第41話 ボス戦
「さて、入るか…。」
ウィルが呟く。
僕達ウィル班は30階のボス部屋前にいた。
「初めてのボス戦、緊張しますね」
ルーカスが苦笑いをしながら呟いた。
「開けるぞ!」
ウィルがドアを押すと、目の前にモンスターが佇んでいた。
「あれは…ゴブリンキング!」
「ゴブリンキングって言ったら、Cランクくらいだったよね…?」
「えぇ、単体ならそうですが…」
ルーカスがそう言うと辺りを見回した。
「ゴブリンキングはゴブリンを統べるもの…。当然仲間がいるでしょう」
ゴブリンキングの周りには、ゴブリン、ゴブリンメイジがいた。
「キング単体よりも、数の多さが厄介な魔物だな」
ウィルがうんざりした顔をしていた。
「ウィル、作戦はどうする?」
ルーカスがウィルの指示を仰ぐ。
「俺はキングをやる。ルーカスとラファエルは周りの雑魚をお願いできるか?」
「「了解」」
「そうだ、支援魔法かけとくね。」
ホーリーシールドとエレメンタルプロテクトをウィルとルーカスにかけた。
「よし、いくぞ!」
「「おう!」」
ウィルは真っ直ぐキングに向かって走り出した。
『キキィッ!!』
ゴブリンがウィルに目掛けて走り出した。
ゴブリンメイジは呪文を唱え始めた。
「させるか!」
ルーカスはナイフをゴブリンメイジ目掛けて投げた。
『ギィッ!!』
ゴブリンメイジはナイフを躱したが、呪文が中断されたようだ。
「ラファエルくん!今のうちにメイジを!」
「はい!」
ルーカスはそう言うと、探検でゴブリンに向かって走り出した。
「ゴブリンメイジは…1…2…3…6体いる!それなら…ホーリーアロー!!」
無数の光の矢をゴブリンメイジに目掛けて発射した。
『ギギャァ!!』
今ので6体中5体仕留められたようだ。
残り1体は矢を受けつつも、致命傷を躱していたようだった。
「それなら…ホーリーレイ!!」
覚えたばかりの新しい魔法を使ってみた。
掌に光が集まると、太い光線が発射された。
『ギャア!!』
光線に当たるとゴブリンメイジは焦げ死んだ。
辺りを見渡すと、ウィルはゴブリンキングと、ルーカスは周りのゴブリンとまだ戦闘をしていた。
ルーカスはゴブリンの数に苦戦しているようだったが、ホーリーシールドで怪我はしていないようだ。
「ルーカスを先に助けよう!」
ルーカスの周りにいるゴブリンに狙いを定める。
「ホーリーレイ!!」
手から発射された光の光線がルーカスの周りにいたゴブリンを焼き尽くした。
「あ、ラファエルくんありがとう!今の凄いね!」
ルーカスが少し驚いていた。
『ギャアアア!!!』
その時、ウィルの方から悲鳴が聞こえた。
どうやらウィルの方も決着がついたようだ。
「ふぅ、なんとか倒せたな!」
その時、奥のドアが開いた。
奥には階段があり、このまま31階に行けそうだ。
「よし、じゃあ31階に行くか!」
「「はーい」」
今のボス戦でどれくらいポイントが増えたのか、見てみた。
パーティポイント 7305P
個人ポイント 2203P
今の戦闘で物凄くポイントが増えたようだ。
やはり、ボス戦はポイントが多く集まるのかな?
そんな事を考えながら、先に進むのであった。




