第51話 ダンジョンに飽きました!
時は流れて外はすっかり寒くなり、季節は冬になっていた。
その頃僕たちウィル班はダンジョンの78階にいた。
敵はBとCランクが出てくる層にいる。
敵がかなり強いので、正直ここから先になかなか進まずにいた。
そして、丸1年ダンジョンに潜っていたので正直そろそろ外の世界を探検したくなっていた。
「そう言えば、明日は冬季成果発表会ですね。」
ルーカスがふと呟く。
「もうそんな時期か、じゃあ今日は地上に戻りますか」
ウィルはそう言うと転移石のある方へと足を向けた。
地上に戻ると皆はそれぞれ部屋へと戻った。
正直な所、ここ最近はひたすらダンジョンに潜っていたので、心なしかみんな疲れているようだった。
体力は回復しても、心の休憩も必要という事だろう。
次の日、冬季成果発表会で皆は教室に集まっていた。
「では、冬季成果発表会を始めます!」
「では、まず第1班のエルド、イグニス、トーマスの班から発表します。」
「まず、パーティポイントは16050ポイント!そして、到達最下層階数は、51階です!」
パチパチ…
「続きまして、第2班エルザ、ラーク、デイビッドの班を発表します!」
「パーティポイントは15908ポイント!そして、到達最下層階数は、49階です!」
パチパチ…
「最後に第3班、ウィル、ルーカス、ラファエルの班を発表します!」
「パーティポイントは50032ポイント!!到達最下層階数は78階です!!」
?!?!?!?!?!
クラスの皆が混乱している。
桁が違いすぎるのだ。
「えーと…、ウィル班にお話があります。」
先生から呼び出された。
「このクラスには卒業基準がいくつかあります。1つは3年間活動した場合、もう1つはダンジョンを制覇した場合、そしてもう1つは5万ポイント以上獲得した場合。」
「それって…つまり」
ウィルとルーカスと僕は顔を見合わせる。
「そうです、貴方達の班は卒業基準を満たしました。ちなみに、ダンジョンを攻略した場合ですとBランクから冒険者として活動できますが、5万ポイントの場合はCランクからの活動となります。」
「じゃあ、今卒業すれば3人ともCランクから冒険者として始められるんですか?」
「そうです、ただ3人が希望するのであればダンジョン制覇するまで在学する事もできますが…。」
「どうする?」
ウィルが僕とルーカスに問う。
正直もうダンジョンには飽きていたので、一刻も早く冒険者になって外を探検したいと思っていた。
「僕はこのまま卒業したい!」
ウィルに答える。
「では、僕もこのまま卒業する事にします。」
ルーカスも同意見のようだ。
「じゃあ決まりだな!」
ウィルも同じ考えのようだ。
「先生、僕たちこれで卒業する事にします。」
「そうですか。貴方達なら立派な冒険者になれると信じていますよ。」
先生は少し寂しそうだが、承諾した。
「では、明日卒業証を渡すので職員室まで来てください。」
「「「はい」」」
こうして、3人は一旦部屋に戻りに自宅を始めた。




