崩して微笑んだ。


「これからもよろしくな、メルト」


 顔を突き合わせて、一緒に笑い合った────その直後だった。


「こっちの服なんか、あたしは似合うと思うんだがねえ。どう思う? メルト様」


 着せ替え人形から逃げ出した私の耳に、服をひたすら選んでくれていたミアさんの声が届いた。

 流石にこれ以上は私の精神が保たない。

 そう判断をして、ミアさんには申し訳なかったけど、私はそそくさとその場を後にすべく足を動かす。


「『はぁん。見ねえ間に、面白え事になってんじゃねえか』」


 逃走を選んだ私の鼓膜を、粗暴な言葉遣いが掠める。時折巻き舌になっている特徴的な喋り方。これは、


「〝サラマンダー〟!!」

「『あたしもいるわよ』」

「〝ウンディーネ〟も!! 二人とも良いところに!! 助けて!! もう着せ替え人形疲れた!!」


 不意に現れた二人の精霊────いや、視界の隅っこに〝ノーム〟もいた。

 手を貸してくれた事に対するお礼も言いたかったけど、今はそれどころじゃなかった。


「『あれ? 珍しく〝シルフ〟がいないじゃない』」

「〝シルフ〟はミアさんに懐柔された! 美味しいものと、これは私に必要な事だからって説得で裏切りやがったの!」

「『へえ。美味いもんくれる奴なのか』」


 〝サラマンダー〟が腹ペコ魔人な事、完全に忘れてた!! 失言した!!

 ……か、かくなる上は。


「た、助けてヨシュア!!」


 〝ウンディーネ〟も、面白そうじゃないとノリ気だし、〝ノーム〟は事なかれ主義だし、頼れる人はもうヨシュアしかいなかった。

 苦笑いを浮かべるヨシュアだったけど、流石にこれ以上の着せ替え人形は可哀想と思ってくれたのか。

 本気で逃げようと試みる私に手を差し伸べてくれる。


「ごめんなさいミアさん!! 続きは明日以降でお願いします!!!」


 私がヨシュアの手を引いていた八年前とは正反対の状況になりながら、私は大声で謝罪の言葉を口にする。

 その様子を見て、ヨシュアが笑っていて。

 私は、流石に今日のところはもう勘弁してくれとばかりに苦笑いを浮かべた。

モチベ向上に繋がりますので、

もし良ければ広告下にある☆☆☆☆☆評価や、ブックマーク等、応援いただけると嬉しいです…!!


今作はひとまず、ここで一区切りとなります。

続きも追々投稿しますが、ここまでお付き合い下さりありがとうございましたっ!!

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